沖縄美ら海水族館といえばジンベエザメが有名ですが、実はもう一つの名物が「イルカ」たち。
水族館に隣接する「オキちゃん劇場」や「イルカラグーン」では、オキゴンドウやバンドウイルカをはじめとする個性豊かなイルカたちが、ショーや体験プログラムで大活躍しています。
中には国内で唯一飼育されている種類や、繁殖に成功した貴重な個体も。
この記事では、美ら海水族館で会えるイルカたちの名前や種類、ショーや餌やり体験の最新情報まで、2025年時点の情報に基づいて詳しく紹介します。
イルカ好きの方はもちろん、はじめて訪れる方にも役立つ情報満載でお届けします!
美ら海水族館の関連記事一覧
美ら海水族館のイルカたちはどこで見られる?

沖縄美ら海水族館のイルカたちは、水族館本館の建物内ではなく、屋外エリアにある「オキちゃん劇場」と「イルカラグーン」で暮らしています。
どちらも無料で入場できる開放エリアにあり、水族館のチケットがなくても見学することができます。
館内を見学した後に立ち寄るのも良いですし、「イルカだけ見たい」という目的で訪れる観光客も多く、沖縄旅行の定番スポットとなっています。
オキちゃん劇場とは?場所・アクセス
「オキちゃん劇場」は、美ら海水族館の敷地内にあるイルカショー専用のスタジアムです。
約800人が収容できる観覧席があり、毎日5回のイルカショーが開催されています。
青い海を背景にジャンプやスピンを繰り広げるイルカたちのパフォーマンスは圧巻で、観光ガイドでも必ず紹介される人気施設です。
場所は水族館出口から徒歩約5分。
海洋博公園内を周回している「遊覧車」を利用すれば、「3.オキちゃん劇場」で下車するだけでアクセス可能です。
イルカラグーンとは?施設の特徴と開放時間
「イルカラグーン」は、イルカたちが暮らす広い屋外プールエリアです。
飼育員によるトレーニングや餌やりの様子を間近で見られるため、ショーとは異なる自然な姿を観察できます。
イルカたちがリラックスしている時間帯もあり、より生活に近い行動を見られるのが魅力です。
イルカラグーンでは、有料の餌やり体験や撮影プランも実施されており、ファンには見逃せないスポットです。
美ら海水族館のイルカの種類と名前一覧(2025年版)
沖縄美ら海水族館では、世界中の温暖な海に生息する5種類以上のイルカを飼育しており、その中には日本国内で唯一展示されている珍しい種も含まれています。
個体ごとに名前や性格も異なり、観察しているだけでも楽しく、ショーや体験プログラムの理解も深まります。
オキゴンドウ|迫力満点の「シャチモドキ」

全長6m近くにもなる大型のイルカで、黒く丸い頭部と強靭なアゴを持ち、マグロのような大型魚も食べることから「シャチモドキ」とも呼ばれています。
美ら海水族館では国内唯一の繁殖成功例が記録されており、現在も複数の個体が飼育されています。
代表的な個体名
- ゴンちゃん(最年長のベテラン個体。ショーでも活躍)
- ティダ(オス。落ち着いた性格)
- モモ(メス。ティダのパートナー)
- ライズ(ティダとモモの子ども。新たに加わった若いオキゴンドウ)
ミナミバンドウイルカ|オキちゃんの仲間

バンドウイルカに似ていますが、口先が細長く、お腹に黒い斑点模様があるのが特徴です。
国内で唯一の飼育施設が美ら海水族館であり、名物イルカショーの「オキちゃん劇場」の名前の由来にもなった「オキちゃん」もこの種類です。
代表的な個体名
- オキちゃん(国内最長飼育記録を更新中のアイドル)
- サミ(オキちゃんの娘。国内初の繁殖成功個体)
バンドウイルカ|世界で一番飼育されているイルカ

太く短い口先と人懐っこい性格で、水族館のイルカショーでも最もよく見られる種類です。
日本近海にも広く分布し、美ら海水族館でも繁殖例があります。
ショーではアクロバティックな動きが得意な個体も多く、観客の目を楽しませてくれます。
代表的な個体名
- マール(ひとなつこく、観客にも人気)
- イブ(おもちゃ遊びが好きなマイペース型)
シワハイルカ|沖縄近海に生息する珍種

歯に細かいシワがあることからこの名がついた、あまり見かけない珍しいイルカです。頭部から口先にかけての境目がなく、丸みを帯びたユニークな顔つきが特徴です。
美ら海水族館ではショーにも登場する機会があり、その素早くしなやかな動きが見どころです。
代表的な個体名
- さくら(小柄ながら活発で気が強い個体)
ユメゴンドウ|全国でもここだけ!

世界の熱帯〜亜熱帯海域に生息するイルカですが、飼育例が非常に少なく、生態についても詳しいことがわかっていません。
美ら海水族館は国内唯一の飼育施設であり、見られるだけでも貴重な体験です。頭が丸く、口先がない独特の姿が特徴です。
※2025年現在、個体名の一般公開は確認されていません。
【現在非展示】マダライルカについて

体中に黒と白の斑点模様がある美しいイルカで、沖縄近海でも多く見られる種類ですが、水族館での飼育は非常に珍しいです。
美ら海水族館でも過去に展示されていましたが、現在は展示されていません。
2020年頃までマダライルカの「リラ」もショーで活躍していましたが、現在は展示されておらず、詳細は公表されていません。
死亡や移動の有無も含めて、2025年現在、公式には発表されていない状況です。
イルカたちの名前と特徴まとめ(一覧表)
種類 | 個体名 | 特徴 |
---|---|---|
オキゴンドウ | ゴンちゃん | 最年長のベテラン個体 |
オキゴンドウ | ティダ | 落ち着いた性格のオス |
オキゴンドウ | モモ | メスでティダのパートナー |
オキゴンドウ | ライズ | モモとティダの子ども。若手 |
ミナミバンドウイルカ | オキちゃん | 国内最長飼育記録を更新中のアイドル |
ミナミバンドウイルカ | サミ | オキちゃんの娘。繁殖成功個体 |
バンドウイルカ | マール | 人懐っこく、ショーにもよく登場 |
バンドウイルカ | イブ | おもちゃ遊びが好きなマイペースな個体 |
シワハイルカ | さくら | 小柄で気が強い性格 |
ユメゴンドウ | (名称非公開) | 国内唯一の飼育個体で情報は少ない |
マダライルカ | ― | 現在は展示されていない |
イルカショーを楽しむならオキちゃん劇場へ!
沖縄美ら海水族館では、隣接する「オキちゃん劇場」でイルカショーを毎日開催しています。
海を背景に、ジャンプやスピンなどのダイナミックなパフォーマンスが繰り広げられ、観覧は無料。
水族館のチケットがなくても楽しめる開放エリアです。
ショーには、オキゴンドウ・バンドウイルカ・ミナミバンドウイルカ・シワハイルカなどが登場し、音楽に合わせた多彩な演技を見せてくれます。
【イルカショーの概要(2025年)】
- 場所:オキちゃん劇場(美ら海水族館出口から徒歩約5分)
- 所要時間:約15分
- 開催時間:10:30/11:30/13:00/15:00/17:00
- 料金:無料(入場券不要)
使用される楽曲やイルカの種類など、詳細な内容については以下の公式ページをご覧ください。

写真好き必見!イルカとの記念撮影プラン
沖縄美ら海水族館では、イルカたちと一緒に記念撮影ができる有料プログラム「イルカと一緒に撮影タイム」も人気です。
オキちゃん劇場のプール前で、アクリル越しにイルカが近づいてくれるチャンスがあり、思い出に残る1枚をプロカメラマンが撮影してくれます。
イルカ体験学習|土日祝限定のふれあいプログラム
イルカへの給餌やふれあい、飼育員の解説、記念撮影がセットになった事前予約制のプログラムです。
- 実施日:土日祝限定(①9:15~10:00/②16:00~16:45)
- 料金:15,000円/グループ(最大5名)
- 対象:小学生以上(小学生3人につき保護者1名必要)
- 予約:開催日30日前のAM10:00より、アソビューから事前予約
- 場所:イルカラグーン周辺(屋外/バックヤード)
当日は濡れても良い服装・水筒・帽子など熱中症対策グッズを持参しましょう。

プレミアムイルカ飼育体験|日曜限定の裏側体験
さらに濃密な体験を求める方には、**日曜限定の「プレミアムイルカ飼育体験」**がおすすめです。通常は入れないオキちゃん劇場の裏側に入り、飼育員と一緒にエサの準備やステージ体験を行います。
- 実施日:毎週日曜日(14:00~16:00)
- 定員:1日3名限定(小学3年生以上)
- 料金:15,000円/1名(7〜10月)、それ以外は11,000円
- 予約:開催日30日前よりアソビューで受付
- 特典:オリジナルキャップ or フェイスタオルのノベルティ付き
より深い学びや特別な思い出を作りたい方にぴったりの内容です。
イルカたちに会いに行こう【まとめ】
沖縄美ら海水族館では、ジンベエザメだけでなく、個性豊かで貴重なイルカたちにも会うことができます。
中には日本国内でここでしか見られない種類や、繁殖に成功した記録を持つ個体もいて、まさに”生きた海の博物館”。
ショーや餌やり体験、記念撮影、有料プログラムなど、楽しみ方も多彩です。さらに、イルカたちの暮らす「オキちゃん劇場」や「イルカラグーン」は無料で入場可能な開放エリア。チケットがなくても気軽に立ち寄れるのも嬉しいポイントです。
沖縄旅行の際には、美ら海水族館本館だけで満足せず、ぜひイルカたちにも会いに行く1日を計画してみてください。
ジャンプ、鳴き声、アイコンタクト…イルカたちの魅力にきっと心を動かされるはずです。