白神山地の12湖・青池の魅力や、おススメの散策コースを紹介していくので最後までお付き合い下さい。
世界遺産白神山地の西側に位置する十二湖は、複数の湖の総称です。
崩山から見下ろすと、12湖沼が見えたことから十二湖と呼ばれるようになりました。
白神山地の中でも人気のスポットは青池だと思います。コバルトブルーに輝き木が見えるほど透明で、インクを流したような鮮やかな青の湖面が神秘的です。
青池をはじめ、白神山地内に点在する美しい池をブナ林の中を歩きながら散策するコースなど色々あるので後ほど紹介します。
白神山地の12湖とは?
白神山地の西側に位置する十二湖は、江戸時代(1704年)に、この場所を襲った大地震によって、沢がせき止められ地盤が陥没して形が作られたと言われています。
その時にできた湖沼は33数えましたが崩山の中腹から眺めると、小さい池は森の中に隠れてしまい、大きな池だけが12見えたことから十二湖と言われるようになりました。
広大なエリアに、大きさがさまざまな33の池と、天然のブナ林とする白神山地の木々や植物で形成される森林の中で、野生の動物や野鳥、昆虫など大昔から豊かな生態系を育んでいます。
十二湖は白神山地の中でも最も春が早く訪れます。4月1日から「十二湖線」道路が開通して遊歩道の雪も4月中旬にほとんど無くなり「山野草」が一気に咲き始まるのがこの時期です。ブナは4月下旬くらいに芽咲き始め、5月には新緑最盛期となります。
十二湖エリアに入れるのは、4月~11月です。新緑や紅葉の季節は、トレッキングに人気のシーズンです。12月~3月は十二湖へ続くゲートが閉鎖され車が通行止めになります。
個人での散策はできませんが、ガイドさんが同行なら大丈夫なので、雪景色を観賞したい人は問い合わせてみて下さい。
白神山地12湖 青池魅力
世界遺産自然遺産白神山地の広大なブナの森に、湖沼が点在する十二湖の中でも人気の場所は青く澄んだ水面が幻想的な青池です。
ウッドデッキの遊歩道から眺めることができ、魚が見えるほど透明な水面に太陽が差し込むと、まるで青インクを流し込んだような色鮮やかで、神秘的な景色が広がります。
観賞のベストタイミングは午前11時頃で、午前中は明るいブルー、午後は濃いブルーを見る事ができます。
早朝や夕方に行くと日陰で、透明感がイマイチで、逆に日が高すぎても、光線が強すぎたために、被写体の周辺がぼやけて不鮮明になり見にくいので、新緑シーズンで晴れた日の11時頃がオススメです。
白神山地12湖 オススメ散策コース
*世界遺産の径 ブナ林散策道
白神山地の自然環境、ブナ林を手軽に体感できる散策コースです。早春、雪がまだ歩道に残る時期から散策できます。春・夏・秋を通して日本海型ブナ林と、その林床植物を観察できる格好の領域です。ほどよく整備された歩道は周回型でショートカットができるコースもあります。(所要時間約1~2時間)1周約2km
*暗門渓谷ルート
暗門川は、岩木川の支流で三つの大きな滝がかかり、その名前は「暗門の滝」です。
地元では観賞上価値が高い土地として知られ、古くから多くの探訪者が訪れる人気のスポットです。
道は暗門の滝入口から、良く整備された暗門川の溪畔を伝い、最初の第3の滝から第2の滝、そして一番上の第1の滝へと至ります。
暗門の滝入口➡暗門第3の滝➡暗門第2の滝➡暗門第1の滝
(約45分) (約10分) (約15分)
第2の滝~第1の滝は歩道としての整備しておりません。上級者向けの登山ルートとなるので、ガイドさんに同行してもらうほうが良いです。
白神山地の12湖【まとめ】
白神山地12湖・青い池の魅力やオススメの散策コースを紹介してきました。
多少説明不足もあるかと思いますけど、おわかり頂けたのではないかと思います。
一つ補足ですけど、暗門渓谷ルート紹介しましたけど、冬期閉鎖になっていますのでご注意ください。
散策コースは、冬期閉鎖の所が多いので要確認でお願いします。