富士サファリパークに行く日の服装、ちゃんと選んでますか?
天気が良ければTシャツでも問題ないように思えますが、標高850mに位置するこのパーク、実は思ったより寒い・風が強い・日差しがきついといった気候の変化が激しい場所なんです。
さらに、屋外のサファリゾーンやふれあいゾーンなど広いエリアを歩くため、快適に過ごせる服装や持ち物選びが重要になります。
この記事では、富士サファリパークの季節別・天気別のおすすめ服装や、子連れ・カップル・高齢者などシーン別のポイント、そして「失敗しないための持ち物」まで丁寧に解説します。
服装選びで迷っている方は、ぜひ最後まで読んでから出かけてください!
富士サファリパークはどんな気候?標高や気温の特徴をチェック

富士サファリパークは静岡県裾野市、富士山の南麓に位置しており、標高はおよそ850メートル。
これは東京都心や名古屋市などの平地と比べて気温が3〜5℃ほど低いことを意味します。
しかも、周囲を森や山に囲まれているため、風が抜けやすく、体感温度がさらに低く感じることもしばしば。
とくに朝と夕方は肌寒さを感じる日が多く、「昼間は暑かったのに、急に冷えた…」という声もよく聞かれます。
また、富士山周辺は天気が変わりやすい地域としても知られており、晴れていたのに急に曇ったり、強風が吹いたり、小雨が降ったりすることもあります。
サファリパークでは屋外を歩いたり、マイカーやバスで窓を開けて動物を観察することもあるため、その日の天候+気温差をふまえた服装選びが重要になります。
富士サファリパークの天気のおすすめ服装ガイド
富士サファリパークは標高約850mの場所にあり、想像以上に気温差や天候の影響を受けやすい環境です。
ここでは、春・夏・秋・冬・雨天と、季節ごとの服装のポイントをしっかり紹介します。
春(3〜5月)の服装

春といっても3月はまだ冬のような寒さが残っており、日中でも10℃前後、朝晩は0〜5℃まで下がることもあります。
特に、開園直後(9:00ごろ)に入園する場合は、薄手のコートやフリースジャケットが必須です。
動物たちは早朝から活発に動くため、あえて朝イチで訪れる方も多いですが、防寒を怠ると風邪を引くレベル。
手袋やネックウォーマーを持参する人もいるほどです。
4〜5月にかけては日中20℃前後まで上がる日も増え、歩いていると少し汗ばむような日も出てきます。
そのため、インナーは長袖シャツやロンT、上から羽織れるパーカーや薄手ダウンで調節するのが理想です。
服装例
- インナー:長袖Tシャツまたは薄手ニット
- アウター:ウインドブレーカー、ライトダウン、フリースなど
- ボトムス:ジーンズやチノパン(スカートは風が強いと不便)
- 足元:スニーカー+厚めの靴下
夏(6〜8月)の服装

夏は富士山麓でもさすがに暑く、日中は30℃近くなる日もあります。
ただし、都心よりは5℃前後涼しく、朝夕は20℃前後に下がるので油断は禁物。
また、標高が高いため紫外線がとても強く、肌が焼けやすい環境です。
Tシャツ1枚で過ごせる日も多いですが、冷房の効いた屋内施設や風が強い高台では羽織ものがあると安心です。
サファリパーク内は舗装されていない道や草地もあるため、露出が多すぎる服装は虫刺されや日焼けの原因になることも。子どもには薄手の長袖・長ズボンを着せておくと安心です。
服装例:
- インナー:Tシャツやポロシャツ
- 羽織り:薄手のシャツ、UVカットパーカー
- 小物:帽子・サングラス・日焼け止め(必須レベル)
- 足元:通気性の良いスニーカー、虫よけスプレーも併用推奨
秋(9〜11月)の服装

9月前半はまだ夏の余韻が残りますが、中旬以降は急激に気温が下がり始めます。
10月になると日中15〜20℃、朝晩は10℃以下になる日も多く、11月には本格的な冬支度が必要になります。
紅葉も始まる時期で観光には絶好ですが、標高のせいで思った以上に寒さを感じることがあります。
特に夕方のふれあいゾーンや駐車場からの帰り道で「もっと厚着してくればよかった…」という声もよくあります。
服装は重ね着が基本で、脱ぎ着しやすいパーカーやベストを組み合わせるのがおすすめです。
おしゃれを意識する方は、秋色のアウターやブーツなどで季節感を出すのもアリです。
服装例:
- インナー:長袖カットソーやシャツ
- アウター:厚手パーカー、ニット、ライトダウンなど
- 防寒小物:マフラー、ストール(11月は特に)
- 足元:スニーカーまたはショートブーツ
冬(12〜2月)の服装

冬の富士サファリは、まさに高原地帯の寒さ。
朝晩は氷点下になる日もあり、日中でも10℃に届かない日が大半です。
風が強い日は体感温度がさらに下がり、何も対策をしていないと見学どころではなくなります。
車内見学であっても窓を開ける機会があるため、首元・手先・足元までしっかり防寒する必要があります。
ヒートテックなどのインナーに加えて、厚手のダウン・手袋・帽子・ネックウォーマーは必需品です。
小さなお子さんや高齢の方が一緒の場合、ホッカイロ・ブランケットなどもあると重宝します。
服装例:
- インナー:ヒートテック+セーター
- アウター:ダウンコートや中綿入りジャケット
- 防寒小物:手袋・帽子・マフラー・ホッカイロ
- 足元:防水・防寒仕様のスニーカーやブーツ+厚手の靴下
富士サファリパークの天候別の服装
雨の日

富士サファリパークは天気の変化が急なため、「予報は曇りだったのに雨が…」ということも少なくありません。
レインコートは上下セパレートタイプがおすすめで、傘は風でさしづらい場面もあります。
足元はぬかるみやすいため、防水性のある靴を選びましょう。とくに子どもは水たまりに入ってしまうこともあるので、替えの靴下や簡易タオルも持参しておくと安心です。
風の強い日
風の強い日は、フード付きの上着やウインドブレーカーが役立ちます。
帽子をかぶる場合は飛ばされないようにあご紐付きのものがおすすめです。
服装例:
- アウター:レインウェア or 撥水パーカー
- ボトムス:濡れても乾きやすい素材
- 靴:防水スニーカー、レインブーツ
- 小物:折りたたみ傘、タオル、ビニール袋(濡れたものを入れる用)
富士サファリパークのシチュエーション別の服装アドバイス

富士サファリパークを訪れる人のスタイルはさまざま。
子連れのファミリー、カップル、シニア層、女子旅、写真好きな人まで、それぞれのシーンに合わせた服装選びが大切です。
子連れファミリー向け(動きやすさ重視)
子ども連れの場合、もっとも重視したいのは「動きやすさ」と「汚れても大丈夫な服装」です。
サファリゾーンは車移動がメインですが、ふれあいゾーンでは子どもが走り回ったり、動物に触れたり、餌をあげたりする場面が多いです。
服装は、伸縮性があり、多少汚れてもOKなものを選びましょう。
ジーンズよりはストレッチ素材のパンツやレギンス、トップスは重ね着スタイルで調整できると便利です。帽子や日よけも忘れずに。
また、親もサポートに回ることが多いので、しゃがみやすい格好・抱っこしやすい服・リュックなどで両手が空く状態にしておくと安心です。
おすすめ:
- 子ども:長袖+スウェットパンツ or レギンス、帽子、スニーカー
- 親:ラフなパーカー+アウトドアパンツ、リュックスタイル、動きやすいスニーカー
カップル・女子旅向け(おしゃれ+快適)
デートや友達との旅行で訪れる場合は、写真映えと快適性の両立を狙いたいところ。
特に女子旅は「可愛くて動きやすい」がキーワードです。
春や秋ならチェックシャツにワイドパンツ、夏ならワンピース+レギンスなどが人気ですが、風でスカートがめくれる・日焼け・虫刺されといったリスクも考慮する必要があります。
また、足元はやはりスニーカーがおすすめ。
ヒールはNG。シンプルな服装でも、帽子・バッグ・色味で季節感を出すと写真にも映えます。
おすすめ:
- トップス:シンプルなTシャツ+シャツ羽織、または春秋用のニット
- ボトムス:ワイドパンツ・ロングスカート(スリット無し)
- 小物:麦わら帽子・ショルダーバッグ・レトロ風スニーカー
高齢者向け(冷え対策・足元安全)
シニア世代の方が一緒に行く場合は、まず防寒と歩きやすさが最優先です。
サファリパークは広大な敷地を移動する場面も多く、無理のないペースで見て回る設計になっていますが、ふれあいゾーンやショップ周辺は意外と歩きます。
特に冬〜春にかけては体が冷えやすいため、保温性の高いインナーや軽くて暖かいアウターを用意しましょう。
また、足元が不安定な場所もあるため、滑りにくく脱ぎ履きしやすい靴が理想です。
おすすめ:
- トップス:厚手のカーディガンや中綿入りのジャケット
- インナー:発熱素材の肌着やセーター
- 足元:軽量ウォーキングシューズ+厚手靴下
- 小物:帽子、杖、持ち運びやすい折りたたみイスも便利
写真映えも狙いたい人向け
映える写真を残したいなら、自然光を活かしやすい明るめカラーの服装や小物使いが効果的です。
背景が緑や空になることが多いため、ホワイト・ベージュ・オレンジ・カーキなどの服が写真に映えます。
ただし、あまりにも華美な服装は場にそぐわない印象になることもあるので、“ナチュラルな可愛さ”や“アウトドアMIX”を意識したコーディネートがベター。
また、双眼鏡やサファリ風の帽子、小さなバックパックなどを合わせることで、より“それっぽい”世界観が作れます。
おすすめ:
- トップス:明るい色のリネンシャツやキャンプベスト
- ボトムス:アースカラーのパンツ or ロングスカート
- 小物:サファリハット・フィルム風カメラ・バックパック
富士サファリパークの靴や帽子は?持ち物の選び方のコツ

富士サファリパークでは、園内の移動距離が長かったり、屋外で過ごす時間が多かったりするため、服装と同じくらい持ち物選びも重要です。
ここでは、とくに大切な「靴」「帽子」「その他の便利アイテム」について詳しく解説します。
歩きやすくて疲れにくい靴がマスト

ふれあいゾーンは思った以上に広く、砂利道・草地・階段・ゆるやかな坂道もあります。
そのため、普段使いのペタンコ靴や厚底スニーカーでは足が疲れてしまうことも。
特に子ども連れや高齢の方は、「履きなれたウォーキングシューズ」「クッション性の高いスニーカー」がベストです。
雨が降った場合や、朝露で地面が濡れている場合に備えて、滑りにくい靴底のもの・撥水加工された素材ならさらに安心です。サンダルやヒールは絶対に避けましょう。
また、冬場は靴底から冷えるため、厚手の靴下や中敷きを使って保温性を高める工夫もおすすめです。
帽子は季節に応じた機能性重視で

晴れた日の紫外線はもちろん、雨や風の影響を受けやすい富士サファリパークでは、帽子も立派な“装備”のひとつです。
夏場は通気性の良い麦わら帽子やアウトドアキャップが効果的で、日射病・熱中症対策にもなります。つば広タイプやUVカット仕様だとより安心です。
一方、冬は保温性の高いニット帽やフリース素材の帽子がおすすめ。耳まで覆えるデザインであれば、風が強い日でもしっかり防寒できます。
なお、風が強い日やバス移動の際には、あごひも付きやクリップ留めタイプの帽子を選ぶと飛ばされる心配が少なくなります。
その他あると便利な持ち物
服装や靴以外にも、状況によっては「持ってきてよかった!」と思えるアイテムが多数あります。以下に代表的なものを紹介します。
- レインコート(上下別タイプ推奨):突然の雨に対応できる。傘より便利。
- 日焼け止め・虫よけスプレー:特に春~秋は必須アイテム。
- ミニタオル・ハンカチ・ウェットティッシュ:汗や汚れをサッと拭ける。
- 替えの靴下・Tシャツ:濡れたときの着替え用に。特に子ども連れは必携。
- 双眼鏡やフィールドスコープ:動物観察が何倍も楽しくなる。
- ブランケットやカイロ(冬):長時間の屋外見学でも快適。
- 水筒やドリンクホルダー:売店もあるが、行列対策に。
まとめ|快適な服装で1日楽しもう!
富士サファリパークは、標高850mという立地ならではの寒暖差や天候の変化が激しい観光地です。
季節や天気によって体感温度が大きく変わるため、「家を出た時の服装のまま」では失敗してしまうケースも少なくありません。
春はまだまだ寒さが残り、夏は紫外線と虫対策が必須。
秋は風が冷たく、冬はしっかりした防寒装備が必要になります。さらに、雨や風の強い日にはレインウェアや防水シューズが大活躍します。
また、家族連れ・カップル・シニア・女子旅など、訪れる人のスタイルに合わせて服装と持ち物を工夫することで、より快適で充実した1日が過ごせるはずです。
自然の中で動物たちと出会う、貴重で楽しい時間を最大限に楽しむためにも、しっかりと服装と準備を整えて出かけてくださいね!