以前、バスガイドとして修学旅行の生徒さんたちのご案内をしていたことがあります。
随分昔のことだけど……。
金閣寺はよく、旅行スケジュールの最終日に組まれていることが多かったのですが、なかにはグループ行動でタクシーの運転手さん自ら案内されていたケースもありました。
でも混雑していると順路に沿って進まなければいけないので、少し時間もかかる気もしましたが、学生さんは30分〜40分くらいの滞在時間が組まれていました。
今回は、金閣寺の滞在時間の目安や見どころを詳しくご紹介します!
初めて金閣寺を訪れるという人はもちろんですが、以前行ったことはあるけどゆっくり見られなかったという人も見どころのポイントも細かくお伝えします。
どうぞ最後までお付き合いくださいね。
Contents
金閣寺の滞在時間はどれくらい?
滞在時間の目安は、サッと見るだけでも40分くらいはかかります。
たっぷりと時間をかけて拝観したいときには、1時間〜1時間30分が目安となるでしょう。
金閣寺は順路に沿って進まなければなりませんので、観光客が多いときは混雑する場合もあり、進む速さもスローペースになるかもしれません…。
金閣寺に限らずですが、人気のスポットは人で埋め尽くされてしまいますね。
そうすると滞在時間は、混み具合で左右される場合もあるかもしれません。
もしも、ほかの観光名所もスケジュールに組み込まれているのであれば、見るポイントを決めて拝観するのもひとつの方法かも!
やはり、時間をかけてしっかりと金閣寺を拝観したい場合は、滞在時間を1時間〜1時間30分にすると、余裕をもって楽しめることでしょう。
金閣寺には売店などもありますので、混み具合によっては滞在時間が前後する可能性もあるかもしれません!
先ほどもお伝えしたように、見るポイントをある程度決めておけば少々混んでいたとしても、スケジュールを調整しながら拝観できると思います。
金閣寺の見どころ4選
※金閣(舎利殿)・鏡湖池(きょうこち)
やはり一番の見どころは何といっても、金閣(舎利殿)ですね!
鏡湖池に浮かぶ金閣が少しずつ姿を現してきます。
歩き進んでいくとベストなアングルにたどり着くので、必ず記念撮影を!
天気や季節によってはインスタ映えすること間違いないでしょう!
ここは、いちばん人が集中する場所なので周りにも気を遣いますが、ベストショットを狙ってみてくださいね。
※竜門滝(りゅうもんたき)・鯉魚石(りぎょせき)
高さ2.3mほどの滝です。
滝の下には、鯉に似せたといわれる「鯉魚石」が置かれ、鯉が滝を登るさまをあらわしているとのこと。
また、登りきれば鯉は竜に変わるという中国の故事にちなんで、鯉魚石が置かれました。
こちらの滝は出世や昇進ができるパワースポットとしても知られていますよ。
仕事でバリバリ頑張りたい人はこちらで願ってみてはいかがでしょうか?
※夕佳亭(せっかてい)
南天の床柱と萩の違い棚で有名です。
床柱はまっすぐなイメージですが、南天の木で作られた床柱はぐにゃぐにゃとしているので、一目でわかるはず!とても珍しいですよ!
萩の違い棚は、形状が三角形に作られていることが珍しいようで、一般的な違い棚と比べてみる価値はあり!!どんなふうに作られているのでしょうか?
夕佳亭から金閣にうつる夕日が特にキレイということで、夕焼けに遭遇したらラッキーですね‼
※不動堂
ご本尊は石造不動明王で、「目」にご利益があるお不動様として有名です。
ご本尊は秘仏のため普段は見ることができませんが、毎年2月3日(節分)と8月16日(五山の送り火)に特別開扉されます。
かつて、西園寺家がまだ土地を所有していたころに建てられ、大変歴史の深いお堂になります。
参拝料は無料ですので、ぜひお参りしてくださいね。
金閣寺の「豆知識」
金閣寺に拝観すると、必ずパンフレットと一枚の御札をいただきます。
「金閣舎利殿御守護」と書かれた御札ですが、この御札はどうしたらよいの?という意見も少なくありません。
御札は「不要なお札の返礼箱」というものが設けてありますので、拝観が終わった後に返礼するのもよいと思いますし、仮にゴミとして処分してしまったことになっても、決してバチなどは当たりませんのでどうかご安心くださいね。
記念に残しておくのもよし、床の間に飾るのもよし、くれぐれも金閣寺境内の夕佳亭の床の間には飾らないでくださいね~。
金閣寺の滞在時間【まとめ】
混み具合にもよりますが、たっぷりと金閣寺を満喫したい人は1時間〜1時間30分が滞在時間の目安になると思います。
冒頭でもお伝えしましたが、売店や茶屋もありますので時間があれば是非、立ち寄ってみてくださいね。
金閣寺のみどころ4選は
①金閣(舎利殿)・鏡湖池
②竜門滝(りゅうもんたき)・鯉魚石(りぎょせき)
③夕佳亭(せっかてい)
④不動堂
金閣寺の見どころですので、お見逃しなく!!
そして、拝観のときにいただく御札は、返礼箱を利用してもよし、旅の思い出に残しておいても大丈夫です。
ちなみに私はというと…他の御札と一緒に地元の神社に返礼しました。
ついついピカピカの金閣だけを見がちですが、是非ご紹介した場所もゆっくりと見てみてくださいね。
新たな発見があるかもしれませんよ!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。