沖縄美ら海水族館には、700種類以上、およそ16,000匹の魚がいるそうです。
水族館といえば、というようなイルカやジンベエザメ、マンタなどの大きな生物や目立つ生物たちだけではなく、小さくてもなんとも珍しくかわいらしい見た目をした不思議な生き物がたくさん見られるのも、美ら海水族館の魅力のひとつです。
海の中の生態系をそのまま再現した黒潮の海などの展示が、多くの種類の魚たちとの出会いを可能にしています。今日はどんな魚たちがいるのかを紹介していきたいと思います。
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美ら海水族館の魚の種類は?
・まずはジンベエザメ!
なんどもいろいろなところで紹介されているので多くは語りません。
筆者も大好きな代表的な魚の一種です。
ただいま美ら海水族館には1匹のジンベエザメが展示されており、動物プランクトンなどの小さい餌しか食べないおとなしい性質のサメです。
・オニイトマキエイ
この生き物を幼いころから美ら海水族館で見てきた沖縄県民としては、おなじみの存在です。
しかしこのオニイトマキエイというのは外洋性の稀少種で沖縄沿岸で発見された例も少なく、まだまだ解明されていない珍しいエイだそうです。
6mにもなる大きな体でゆうゆうと泳ぐ、水槽で近づいてきたらジンベエザメの次にうれしい生き物ではないでしょうか。
・コブシメ
最大のコウイカ類で、世界中の温かい海に生息しているそうです。
沖縄では昔から「クブシミ」などと言われていましたが、そこから和名の「コブシメ」という名前がつけられたそうです。由来はなんなんでしょうかね。
昆布に関係ありそうです。
食用として重要な水産物と言われていますので、かわいい見た目をしていますが、ひょっとしたらおいしく食べていたイカはこの子たちだったかもしれません。
・小さなぶさかわアカボウズハゼ
暖かい地域の渓流域に生息するハゼの一種。
体のうしろ半分が赤いのが男の子なので、きっとこんな名前を付けられたのかもしれません。
分厚い唇と離れた目がかわいらしい魚です。
そのほかの魚たち
・オニダルマオコゼ
すごい名前ですごい見た目をした魚です。
奄美地方以南の温かい海の浅瀬で海底にじっとしていることが多いです。
見た目が岩のようにごつごつして擬態しているので、あやまってふみつけてしまわないように注意!なぜなら彼らには毒があり、死亡例もあるからです。
・タカアシガニ
日本の太平洋側に生息する世界最大のカニです。
個人的には一番神秘と恐怖を感じる生き物です。
長大な足は広げると4mにもなり、広げなくても大きな足をたたんで立っている様子は映画で見るような宇宙や深海の生物のようです。
大きな割には足も速く、獲物を捕まえるそうですよ。
こんなのに海の中で出会ってしまったらと思うと毎回ぞっとしますが、リアリティのある展示ってすごいと思います。
・チンアナゴ
近年ではすっかり有名になったこの抜け感のあるかわいい生物たち。
美ら海水族館にもずっと昔からおりましたが、この生物の水槽前で足を止めているのは小さな子どもや珍しいもの好き、というイメージでした。
そのぐらいじっと穴から顔を出してみんなで同じ方向を見ているだけ、という地味な感じが、近年では癒しとか、かわいいとか、キャラクタライズされていますよね。
・ウミガメ類
個人的にこちらも大好きなウミガメ類。美ら海水族館では館外にある「ウミガメ館」に展示されています。
アカウミガメ、アオウミガメ、クロウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメなど、世界の熱帯の海に生息する稀少で、繁殖例の少ないウミガメたちが優雅に楽しそうに(?)過ごしています。
子どもが生まれたりしてますますにぎやかなようなので、ぜひ皆さんも見に行ってみてください。
結構ひとなつこいのか、寄ってきてくれますよ。
美ら海水族館にいる魚の種類は?何種類で何匹?珍しい魚や生き物の情報を調べてみた
美ら海水族館の魚の種類【まとめ】
いかがでしょうか。
美ら海水族館では多くの珍しい魚や生き物たちがいるだけではなく、それらを大切に育て、研究し、毎年新しい発見がされています。
せっかくなので水槽の中の魚を見たら、その横の展示パネルにも目を通していただいて、水族館スタッフの皆さんの汗と涙の結晶である研究成果に触れてみるのもいいのではないでしょうか。