アルパカのまつ毛が長い理由とは?会える動物園も紹介!

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白くてふわふわ、癒し系の見た目が人気のアルパカ。

実はそのかわいさの裏には、過酷な自然環境に適応した驚きの特徴が隠れています。

中でも印象的なのが「長いまつ毛」。

この記事では、アルパカのまつ毛が長い理由を中心に、寿命や生息地、日本でアルパカに会えるおすすめスポットまでわかりやすく解説します。

ふわもこな見た目だけでなく、生態の奥深さもぜひ知ってくださいね。

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目次

アルパカのまつ毛が長い理由とは?

アルパカのチャームポイントでもある長いまつ毛。

これは見た目のかわいらしさだけでなく、過酷な自然環境に適応した結果でもあります。

アルパカの原産地である南米アンデス山脈の高地は、紫外線が非常に強く、風も冷たくて乾燥している地域です。

そこでアルパカは、目に砂ぼこりや強い日差しが入るのを防ぐために、長くて濃いまつ毛を進化させてきたと考えられています。

また、アルパカは地面近くの乾いた草を顔を突っ込むようにして食べるため、目に草くずが入るリスクが高い動物です。

長いまつ毛が天然のフィルターのような役割を果たし、異物や乾いた草の粉をシャットアウトしているのです。


アルパカの目の特徴|草食動物ならではのつくり

まつ毛に注目されがちなアルパカの目ですが、そもそも目自体が非常に特徴的です。

まず、アルパカの目は顔の左右に広く配置されており、これは草食動物によく見られる構造です。

外敵の接近にすぐ気付けるよう、広い視野を確保しているのです。

また、アルパカの目には瞬膜(しゅんまく)と呼ばれる第3のまぶたがあります。

これは目の表面を守るための透明な膜で、まばたきのようにして異物が入らないようにする仕組み。まつ毛と瞬膜のWガードで、目を常に守っているのです。

さらに、アルパカの視力はそこまで高くないとされており、動きや輪郭を感知する能力に長けていると考えられています。

まつ毛は、こうした視覚的な不利を補う防御の役割も担っているのかもしれません。


アルパカの寿命・生息地

アルパカの寿命は20年前後です。

アルパカはビクーニャが家畜化されてうまれた動物です。

アルパカやビクーニャは南米(ペルー、ボリビア、アルゼンチンなど)に生息しています。

ビクーニャの毛は柔らかいのに丈夫で、獣毛の中でもトップクラスに細く、暖かいのですが、一頭あたり200gほどしか取れないため、高価なものになっています。

ビクーニャを家畜化してうまれたアルパカは、ビクーニャの繊細な毛を引き継いでおり軽くて温かく、アルパカの毛で作られたセーターは祖母から孫へ、3代で着られるほど丈夫だと言われています。

アルパカは一頭の毛刈りで2~3㎏もとれます。毛刈りは毎年行われ、夏までに毛刈りしないと熱中症になってしまいます。

それでもアルパカたちにとって日本の暑い夏は大変なので、水浴びをして夏をしのぎます。

若いアルパカのほうが毛質がよく、中年になってくると毛が固くなってきます。

そのため、アルパカの毛を衣服に利用する場合、毛刈りされて3~4回までの毛が利用の限界になってきます。15歳を過ぎたお年寄りのアルパカは毛が伸びにくく、生えてきた毛もポヤポヤしていて白髪交じりです。

アルパカは毛だけでなく、現地では食肉としても利用されています。アルパカは白!というイメージがありますが、これは白い毛は染められるので白いアルパカの需要が高いためです。アルパカの毛色を細かく分類すると25種類にもなります。

アルパカに会える動物園

ここまでアルパカの話を聞いているとアルパカに会いたくなってきますよね。アルパカに会える動物園を紹介します。

りんどう湖ファミリー牧場

かつて栃木県の那須高原にあった「那須アルパカ牧場」は、アルパカ好きにとっての聖地として有名でしたが、2023年に閉園しました。

現在は、飼育されていたアルパカたちはすべて「那須高原りんどう湖ファミリー牧場」へと移され、同施設内で引き続き見学やふれあい体験が可能です。

那須アルパカ牧場で人気だった白や茶色、グレーなど珍しい毛色のアルパカたちも多くが健在で、運が良ければブルーアイの個体に出会えることも。

広々とした牧草地でのびのび暮らしており、アルパカたちの元気な様子を見ることができます。

那須地域でアルパカに会いたい方は、「りんどう湖ファミリー牧場」へ行ってみましょう。

那須どうぶつ王国

動物がいるのは、王国タウンと王国ファームの2つのエリアです。

アルパカがいるのは王国ファームのアルパカの丘にいます。アルパカの目の前で食べることのできるアルパカレーが有名です。

八ヶ岳アルパカ牧場

人に慣れていて芸達者なアルパカたちが暮らしています。

アルパカとお散歩など、八ヶ岳アルパカ牧場でしかできないふれあいを楽しむことができます。

東武動物公園

アルパカの数は少ないですが、エサやり体験などを楽しむことができます。

アルパカの夫妻と子ども2人の4人家族が東武動物公園で暮らしています。

アルパカの寿命や生息地は?【まとめ】

アルパカの長いまつ毛は、砂ぼこりや乾燥した草から目を守るための重要な適応です。

寿命は20年前後で、南米アンデスの高地が原産地。

現在は日本国内でもさまざまな動物園や牧場で会うことができ、その愛らしい姿と癒しの存在感で人気を集めています。

特に白いアルパカは繊維としての価値も高く、まつ毛を含めて“見た目も機能も優秀”な魅力が詰まった動物です。

ぜひ実際に会いに行って、その魅力を体感してみてください。

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