ディズニーシーの中央にそびえる大きな山「プロメテウス火山」。
迫力ある噴火演出でパークのシンボルとして有名ですが、実際にはどんな意味を持つ山なのでしょうか?
この記事では、プロメテウス火山の名前の由来やモデルになった山、高さや噴火の仕組みまで詳しく解説します。
また、サジェストで話題の「ミッキー型の炎」についても紹介しますので、次回ディズニーシーを訪れる際の豆知識としてお役立てください。
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ディズニーシーの火山の名前は何?

ディズニーシーの中央にそびえる大きな山の名前は「プロメテウス火山」と言います。
ディズニーシーを訪れたことがある人なら、パークに入った瞬間、まず目に飛び込んでくるこの火山の姿に圧倒された経験があるのではないでしょうか。
プロメテウス火山は、東京ディズニーシーのシンボルとしてデザインされた人工の山です。
シーの世界観である「冒険と発見の海」を象徴しており、火山活動が活発な神秘的なエリアとして設定されています。
実際には火山ではありませんが、そのリアルさから多くのゲストが「本当に噴火しているのでは?」と感じるほど。
パークの中心に位置しているため、どこからでも目に入る存在感抜群のランドマークです。
プロメテウス火山の名前の由来は?

プロメテウス火山という名前には、実はギリシア神話が深く関わっています。
「プロメテウス」とは、ギリシア神話に登場する神様の名前です。
彼は天界の火を人間に与えたことで知られており、人類に文明や発展をもたらしたと伝えられています。
そのため、プロメテウスは「火(炎)の神様」とも呼ばれています。
ディズニーシーの火山にこの名前がつけられた理由は、火山の炎とプロメテウスが人間に与えた火が重なることからです。
火を象徴する神様の名前を冠することで、冒険や発見、文明の発展といったディズニーシーのコンセプトにもぴったり合っています。
また、プロメテウスは単に火を与えただけでなく、人類に知恵を与えた存在とも言われています。
そのため、未知の世界を探検し、新しい知識を得るというディズニーシーの世界観とも深くリンクしているのです。
プロメテウス火山のモデルになった山は?

プロメテウス火山には、実際にモデルとなった山があります。
それがイタリア南部、ナポリ近郊にある「ヴェスヴィオ火山」です。
ヴェスヴィオ火山は、古代ローマ時代に大噴火を起こし、ポンペイやヘルクラネウムといった都市を一瞬で灰に埋め尽くしたことで有名です。
この大噴火は紀元79年に起こり、歴史の授業などで聞いたことがある人も多いでしょう。
ディズニーシーでは、このヴェスヴィオ火山をモデルにプロメテウス火山をデザインしています。
噴煙を上げる荒々しい姿や、火山の内部を探検するという設定は、火山としての危険さと神秘性を表現するためにぴったりだったのでしょう。
現在のヴェスヴィオ火山は活動を休止していますが、火山活動への警戒は続いており、厳重な管理体制が敷かれています。
それでも、頂上からナポリ湾を一望できる絶景スポットとして観光客に人気があり、多くの人がトレッキングを楽しんでいます。
このように、実在する火山をモデルにすることで、プロメテウス火山はよりリアルで迫力ある存在としてディズニーシーの中心にそびえているのです。
プロメテウス火山の高さはどれくらい?

プロメテウス火山の高さは、約51メートルと公式に発表されています。
この51メートルという高さは、東京ディズニーシー内で最も高い建造物であり、ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城(約51メートル)とほぼ同じ高さです。
どちらもパークを象徴する存在として設計されており、高さまで合わせているのは面白いポイントですね。
ちなみに、他のディズニーパークのシンボルと比較すると、以下のようになります。
- 東京ディズニーランド|シンデレラ城:約51メートル
- 東京ディズニーシー|プロメテウス火山:約51メートル
- アメリカ ディズニーワールド|シンデレラ城:約57メートル
このように、ディズニーパークではシンボルの高さが50メートル前後で統一されていることが多く、遠くからでも見えるランドマークとしての役割を果たしています。
プロメテウス火山は、パーク全体の景観設計上も重要で、火山の噴火演出と相まって、より一層存在感を放っています。
プロメテウス火山の噴火の仕組みとは?

ディズニーシーのプロメテウス火山では、定期的に轟音とともに炎が吹き上がる噴火演出が行われています。
その迫力に驚き、思わず本当に噴火しているのではないかと感じる人もいるかもしれません。
もちろん、実際に噴火しているわけではなく、噴火演出にはプロパンガスが使用されています。
火山内部に設置されたガス噴射装置からプロパンガスを放出し、それを点火することで炎が吹き上がる仕組みです。
これにより、あのリアルで迫力ある噴火が再現されています。
また、噴火のタイミングについてキャストさんに尋ねると、「噴火は自然現象なので、いつ起こるか分からないんです。」という素敵な返答がもらえることも。
実際には、約30分~1時間間隔で噴火していることが多いようですが、ショーやパーク運営の関係で多少前後することもあります。
さらに、運が良ければ噴火した炎の中にミッキーの形をした炎(隠れミッキー)が見えることもあるそうです。
とてもレアなので、噴火の際はぜひ空を見上げて炎の形を確認してみてくださいね。
プロメテウス火山のミッキー型炎とは?
東京ディズニーシー22周年おめでとうございますっ!!
— 名波@ぐりぐら (@Gulipapa) September 4, 2023
プロメテウス火山の隠れミッキーを添えて… pic.twitter.com/0hog1ZOtzH
ディズニーシー好きの間で話題になるのが、プロメテウス火山の噴火時に現れるミッキー型の炎です。
噴火演出の際、炎が一瞬ミッキーの形に見えることがあり、これが「隠れミッキー」として密かに人気を集めています。
実際には炎の揺らめきや角度、タイミングによって見えることがあるため、毎回必ず見えるわけではありません。
SNSでも「今日はプロメテウス火山の噴火でミッキー型の炎が見えた!」といった投稿があり、運良く撮影できた人は自慢の一枚として載せています。
ただし、炎が出る時間は一瞬なので、狙って写真に収めるのはかなり難易度が高いようです。
このミッキー型の炎は公式に演出として作られているわけではなく、偶然の産物と言われています。
そのため見えたらラッキー。
まさに「隠れミッキー」らしい、夢とロマンのある現象ですね。
次回ディズニーシーを訪れた際には、プロメテウス火山の噴火をじっくり観察してみてください。
もしかすると、あなたもミッキー型の炎を見られるかもしれません。
プロメテウス火山のライトアップと夜景の魅力
昼間でも迫力あるプロメテウス火山ですが、夜になるとまた違った表情を見せてくれます。
ディズニーシーの夜景スポットとしても人気が高く、その理由のひとつがライトアップ演出です。
夜になると、プロメテウス火山は赤やオレンジ、紫などのライトで幻想的に照らされます。
昼間はリアルな岩肌と噴火の迫力が魅力ですが、夜はまるで物語の中に迷い込んだような神秘的な雰囲気に変わります。
夜のディズニーシーの景色
— mi-non (@minon0527) February 24, 2025
プロメテウス火山の夜のライトアップ好きすぎる pic.twitter.com/IUk0hUTEjT
さらに、火山の噴火演出も夜は特に映えるためおすすめです。
暗闇に突如として現れる炎と煙は、まさに大迫力。
炎のオレンジ色が周囲の海面や建物を照らし出し、よりドラマチックな景色を作り出しています。
おすすめの撮影スポットは、メディテレーニアンハーバー側から火山を正面に見上げる場所。
夜景撮影では、噴火する瞬間を狙うとより迫力ある写真が撮れるでしょう。
また、ハーバーの水面に火山のライトアップが映る様子も幻想的で美しいため、ぜひチェックしてみてください。
プロメテウス火山は、昼と夜でまったく異なる魅力を持つスポットです。
日が沈んだ後は、ライトアップされた幻想的な火山を眺めながら、ゆっくり散策してみるのもおすすめですよ。
プロメテウス火山のアトラクションは?
プロメテウス火山の内部には、ディズニーシーでもトップクラスの絶叫系アトラクション「センター・オブ・ジ・アース」があります。
このアトラクションは、ネモ船長が開発した地底走行車に乗り込み、地底世界を探検するというストーリーで展開されます。
最初は暗くひんやりとした地底を進み、不気味な生物や謎めいた景色が続くため、まるで本当に地底探検をしているかのような感覚に浸れます。
しかし途中で突如として巨大なモンスターが現れ、そこからは一転してスピードアップ。
最後は最高時速75km/hでプロメテウス火山の頂上付近まで一気に駆け上がり、そのまま外に飛び出して急降下します。
この落下部分が、ディズニーシー屈指の絶叫ポイントと言われているのです。
火山の上からディズニーシー全体を見渡せるため、特に夜に乗るとライトアップされたパークの夜景が一瞬だけ視界に広がり、感動的な体験になると評判です。
「センター・オブ・ジ・アース」は、プロメテウス火山の世界観を存分に味わえるアトラクションです。
絶叫系が得意な方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
まとめ
今回は、ディズニーシーのシンボルであるプロメテウス火山について、名前の由来やモデルとなった山、高さや噴火の仕組み、隠れミッキー型の炎やライトアップ、そして内部にあるアトラクションまで詳しくご紹介しました。
プロメテウス火山には、イタリアのヴェスヴィオ火山という実在する火山がモデルになっていたり、ギリシア神話の火の神様プロメテウスの名前が付けられていたりと、知れば知るほど興味深い背景があります。
また、昼間の迫力ある姿だけでなく、夜になるとライトアップによって幻想的な雰囲気に変わり、見る人を魅了してくれます。
ディズニーシーを訪れた際は、ただ写真を撮るだけでなく、今回紹介したような歴史や仕組みにも注目してみてください。きっと今まで以上に、パークでの時間が楽しくなるはずです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。