京都の数あるお寺の中でも、ひときわ存在感を放つ「東寺」。
高さ約55メートルを誇る五重塔は、誰もが一度は目にしたことがある京都のランドマークです。
そんな東寺を訪れる前に気になるのが「拝観料はいくらかかるの?」という点。
実は東寺の拝観料は、建物によって異なり、五重塔が公開されている時期や特別行事がある場合は料金が変動します。
さらに、修学旅行や障がい者の方向けの割引制度もあるなど、ちょっと複雑。
この記事では、通常拝観・特別公開・団体割引・障がい者割引など東寺の料金体系を詳しく解説します。
また、2025年春に発表された「拝観料の価格改定」についても、現時点での状況を丁寧にお伝えします。
拝観前にぜひチェックして、スムーズに参拝を楽しんでくださいね。
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東寺の拝観料について|基本料金と割引制度を解説
京都のシンボルとも言える東寺(教王護国寺)。
境内の一部は無料で参拝できますが、金堂や五重塔など主要な建物の内部は有料拝観となります。
ここでは、通常の拝観料に加え、修学旅行や障がい者向けの割引情報もわかりやすく解説します。
東寺の拝観料|まずは基本の料金をチェック
価格改定前の価格表です。実際の価格は現地でご確認ください。
東寺の境内には、御影堂(みえいどう)と食堂(じきどう)という2つの建物があり、こちらは無料で拝観可能です。開門時間中であれば、自由に参拝できます。
一方、主要な建物である金堂・講堂・五重塔の内部拝観には料金が必要です。
通常拝観の料金(昼間)
区分 | 金堂+講堂 | 金堂+講堂+五重塔(特別公開時) |
---|---|---|
大人 | 500円 | 800円 |
高校生 | 400円 | 700円 |
中学生以下 | 300円 | 500円 |
障がい者と介助者1名 | 300円 | 500円 |
※五重塔の初層内部は、春季・秋季に期間限定で公開されます。
修学旅行・障がい者の方向けの割引はある?
東寺では、障がい者手帳をお持ちの方と、その介助者1名に対して割引料金が設けられています。
例えば、通常の金堂+講堂の拝観は300円、五重塔を含む特別拝観時も500円と、お得な価格で入場できます。受付で障がい者手帳を提示するだけで適用されます。
また、修学旅行や団体で訪れる場合(30名以上)には、団体料金が適用されます。
団体割引(30名以上)
区分 | 金堂+講堂 | 金堂+講堂+五重塔(特別公開時) |
---|---|---|
一般団体 | 350円 | 700円 |
団体見学の場合は、事前に東寺に連絡を入れておくとスムーズに対応してもらえます。
大型観光バスの駐車場も完備されており、修学旅行先としても人気の理由です。
東寺の夜桜ライトアップ

東寺の夜桜ライトアップは例年お壊れていて直近では2025年3月15日(土)~4月13日(日)で行われました。
拝観料は、大人1000円、中学生以下500円でした。
共通券(金堂や講堂などを合わせた拝観料)はありません。
こちらの料金の割引などはありません。
駐車場は東門から入場することができて、拝観時間は午後6時〜午後9時30分です。
夜桜ライトアップは期間限定ではありますが、ライトアップされた夜桜の東寺の五重塔は映えること間違いなし!

東寺五重塔の特別拝観について、拝観料などご紹介しましたがここで、少し五重塔について簡単に説明しますね。
この東寺の五重塔は、平安時代に建てられ、日本の木造建造物のなかでは、1番の高さを誇り約55mあるのです‼
それから驚きなのが、釘が一本も使用されていないことです。
昔の大工さんスゴ過ぎですよね‼
ひとつの狂いもなく建てるなんて、神業としか言いようがありません。
しかし、東寺の五重塔は4度の火災に遭っているのです。
現在の五重塔は、1644年に徳川三代将軍家光により再建されました。
再建当時はちょうど江戸時代にあたりますが、クレーンなどの重機もない時代にどうしたらあれだけの高い建物ができたのか?と考えると、「不思議」としか言いようがありませんね。
東寺の五重塔初層特別公開
そして、今年の春期五重塔初層特別公開は、2023年4月29日(土)〜5月25日(日)に公開予定です。
東寺の五重塔は 国宝にも指定されており、世界遺産にも登録されています。
京都では 、京都タワーに次ぐ高さを誇る観光名所となるのではないでしょうか?
ちなみに、京都タワーの高さは131mです。
京都タワーと比べると、約半分の高さですが京都のお寺を代表する木造建造物として、当時の五重塔は見る人の心を奪う建物として、「推し」の建物です‼
東寺の拝観料【まとめ】
東寺の拝観料は、無料の御影堂と食堂以外は有料となります。
金堂と講堂の拝観が一般的ですが、五重塔を合わせた共通券もあるので、料金のチェックも都度、お見逃しなく!
春と秋にはライトアップされ、桜や紅葉もあわせて楽しめますので、是非ご覧になってほしいスポットです。
東寺の拝観料は、普段の拝観や特別拝観などさまざまですが、四季折々に景観も楽しめる東寺の境内と五重塔に足を運んでみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。