ディズニーシーで人気と言えば「タワーオブテラー」ですよね。
ところで皆さんは、タワーオブテラーの元ネタを知っていますか?
例えば、海底2万マイルの元ネタは、フランスの冒険小説の「Vingt mille lieues sous les mers」であり、邦題では「海底2万里」となっています。
このように、それぞれに元ネタがありますが、元ネタを知らない方もいると思うので、今回はタワーオブテラーの元ネタや、原作との違いをご紹介します!
タワーオブテラーのストーリーとは?
大富豪であるハリソン・ハイタワー三世は、世界の珍しい骨董品を集めることが趣味の冒険家です。
ある日、ハイタワー三世は、奇妙な呪いの偶像と言われている「シリキ・ウトゥンドゥ」をムトゥンドゥ族から強奪してしまいます。
その後、自身が所有している「ホテルハイタワー」で、奇妙な呪いの偶像であるシリキ・ウトゥンドゥのお披露目会である記者会見を開きました。
シリキ・ウトゥンドゥには、下記8つの恐ろしい掟があるため、掟を守らなければ呪われると言われています。
2.火に近づけたり、燃やしたりしないこと
3.閉ざされた場所にしまわないこと
4.おろそかにしないこと
5.バカにしないこと
6.埋葬したり、捨てたり、他の人に譲渡したりしないこと
7.放置しないこと
8.そして何より、恐れること
しかし、ハイタワー三世は呪いなど信じていません。
ハイタワー三世は、奇妙な呪いの偶像をホテル最上階にある自室に飾ろうと、エレベーターに乗り込みました。
突然、激しい稲妻がホテルに落ちて停電していまい、ハイタワー三世が乗っていたエレベーターは、上昇中でしたが一気に一階まで落下していまいます。
落下したエレベーターの中には、ハイタワー三世の帽子と、奇妙な呪いの偶像であるシリキ・ウトゥンドゥが残されていたのです。
ハイタワー三世の手掛かりは見つけられず、消息不明のままです。
奇妙な事件以来、ホテルハイタワーは閉鎖されてしまい、「タワーオブテラー(恐怖のホテル)」と人々は呼ぶようになりました。
さらに月日は流れ、閉鎖されてしまっていたホテルは、ニューヨーク市の保存協会によって、ホテルの見学ツアーが開催されることになりました。
見学ツアーの参加者であるゲストが、ハイタワー三世の事件の謎に迫るために、ホテルの最上階にある彼の部屋に、業務用のエレベーターで向かうのです。
タワーオブテラーの元ネタとは?
タワーオブテラーの元ネタになっているのは、アメリカの長寿ミステリー番組である「トワイライトゾーン」です。
トワイライトゾーンは「世にも奇妙な物語」のモデルにもなった番組です。
アメリカやパリのパークにも「トワイライトゾーン・タワーオブテラー」といい、同じようなアトラクションがあります。
トワイライトゾーンの番組内の雰囲気を味わうことができる演出となっています。
ディズニーシーのタワーオブテラーは、トワイライトゾーンが元ネタになっていますが、演出はオリジナルのストーリーとなっています。
タワーオブテラーの原作との違いは?
日本では、トワイライトゾーンが有名ではなかったので、「タワーオブテラー」となっています。
また、オリジナルキャラクターである奇妙な呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪いと設定しています。
原作では、ロサンゼルスにある「ハリウッド・タワー・ホテル」が舞台となっていますが、ディズニーシーでは、アメリカンウォーターフロントに位置しているため、ニューヨークになっているのです。
さらに、エレベーターに乗っていた5人の乗客が消息不明と原作ではあります。
しかし、ディズニーシーのタワーオブテラーでは、ホテルハイタワーの支配人であるハイタワー三世が、消息不明とされていることが原作との違いになります。
タワーオブテラーの元ネタはどんな物語なの?【まとめ】
タワーオブテラーの元ネタと、原作との違いをご紹介しました。
タワーオブテラーは、他のアトラクションより、ストーリーが深いです。
元ネタや原作との違いを知ることで、待ち時間で見る内装なども楽しめるのではないかと思います。
次回、タワーオブテラーに乗る時に、今までと違う視点で楽しんでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。