タワーオブテラーの元ネタ「トワイライトゾーン」とは?原作との違いも解説

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ディズニーシーの人気アトラクション「タワーオブテラー」には、実は元ネタがあることをご存知でしょうか?

アトラクションのオリジナルストーリーだけでなく、アメリカで放送されていたミステリー番組「トワイライトゾーン」が元になっているんです。

この記事では、タワーオブテラーの元ネタや原作との違いについて詳しく解説していきます。

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目次

タワーオブテラーのストーリーとは?

大富豪であるハリソン・ハイタワー三世は、世界の珍しい骨董品を集めることが趣味の冒険家です。

ある日、ハイタワー三世は、奇妙な呪いの偶像と言われている「シリキ・ウトゥンドゥ」をムトゥンドゥ族から強奪してしまいます。

その後、自身が所有している「ホテルハイタワー」で、奇妙な呪いの偶像であるシリキ・ウトゥンドゥのお披露目会である記者会見を開きました。

シリキ・ウトゥンドゥには、下記8つの恐ろしい掟があるため、掟を守らなければ呪われると言われています。

  1. 崇拝すること
  2. 火に近づけたり、燃やしたりしないこと
  3. 閉ざされた場所にしまわないこと
  4. おろそかにしないこと
  5. バカにしないこと
  6. 埋葬したり、捨てたり、他の人に譲渡したりしないこと
  7. 放置しないこと
  8. そして何より、恐れること

しかし、ハイタワー三世は呪いなど信じていません

ハイタワー三世は、奇妙な呪いの偶像をホテル最上階にある自室に飾ろうと、エレベーターに乗り込みました。

突然、激しい稲妻がホテルに落ちて停電していまい、ハイタワー三世が乗っていたエレベーターは、上昇中でしたが一気に一階まで落下していまいます。

落下したエレベーターの中には、ハイタワー三世の帽子と、奇妙な呪いの偶像であるシリキ・ウトゥンドゥが残されていたのです。

ハイタワー三世の手掛かりは見つけられず、消息不明のままです。

奇妙な事件以来、ホテルハイタワーは閉鎖されてしまい、「タワーオブテラー(恐怖のホテル)」と人々は呼ぶようになりました。

さらに月日は流れ、閉鎖されてしまっていたホテルは、ニューヨーク市の保存協会によって、ホテルの見学ツアーが開催されることになりました。

見学ツアーの参加者であるゲストが、ハイタワー三世の事件の謎に迫るために、ホテルの最上階にある彼の部屋に、業務用のエレベーターで向かうのです。

タワーオブテラーの元ネタ「トワイライトゾーン」とはどんな番組?

トワイライトゾーンとはどんな番組?【詳しく解説】

「トワイライトゾーン(The Twilight Zone)」は、1959年から1964年にアメリカで放送されていたSF・ホラー・ミステリーなど幅広いジャンルを扱うテレビドラマシリーズです。

脚本家ロッド・サーリングによる独特のナレーションと、予想外のどんでん返しが特徴で、日本の「世にも奇妙な物語」にも影響を与えたといわれています。

1話完結型で、日常に潜む恐怖やパラレルワールド、社会風刺をテーマにしたエピソードが多く、今でもリメイクや映画化がされるほどの名作シリーズです。


どんな作品が放送されていたの?

「トワイライトゾーン」で放送された代表的エピソードをいくつか紹介します。

  • “Time Enough at Last” / 「やっと時間ができた」
    本好きの銀行員ヘンリーが核戦争後に生き残り、本を読めると思った矢先、眼鏡を割ってしまう皮肉な結末。

  • “Nightmare at 20,000 Feet” / 「2万フィートの悪夢」
    飛行機恐怖症の男が飛行中に翼に怪物がいるのを目撃するが誰も信じないスリラー回。

  • “The Monsters Are Due on Maple Street” / 「メープル通りの怪物たち」
    突然停電した住宅街で住民同士が疑心暗鬼になり、最後にはお互いを攻撃し始める人間の恐ろしさを描いた作品。

  • “Eye of the Beholder” / 「美の眼」
    醜い顔を持つ女性が整形手術を受けるが失敗。実はその社会では彼女の顔が“普通”で、整形医師たちが異形だったという逆転オチ。

  • “To Serve Man” / 「人類への奉仕」
    地球に現れた宇宙人が人類を救うと言うが、持っていた書物「人類への奉仕」は料理本だったとわかる衝撃のラスト。

タワーオブテラーはどの作品が元ネタ?

実は、タワーオブテラーはトワイライトゾーンの特定の一話がモチーフになっているわけではありません

アメリカ版タワーオブテラーの正式名称は「The Twilight Zone Tower of Terror」で、トワイライトゾーンの世界観全体を再現したオリジナルストーリーのアトラクションです。

アトラクションでは、番組冒頭のようなナレーションや音楽が使われ、まるでトワイライトゾーンの一編を体験しているかのように感じられる演出がされています。


海外と日本版の違いは?

  • アメリカ(フロリダ)やパリ
    正式名称が「The Twilight Zone Tower of Terror」となっており、番組ライセンスを使用している。

  • 日本(ディズニーシー)
    トワイライトゾーンのライセンス契約がないため、「タワー・オブ・テラー」という名称で、完全オリジナルストーリーが展開されています。

タワーオブテラーの原作との違いは?

日本では、トワイライトゾーンが有名ではなかったので、「タワーオブテラー」となっています。

また、オリジナルキャラクターである奇妙な呪いの偶像「シリキ・ウトゥンドゥ」の呪いと設定しています。

原作では、ロサンゼルスにある「ハリウッド・タワー・ホテル」が舞台となっていますが、ディズニーシーでは、アメリカンウォーターフロントに位置しているため、ニューヨークになっているのです。

さらに、エレベーターに乗っていた5人の乗客が消息不明と原作ではあります。

しかし、ディズニーシーのタワーオブテラーでは、ホテルハイタワーの支配人であるハイタワー三世が、消息不明とされていることが原作との違いになります。

タワーオブテラーの元ネタはどんな物語なの?【まとめ】

今回は、タワーオブテラーの元ネタとなった「トワイライトゾーン」と原作との違いについて解説しました。

トワイライトゾーンの世界観やアトラクションの背景を知ることで、より深く楽しめると思います。

次にタワーオブテラーに乗る際は、ぜひ今回の内容を思い出してみてください。

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