北海道函館市にある五稜郭というお城は、星形をしておりとても印象的です。
隣接する五稜郭タワーからはその全貌が見渡せ、四季折々の美しい景色をみせてくれます。幕末から明治にかけては戊辰戦争最後の地となった五稜郭は歴史ファン憧れの地と同時にパワースポットとしても注目をされています。今回は、五稜郭がなぜパワースポットといわれるのか、星形の理由などを調べていきます。
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なぜ五稜郭がパワースポットと注目されているの?
五稜郭は日本のお城では珍しい五角形をした星形の城郭をしています。この星形が五芒星(ごぼうせい)にもみえるということから、安倍晴明が創った陰陽道に用いていた祈祷呪符(きとうじゅふ)のひとつに繋がっていきます。
五芒星はあらゆる魔除けの呪符として重宝されていました。呪符とは、悪霊や邪悪な災いを防いだり、幸運などラッキーなことをもたらす物です。五芒星の形をしたものを持っていると、こういったパワーが受けられるということです。
なので、五稜郭に行くとそのパワーが受けられる、というのがパワースポットと言われる理由ですね。五稜郭は東京ドーム3個分ほどの大きさはあるのでそのパワーは絶大、かもしれません。
なぜ五稜郭は五芒星の形をしているのでしょうか?
五稜郭は江戸幕府によって、1857年(安政4年)に築城されました。その頃は、江戸時代から明治新政府へと時代が移り変わる過渡期で、フランス海軍の助言を得て設計され築城されました。
五芒星の形は、16世紀のヨーロッパの要塞都市をモデルとされ、星形となっている凸の部分が敵からの砲撃の死角を無くすために有効でした。幕末時代に海外からの攻撃から函館、北海道の地を守るという理由のもと五稜郭は造られたのですね。
函館には他にもパワースポットはあるの?
函館には、五稜郭の他にもパワースポットといわれる所がありますのでご紹介しましょう。
湯倉神社
サイトはこちら→https://www.yukurajinja.or.jp/
松前藩4代藩主である松前高広が幼少の頃難病を患い、家来が発見した温泉で湯治させ難病は完治したと言われています。これに感謝の気持ちを込めて社殿を再建したそうです。
箱館戦争では榎本武揚が負傷した兵達の療養をさせたと言われています。松前藩は江戸時代から北海道の地を統治してきた藩です。そのお殿様が再建した神社にもなにかしらのパワーが宿っていそうですよね。
函館八幡宮
「延命桜」と呼ばれる桜があります。2004年9月8日に台風18号の強風によって桜の2/3が折れてしまいました。残りの木を取り除こうとしたら、小枝に季節外れの花が咲いていることがわかり、養生と手入れを行った結果、毎年花を咲かせるようになりました。この根性桜のパワーを思いっきり浴びてみたいですよね。
サイトはこちら→ https://hokkaidojinjacho.jp/%E5%87%BD%E9%A4%A8%E5%85%AB%E5%B9%A1%E5%AE%AE/
船魂神社
函館の港「巴港」を見下ろす函館山の麓に鎮座する北海道最古の神社です。船の守護神、海上安全、大漁祈願、交通安全、開運導きの神様として崇敬されています。源義経を津軽海峡の海難から助け、この地に導いたとされる伝説も残っています。北海道最古、という歴史を感じるところがパワーの源になっていそうですね。
サイトはこちら→https://www.funadama.com/
五稜郭はパワースポットなの?なぜ星形なのかその理由を徹底解明!【まとめ】
五稜郭はパワースポットといわれる理由、なぜ星形なのかなどを調査してきました。五稜郭タワーからは津軽海峡や函館山がみえるなど自然のパワーも多く受け取れそうです。
自分が訪れたときは7月ちょっと薄曇りでしたが、本州ではみられない景色と五稜郭の五芒星の形には感動して心が洗われたような気持ちになりました。遠くまで来てよかったと思えました。それがパワーを貰う、ということなのかなあと思ったりしています。五稜郭からたくさんのパワーを貰えたら、いろんなことに頑張ろう!と思えるかもしれませんね。