京都は、日にちに合わせて、あるいは定期的に蚤の市などが行われます。
たとえば、東寺の蚤の市といえば毎月21に催される「弘法市」
地元の人たちには「弘法さん」「お大師さん」などと親しまれています。
その他にも毎月25日に北野天満宮で催される「天神さん」
学問の神さまで知られる菅原道真公がお祀りされ、ここでも蚤の市が催されます。
いずれも、骨董品や食品などさまざまなものが売られ、どの店に立ち寄ろうか?迷ってしまいます。
今回は、東寺の蚤の市について、分かりやすくお伝えしたいと思います。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
東寺の蚤の市とは?
京都には、骨董市や定期的に行われる蚤の市があり、大変多くの人々で賑わいます。
特に毎月21日に開催される東寺の蚤の市は「弘法市」ともいわれ、地元の人たちはもちろんですが、観光で訪れる人も多いようです。
そもそも蚤の市ってどんなものなの?と思われた人もあると思います。
蚤の市とは、蚤が湧くような古いものを売ることから、その名前が付いたそうで、実際に骨董品や古着などが、軒並みに店をかまえ売られています。
東寺の蚤の市は弘法市といいますが、この弘法市が始まったきっかけがあるそうで、簡単に説明します。
空海が高野山に入定した4月21日に御影供(みえく)という法要が行われます。
この法要に訪れた人にお茶を振る舞う商人がでてきました。
これが、弘法市のルーツといわれています。
江戸時代以降は徐々に規模が大きくなり、次第に現在のかたちへと変化していきました。
しかし、コロナで緊急事態宣言が発令されてからは、東寺をはじめ、各地で行われる骨董市や蚤の市ものきなみ中止となり、楽しみがなくなってしまいます。
しかし、コロナ禍も少し緩和されつつ、東寺の蚤の市も本来の賑わいを取りもどし、2023年1月21日の「初弘法」では大盛況となったようです。
弘法市の日程はいつ?駐車場は利用できる?!
東寺の蚤の市は弘法市を指し、当日は露店商が並び、1月21日の「初弘法」、12月21日の「終い弘法」といわれ、毎年間を通じて、毎月21日に東寺の境内とその周辺で催されます。
時間は午前8時〜午後5 時までとされています。
駐車場は、普段であれば東寺境内にある駐車場を利用できますが、弘法市が開催される場合は、露天商が立ち並ぶため車の出入りは禁止されます。
尚、関係者などは車の立ち入りが許可されますが、時折境内に車が入ってくることもあるので、注意が必要です。
関係者の車だと思いますが、車との接触などには十分気を付けてくださいね。
東寺の蚤の市は、古いものが売られていますが、そればかり売られているわけではありません。
手作りの品や、京野菜、生花、干し柿、はちみつ、ドライフルーツ、ベビーカステラなど種類も多く、見ているだけで時間を忘れるくらい、楽しんで見てまわることができますよ。
目移りしてしまい、あれもこれも欲しくなってきます。
わたしも昔、フクロウの形をした花瓶を購入した事がありますが、今でもその花瓶を見るたびに、「弘法市」に行ったときに買ったものだと思い出されます。
ちなみに、私が東寺の蚤の市に訪れたのは、12月21日の「終い弘法」でした。
年内最後の弘法市ともあってか、もの凄い大勢の人たちで賑わっていたなと今でも鮮明に覚えています。
春や秋の気候のよい時期に、もう一度訪れたいと思う東寺の蚤の市‼
ここにしかない一点物や、運命の一品に出会えるかも知れませんよ。
境内には、弘法大師・空海の像がお祀りされ、手を合わせる人が絶えません。
東寺の蚤の市【まとめ】
東寺の蚤の市は、弘法市として毎月21日に多くの露店が立ち並び、賑わいを見せます。
境内は処せましに、いろいろなお店があり、骨董品から食品まで多くの品を見てまわることができ、江戸時代から始まったといわれる歴史のある弘法市が、現在もなお賑わいを見せ、人々に親しまれている、東寺の蚤の市がこれからも更に賑わいを見せてくれることを願いたいものです。
皆さんもぜひ、足を運んでみてください。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。