出雲大社にお参りにいった際、砂をいただき、持ち帰る人もおられますよね。
実際に持ち帰った後は、住んでいる建物の構造等によって使い方や保管方法が変わってくるんです。
出雲大社でいただいた、ご利益のある砂の効果をしっかりと感じるために、正しい使い方をしましょう。
今回は、出雲大社でいただいた砂の使い方や保管方法、玄関に置いても良いのかなどについて詳しく説明していきたいと思います。
Contents
出雲大社の砂って何?
出雲大社の砂とは、出雲大社にお参りした際に、出雲大社にある「素鵞社(そがのやしろ)」でいただける、とてもご利益のある「御砂」のことです。
いただける、と言っても、何もせずにいただけるわけではなく、きちんと準備をしてから素鵞社に向かう必要があります。
砂をいただく手順
出雲大社にいく前に「稲佐の浜」で砂を採る
出雲大社にお参りにいく前に、出雲大社から約2㎞離れたところにある「稲佐の浜」へいって、砂浜の砂を採っておきます。
稲佐の浜には、「弁天島」という小さな島があり、そこに小さな鳥居と祠があります。
そちらにきちんとご挨拶してから、コップ半分程度の量を採りましょう。
稲佐の浜には、スコップや砂を入れる容器等は置いてありませんので、ご自身で準備してからいきましょう。
ここでは、必要以上の砂を採ることのないよう注意してください。
御本殿を参拝後、「素鵞社(そがのやしろ)」へ行く
御本殿を参拝してから、反時計回りの方向で、御本殿の後ろにある「素鵞社」へまわり、参拝しましょう。
素鵞社には、床下に砂が入った木箱が置いてあります。
そこに、稲佐の浜で採ってきた砂を入れ、木箱の中の別の場所の乾いた砂をいただきます。
ここでは、いただくというより、稲佐の浜で採ってきた砂と交換するというイメージです。
ここでも、スコップや容器等はありませんのでご注意ください。
また、稲佐の浜で採ってきた砂よりもすこし少なめにいただくのが基本的なマナーとされていますので、覚えておいてくださいね。
出雲大社から持ち帰った砂の使い方・保管方法
持ち帰った砂は、お守りとしてご自宅等で使いましょう。
身に着ける場合
お守りとして身に着けておきたい場合は、お守り袋等に少量入れ、通常のお守りのように身に着けておきましょう。
一戸建ての場合
一戸建てに住んでいる場合は、家の土地の四隅に撒いておくと良いとされています。
敷地がコンクリート等で舗装されている場合は、土地の四隅に盛り塩を盛るように置いておくと良いです。
また、田畑がある場合は、田畑の四隅に撒いておくのも良いですね。
マンションやアパートの場合
集合住宅の場合には、土地の四隅に撒くというのは難しいので、部屋の四隅にお皿や瓶等に入れて置いておくと良いです。
家の中ですので、こぼれないか不安な人は、袋等にいれておくのも良いかと思います。
出雲大社から持ち帰った砂を玄関に置いても良い?
砂を玄関に置いておくのはOKです。
一戸建てでも集合住宅でも、撒いたり四隅に置いたりしておくのが難しい場合は小皿や瓶等に入れて、玄関に置いておきましょう。
砂を自宅でお守りとして使うと、悪いものを家に入れないという効果があるとされています。
玄関に置いておくことで、玄関から悪いものが入らないということになりますので、玄関に置いておくのも一つの手段となります。
出雲大社で持ち帰った砂は玄関においても良い?【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、出雲大社でいただいた砂の使い方や保管方法、玄関に置いても良いのかなどについて詳しく説明してきました。
出雲大社の縁結びのご利益をしっかりと受けるために、出雲大社にお参りにいった際には、
・稲佐の浜で採った砂を素鵞社で交換し、いただく
・一戸建て、集合住宅等、環境に合わせた使い方や保管をする
以上の2点を確認し、正しい砂の取り扱いをしましょう。