仙台うみの杜水族館には、世界中から集まった5種類のペンギンたちが暮らしています。
泳ぎの得意なジェンツーペンギンや、岩場を跳ねるミナミイワトビペンギンなど、どの種類にも個性的な魅力があり、つい見入ってしまいます。
さらに、実際に訪れてみると驚くのは「ペンギンとの距離の近さ」。
イベントに参加しなくても、ここまで間近で観察できる水族館はなかなかありません。
タイミングが合えば、ごはん待ちで整列している姿や、背泳ぎを披露するユニークな個体にも出会えるかも?
本記事では、うみの杜水族館で見られるペンギン5種類の特徴やイベント情報に加え、実際に訪れて感じた魅力や体験談も交えてご紹介します。
ペンギン好きな方はもちろん、初めて訪れる方にも役立つ情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください!
仙台うみの杜水族館にはペンギンが何種類いるの?

左からケープペンギン/フンボルトペンギン/オウサマペンギン/ミナミイワトビペンギン/ジェンツーペンギン
仙台うみの杜水族館では、世界中のペンギンの中から5種類のペンギンたちが暮らしています。
種類によって模様や大きさ、鳴き声、泳ぎ方までそれぞれ違いがあり、観察するだけでも楽しいポイントがたくさんあります。
ここでは水族館で会える5種のペンギンたちを、わかりやすくご紹介します。
名前・学名・英名 | 特徴 |
---|---|
ケープペンギン Spheniscus demersus African penguin | 南アフリカ沿岸に生息。 黒い帯模様とピンク色の目の上の皮膚が特徴。 人に慣れやすく、イベントにも登場。 |
フンボルトペンギン Spheniscus humboldti Humboldt penguin | 南米沿岸に生息。 くちばしの模様や胸のラインでケープペンギンと見分けられる。 餌やりイベントでも登場。 |
オウサマペンギン Aptenodytes patagonicus King Penguin | ペンギン界で2番目に大きい。 オレンジ色の模様と気品ある立ち姿。 足の上で卵を温める独特の育児方法。 |
ミナミイワトビペンギン Eudyptes chrysocome Southern Rockhopper Penguin | 黄色い飾り羽と飛び跳ねるような動きが特徴の小型ペンギン。 名前の由来にも。 |
ジェンツーペンギン Pygoscelis papua Gentoo Penguin | 白い頭のラインと黄色い足が特徴。 最高時速36kmの泳ぎが得意なスイマー。 石を集めて巣を作る。 |
仙台うみの杜水族館では、ペンギンにふれあえるイベントが大充実!

仙台うみの杜水族館では、ペンギンを“見るだけ”では終わりません。
ペンギンたちとふれあったり、ごはんをあげたり、一緒に写真を撮ったりできる体験型のイベントが充実しています。
ここでは現在開催されている主なペンギンイベントをご紹介します。
ペンギンフレンドリータイム
海獣ひろばで行われる人気イベント。
ペンギンがカートに乗って登場し、目の前で観察したり、触れ合ったりできます。
運がよければ、ペンギンと目が合うかもしれません。記念撮影コーナーもあり、撮影は有料でプロが対応してくれます。
- 開催場所:海獣ひろば
- 所要時間:約15分
- 料金:参加無料(写真購入は有料)
- 2L写真のみ:1,000円
- 2L写真+フォトデータ:1,300円(※データ単体での販売はなし)
ペンギンフィーディングタイム in 海獣ひろば
アクリル越しにイカナゴを与えられる、餌やり体験プログラムです。
ペンギンの食いつきっぷりが間近で見られるので、お子さまにも大人気です。
- 開催場所:海獣ひろば
- 所要時間:約15~25分(※日によって変動あり)
- 料金:300円/1杯
- 参加方法:当日先着順、海獣ひろば風除室の券売機にて参加券を購入
ペンギンフィーディングタイム in うみの杜ビーチ
うみの杜ビーチの「PENGUIN LIFE–海コーナー」で行われる餌やり体験。
ペンギンたちの活発な様子が観察できます。
特に食事中は、普段とはまったく違う勢いのある動きが見られて新鮮です。
- 開催場所:うみの杜ビーチ
- 所要時間:約5~10分(※日によって変動あり)
- 料金:300円/1杯
- 参加方法:当日先着順、エントランスの券売機にて参加券を購入
ペンギンライフツアー
飼育スタッフが「PENGUIN LIFE」の展示場内を案内してくれるガイド付きツアー。
ペンギンの生態や暮らしについて学べるだけでなく、一緒に記念撮影もできます。
教育的な要素とふれあいの両方が楽しめる、満足度の高いイベントです。
- 開催場所:うみの杜ビーチ –PENGUIN LIFE–
- 所要時間:約30分
- 料金:1,000円(税込)
- 定員:10名/回
- 参加条件:9歳未満は保護者同伴(有料)/自立歩行が可能な方限定
ペンギンエッグアート
ちょっと変わった体験型イベント。
ケープペンギンの擬卵(レプリカ)に絵を描いて、オリジナルのエッグアートを作れます。
小さなお子さんにも人気のあるクラフト系イベントです。
- 開催場所:1Fレクチャールーム
- 所要時間:約20分
- 料金:800円
- 受付:1F総合案内横で当日受付
イベント参加の流れと混雑を避けるコツ
仙台うみの杜水族館のペンギンイベントは、どれも人気が高く、週末や連休には早い時間に受付終了となることも。
せっかく行くならしっかり楽しめるように、参加方法と混雑回避のポイントをチェックしておきましょう。
イベントの申し込みは「当日先着順」が基本
ペンギンのイベントはすべて「当日現地での受付制」です。
事前予約はできないため、当日の早い時間帯に水族館へ到着し、券売機で参加券を入手するのが確実です。
- 「ペンギンフィーディングタイム in 海獣ひろば」:海獣ひろば風除室の券売機で受付
- 「ペンギンフィーディングタイム in うみの杜ビーチ」:エントランスの券売機で受付
- 「ペンギンライフツアー」:プログラム受付で先着順受付
- 「ペンギンエッグアート」:1F総合案内横で受付
※ペンギンフレンドリータイムは参加無料・受付不要ですが、開催時は周囲が混雑するため早めの移動がおすすめです。
混雑を避けるなら「平日午前」が狙い目!
土日や大型連休は家族連れでにぎわい、イベントの定員がすぐに埋まってしまうこともあります。
もし可能であれば、平日の午前中に来館するのがベストタイミングです。
とくにペンギンはごはんの時間帯(午前~昼前)が一番活発に動くので、観察や撮影のチャンスも広がります。
イベント時間は日によって変わる場合も
公式サイトにはイベントスケジュールが記載されていないこともあります。
現地のアナウンスやスタッフの掲示板などで、その日その時の正確なスケジュールを確認しましょう。
タイミングによっては複数のイベントが近い時間に重なることもあるため、先に希望の体験を選び、参加券の購入を済ませてから他の展示を見るのが効率的です。
実際に行ってきました!うみの杜水族館でペンギン三昧してきた話
先日、仙台うみの杜水族館に行ってきたのですが…気づいたらペンギンエリアでほぼ一日過ごしてました🐧。
それくらい見どころが多くて、楽しくて、そして癒されました。
ペンギンが、近い。とにかく近い。
まずびっくりしたのが、ペンギンとの距離感。
「水族館ってこんなに近くで見られたっけ?」と戸惑うレベル。
ガラス越しとはいえ、ほぼ目の前まで来てくれて、つぶらな瞳でこっちをじーっと見つめてくる子も…。
SNSでもよく「超接近できた」「この上ない幸せ」って声が出てますが、本当にその通り。
季節や時間帯によっては、さらに近くに来るイベントもあるようで、運が良ければペンギンたちの”いただきます整列”も見られるかも?
背泳ぎするやつ、いた。
ペンギンプールで泳ぎを眺めていると、まさかの背泳ぎしてるペンギンが登場。
「溺れてる!?」と思ったけど、完全に本人(本ペン?)は楽しそうで、泳ぎ終わった後の姿勢が人間ぽいという謎のギャップに笑ってしまいました。
個体差なのか、その子の得意技なのかは不明だけど、あのゆる〜い背泳ぎはまた見たいです。
ペンギンは冬が一番元気?
これは人によると思いますが、寒い時期に行った方が「ペンギンらしさ」は感じやすいかもしれません。
雪が少し残っていた日、ペンギンたちは本当に元気いっぱいで、ツヤツヤした羽をふるわせながら泳ぎ回ってました。
中には石段を降りてくるペンギンもいて、なんとも言えない可愛さ…。
東北という立地もあって、冬限定のパレードや屋外展示がある場合も。寒いのが苦手でなければ、ぜひ冬に行ってみてください。
雨の日は…意外とチャンス?
雨の日に訪れた方の中には「ペンギンツアーに自分ひとりだけが参加」というレア体験をされた方もいるそうです。
飼育員さんの話を独占で聞けて、ペンギンも独り占め状態って…正直うらやましすぎますね。
「混んでる日はちょっと…」という方は、あえて雨予報の日に行ってみるのもアリかもしれません。
まとめ|見るだけじゃなく、感じるペンギン体験
仙台うみの杜水族館のペンギンたちは、ただ眺めて癒されるだけでなく、イベントや偶然のふれあいを通じて“心に残る存在”になってくれる、そんな不思議な魅力がありました。
イベントに参加してもしなくても、ペンギンたちの姿勢や表情から、いろんなことを感じられると思います。
もし次に行くなら、また別の季節に会いに行きたいなと思える、そんな素敵な場所でした。