金閣寺が世界遺産に!!いつから?登録理由や種類を徹底解説!!

皆さんは「京都」と聞くと、はじめに何をイメージされますか?

「昔、修学旅行で行ったなぁ〜」とか思い出もあるのではないでしょうか?

昔から、八百八寺とも呼ばれる古都・京都には1600カ所ほどの寺社仏閣が数多く存在します。

そして、イメージされるひとつのものとして「金閣寺」があげられるのではないでしょうか?

なんと、清水寺に次いでとっても人気のあるお寺なのですよ!

金閣寺は世界遺産にも登録さていますが、そういえばいつ登録されたのか?世界遺産の登録理由や種類など疑問の数々を徹底解明します。

これを読み終わった頃には、あなたも金閣寺に訪れたくなるかもしれません!!

ぜひ、最後までお付き合いください。

金閣寺はそもそもどんなお寺なの?

まず、金閣寺について簡単に説明します。

金閣寺は、足利三代将軍義光によって建立されたことは皆さんもご存じの通り!

一休さんでもおなじみの金閣寺ですが、室町時代の1397年(応永4年)に西園寺家の山荘を譲り受け、「北山殿」という山荘をつくりこの地で過ごしました。

そして、義光がこの世を去るとき、義光の遺言により「鹿苑寺」と名づけられました。

※「鹿苑寺」の「鹿苑」は、義光の法号「鹿苑院殿」から文字をとったものです。

これが金閣寺です!本当に超簡単でしたね。

金閣寺の世界遺産はいつ登録されたのか?

金閣寺は、1994年(平成6年)に「古都京都の文化財」のひとつとして世界遺産に登録されました。

その他にも、滋賀県の比叡山延暦寺を含めた17カ所の寺社仏閣が世界遺産に登録されています。

まさに、世界遺産の「登録ラッシュ」ともいえますね。

世界遺産に登録された17カ所の文化財(寺社)からは、それぞれの歴史はおろか文化・伝承なども含め、世界遺産にふさわしい貫禄や厳かさを感じさせ、見る人の心を魅了します。

金閣寺が世界遺産に登録された理由は?

ところで、世界遺産に登録される条件の一つとして、「国宝」に指定されていなければなりません。

しかし、金閣寺の建物は「国宝」に指定されていないのです。

「えぇ〜⁉それじゃあ、世界遺産の登録なんて無理じゃない⁉」と思いませんか?

それに、世界遺産の登録に「無理だ!」という事実がもう一つあるのです。

それは…。

なんと‼現在の金閣寺は昭和30年に再建されたもので、実は昭和25年に火災により焼失していたのです。

再建されたことで金閣寺の建物は、世界遺産の登録に値するだけの年月には達していなかったのです。

こうなると、なぜ金閣寺は世界遺産に登録せれたのか?ますます、その理由を知りたくありませんか?

その理由は…?なんと、金閣寺の「建物」が世界遺産の対象ではなく「庭園」が世界遺産の対象とされているからです!

「えぇ!あの金ピカの建物じゃなかったの⁉」と思われた人も多いはず‼

では、金閣寺の世界遺産に登録された庭園について4つご紹介します。

①「特別名勝」・「特別史跡」に指定されている
②池泉回遊式庭園という造園技法であり、金閣を眺め散策さながら庭の鑑賞ができる
③鏡湖池という池に亀島・鶴島などの縁起のよい大小の岩や、当時の大名が寄進したといわれる石が配置され、見る角度によって形を変える
④室町時代に栄えた北山文化が色濃く表現され、日本庭園の代表的なものとして高く評価されている

ということで、金閣寺の庭園は歴史が深く、史跡・名勝に指定されていることから世界遺産に登録されました。

室町時代の造園技法は現在の言葉に言い換えると、とてもハイクオリティな庭園だったことがうかがえますね。

心に酔いしれる余裕と格式さえも感じられ、移りゆく季節の景色や、それぞれ違う場面を、足利義光も味わっていたのかしら?なんと贅沢な…うらやましい…。

個人的には、「春の桜」と「秋の紅葉」をバックに金閣寺を眺めたいですね~。
まさに、うっとり…。

金閣寺は世界遺産だけど、どの種類になるの?

世界遺産はユネスコが採択した世界の遺産保護に関する条約に基づいて決定されます。

また、世界遺産は3つの種類に分類されることをご存じでしたか?

世界遺産3つの種類は次の通り!

①文化遺産 建造物や遺跡が対象にされている
②自然遺産 自然地域が対象にされている
③複合遺産 文化・自然の両方が対象にされている

「あぁ、そういえば文化遺産はよく耳にするけど…自然遺産とか複合遺産なんて、あまり聞いたことないなぁ…」というケースもあるのではないでしょうか?

ということで、あらゆるものが世界遺産の対象になる可能性を秘めているのですね!スゴーイ!!スゴーイ!!

でも、まずはユネスコに認められないと「登録ならず〜」ということになるのよね…。

テレビで「なにこれ珍百景」という番組があるけど、あんな感じなのかしら?

そして、金閣寺はどの世界遺産の種類に分類されるかというと、庭園はもちろんのこと、建物が史跡・名勝に指定されていることから「文化遺産」の種類になります。

金閣寺の世界遺産【まとめ】

金閣寺の世界遺産は「古都京都の文化財」17カ所のひとつとして、1994年(平成6年)に登録された‼
金閣寺の世界遺産・登録理由は、「庭園」が世界遺産の対象となっている!!
金閣寺の世界遺産の種類は、「文化遺産」である‼

ついつい、金閣(舎利殿)にフォーカスしがちですが、金閣寺の庭園が「世界遺産」の対象だとすると、どんな庭園なのだろう?と見る視点も変わってきますね。

金閣寺にまだ一度も訪れたことのない人や、もちろん何度も足を運んだことがある人も、絢爛豪華な金閣の建物だけではなく「庭園」もじっくりと巡りながら、足利義光が眺めたであろう景色を堪能してみてはいかがでしょうか?

どうでしたか?金閣寺に行ってみたい!と思われたでしょうか?

京都をめぐる際には、ぜひ金閣寺に足を運んでみてくださいね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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