白くてふわふわ。のんびりしていて牧場の人気者といえばアルパカですよね。
アルパカはかわいいだけの生き物ではなく、マフラーやセーターなどでも重宝されていますね。アルパカを知らない人は少ないと思いますが、その生態について詳しい人はあまりいないように思います。
今回の記事では、アルパカの寿命や生息地、まつ毛が長い理由、アルパカに会える動物園の3つについて解説していきます。
ぜひこの記事を読んでアルパカに詳しくなってくださいね!
Contents
アルパカの寿命・生息地
アルパカの寿命は20年前後です。
アルパカはビクーニャが家畜化されてうまれた動物です。アルパカやビクーニャは南米(ペルー、ボリビア、アルゼンチンなど)に生息しています。
ビクーニャの毛は柔らかいのに丈夫で、獣毛の中でもトップクラスに細く、暖かいのですが、一頭あたり200gほどしか取れないため、高価なものになっています。
ビクーニャを家畜化してうまれたアルパカは、ビクーニャの繊細な毛を引き継いでおり軽くて温かく、アルパカの毛で作られたセーターは祖母から孫へ、3代で着られるほど丈夫だと言われています。
アルパカは一頭の毛刈りで2~3㎏もとれます。毛刈りは毎年行われ、夏までに毛刈りしないと熱中症になってしまいます。
それでもアルパカたちにとって日本の暑い夏は大変なので、水浴びをして夏をしのぎます。
若いアルパカのほうが毛質がよく、中年になってくると毛が固くなってきます。そのため、アルパカの毛を衣服に利用する場合、毛刈りされて3~4回までの毛が利用の限界になってきます。15歳を過ぎたお年寄りのアルパカは毛が伸びにくく、生えてきた毛もポヤポヤしていて白髪交じりです。
アルパカは毛だけでなく、現地では食肉としても利用されています。アルパカは白!というイメージがありますが、これは白い毛は染められるので白いアルパカの需要が高いためです。アルパカの毛色を細かく分類すると25種類にもなります。
アルパカのチャームポイントはまつ毛!
アルパカのチャームポイントと言えば長いまつ毛です。どうしてアルパカのまつ毛が長いか知っていますか?実はアルパカはラクダ科に属する動物です。
そのためラクダと同じように、砂や太陽光から目を守る役割を果たしています。また、アルパカは乾燥した牧草に頭を突っ込むようにして食べるため、細かくなった牧草が目に入るのを防いだりしてくれます。
塊になっている牧草をほぐして与えるのですが、かなり目に入ります。コンタクトをしているとものすごく痛いです。まつ毛で防御できるアルパカが羨ましいですね。
アルパカに会える動物園
ここまでアルパカの話を聞いているとアルパカに会いたくなってきますよね。アルパカに会える動物園を紹介します。
那須アルパカ牧場
白いアルパカだけでなく、珍しい毛色のアルパカを見ることができます。中にはブルーアイの珍しい子もいますよ。放し飼いで飼育しているので、たくましいアルパカが多いです。のんびりしているだけでないアルパカの姿を見ることができます。
那須どうぶつ王国
動物がいるのは、王国タウンと王国ファームの2つのエリアです。アルパカがいるのは王国ファームのアルパカの丘にいます。アルパカの目の前で食べることのできるアルパカレーが有名です。
八ヶ岳アルパカ牧場
人に慣れていて芸達者なアルパカたちが暮らしています。アルパカとお散歩など、八ヶ岳アルパカ牧場でしかできないふれあいを楽しむことができます。
東武動物公園
アルパカの数は少ないですが、エサやり体験などを楽しむことができます。アルパカの夫妻と子ども2人の4人家族が東武動物公園で暮らしています。
アルパカの寿命や生息地は?【まとめ】
アルパカは南米が生息地の動物であり、寿命は20歳前後です。
白い毛が重宝されているので、アルパカは白というイメージが定着しました。また、アルパカウエディングという、アルパカにリングを運んでもらうサービスも人気なことから白いアルパカは需要が高いです。アルパカはラクダ科なのでまつ毛が長く、愛らしいチャームポイントとなっています。
アルパカはまつ毛だけでなく、胃袋が3室からできている、蹄がV字型などラクダと共通する面白い特徴をもっています。紹介した動物園の他にもアルパカのいる施設はたくさんあるので、ぜひ見にいってみてくださいね。