日本の神社の最高峰として有名な伊勢神宮。
パワースポット好きならば一度は訪れてみたいと思う場所のひとつではないでしょうか。
予定があけられればいつだって行ってみたいものです。
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伊勢神社に行ってはいけない日とは?
パワースポットは、「神様」を崇めるための場所です。
各所の神様にまつわる考え方やルールが、歴史の歩みとともに広く取り入れられるようになったものもあります。
「神社に行ってはいけない日」という考え方もその1つです。
ゲン担ぎやスピリチュアル的な意味合いを大切にしたい考えの方は参考にしてみるとよいでしょう。
神道に基づく「神社に行ってはいけない日」
神道は、儀礼に「ハレとケ」(まつりごとと日常)のメリハリをつける習慣があります。
その中でタブーとされていることは「ケガレ」を持ち込むことです。
ケガレは「気枯れ」と書き、主に「死」や「血」を指します。
古来の習慣では、亡くなった身内の四十九日(神道では五十日目)の喪が明けるまでと、生理中や妊娠中の女性の参拝は控えた方がよいとされています。
ただし、古代の医学の捉え方やメッセージの本質をふまえて考えると、ケガレとは「気持ちや体調のすぐれない時」を指します。
古来の理由と関係なく、気持ちや体調のすぐれないときは神様よりも自分を優先した方がよいととらえてはいかがでしょうか。
六曜に基づく「神社に行ってはいけない日」
伊勢神宮ができた時期は3世紀半ばといわれています。
対して、六曜とは14世紀ごろに中国から伝来した、仏教とともに広まっている考え方です。
日本の信仰は、神道と仏教が融合した「神仏習合」というスタイルが多いため、神社参拝の作法に仏教の考えを取り入れることがあります。
*六曜とは?
古来中国で日の吉凶を占うために考えられた体系で、大安・仏滅・赤口・先勝・友引・先負の6つがあります。
現代でも結婚・葬式・引越し・取引・催事などの日取りを決めるために広く利用されています。また、六曜はカレンダーで確認できるものもあります。
*神社を避けた方がよい六曜
赤口(しゃっこう)は血や火を連想させるため、「刃物や火に気を付ける日」と位置付けられています。また、仏滅は、「何をやってもうまくいかない日」との位置づけが有名です。
六曜と神道の考えが相まって、赤口や仏滅の神社参拝はよくないとされることがあります。
しかしながら現実は、伊勢神宮に限らず神社の祭事において、六曜は気にされない傾向があります。
*不成就日
江戸時代のあたりに、地方ごとに刷られたカレンダーの1つに伝わる占術による禁忌です。
8日に1回訪れ、「祝い事は避けた方がよい」とされています。ただし、こちらも神道ではあまり重要視されていない傾向があります。
ケガレから考える神社のパワーについて
神社の神様や御神体の配置場所は神話や史実より、「まとめて同じ場所に配置しない」「みだりに見ない」「新陳代謝を行い、常に新しいパワーを身にまとう」という考えが強いです。
気持ちや体調がすぐれない状態の参拝を「ケガレ」とすることは、「同じ場所に停滞する」「誰かがこまめに見る」「弱った状態のまま」という行為や動作につながり、忌み嫌われていることがうかがえます。
[blog_parts id=”37952″]伊勢神宮に行ってはいけない日はある?【まとめ】
伊勢神宮に行ってはいけない日は古来より「身内の死後四十九日または五十日の間」と「妊娠中や生理中のとき」とされていました。
しかしながら、本来の意味を考えると「気持ちや体調のすぐれないとき」という解釈になります。
また、伊勢神宮の成立よりも後に、中国からの占術の考えが日本の風習に広く取り入れられるようになりました。その名残が「六曜」や神仏習合です。
六曜は今でも冠婚葬祭などの重要なイベントの日を決めるために利用される考え方です。
しかしながら、古来神道の考えとは別のものであるため、伊勢神宮をはじめとする神社の祭事を決める要素には入らない傾向があります。