浅草寺の御朱印は書き置き?その場で書く?種類や限定版、料金などを解説

お寺や神社などパワースポット巡りが好きな方の中には、御朱印を集めることが趣味の方も多数いらっしゃることでしょう。

浅草寺の境内ではどのような御朱印を授与していただけるのか、授与される場所や種類についての詳細をご説明いたします。

浅草寺の御朱印はどこで授与できる?

浅草寺の御朱印は本堂ではなく、本堂向かって左側の「影向堂(ようごうどう)」という建物で配布されています。御朱印帳の販売もあります。

授与可能な時間は午前8時~午後5時です。(お正月とほおずき市(※後述)の日は変則的になることがあります)本堂開門前から開かれていることが特徴です。

浅草寺でもらえる御朱印

基本的に浅草寺の参拝でいただける御朱印は以下の2種類です。

・聖観世音菩薩

浅草寺の本尊のお名前です。

・大黒天

浅草寺は「浅草七福神」の一番札所でもあります。
七福神ですが、9か所に参拝するシステムが特徴です。これは日本古来の考え方では縁起が悪いとされる9が、中国では縁起が良いとされる数字であることに起因しています。
また、七福神巡り専用の台紙にいただくことも可能です。

*他の霊場参りと併せると、このような御朱印をいただくことも可能です。

・坂東三十三観音巡りの御朱印

関東7つの都県に散在する33か所の札所をめぐる巡礼です。浅草寺は都内唯一の札所で、十三番札所に指定されています。

・坂東三十三観音の各札所に充てられた御詠歌

「ふかきとが 今よりのちは よもあらじ つみ浅草に まいる身なれば」
仏の教えを和歌にしたものが御詠歌です。上記の意味は過去に犯したどのような罪の呵責でも浅草の慈悲深い観音様にお参りすれば心の負担が軽くなる、といったところでしょうか。三十三観音の歴史を知ると、もっと意外なメッセージがありそうですね。

いただける御朱印の選択肢として記述がないため、坂東三十三観音巡りをしている旨を告げないといただけない幻の御朱印です。興味のある方は専用の御朱印帳を持つことがおすすめです。

また、本格的な巡礼者向けですが、巡礼用の白装束の背中に御朱印をいただく方法もあります。

・江戸三十三観音巡り

浅草界隈を中心とする、「聖観世音菩薩」に関する札所の一番札所が浅草寺です。
坂東三十三観音よりも近場で結願(けちがん:完全制覇すること)ができます。

*期間限定の御朱印
毎年7月9日と10日には「ほおずき市」が開催されます。

ほおずき市は浅草ならではの夏の風物詩で、周辺各所でほおずきの苗が販売されます。
鎌倉時代が発祥で、「実を丸呑みすると病気や体調不良の治癒に効く」との言い伝えがあり、江戸の庶民がこぞって買い求めたことに起因します。

浅草寺の縁日とは別に設けられた「功徳日」という日に該当し、観音様を祀るお寺に多い習慣で、全国的に同日に行われる傾向があります。

有名な「一粒万倍日」のような考え方で、毎月ありますが7月の功徳日だけはご利益の効力が特別です。浅草寺では四万六千日とも呼ばれ、その日に参拝を行うと「約126年分」のご利益があると伝えられています。

ほおずき市の日の御朱印には、通常の御朱印に「四万六千日」の朱書きが加えられます。

*各御朱印の初穂料は各500円(から)
正月など混雑時は、基本的に書き置きで、日付のみをその場で書くケースが多いです。書き置きを印刷にする施設もある中、手書きで対応していただけるため、有難みが増します。
「お気持ち」として、多めに納めることも可能です。

浅草神社でもらえる御朱印

浅草寺境内にある、三社様を祀った浅草神社では以下の三種類のご朱印をいただけます。

・浅草神社

神社本体での御朱印です。

・恵比寿

浅草七福神の2番札所は浅草神社です。最初で一気に2か所もいただけるので、ぜひ巡ってみてはいかがでしょうか。

・被官稲荷神社

浅草神社の末社のお稲荷さんです。就職や出世にご利益があると伝えられています。

*期間限定の御朱印
月ごとの神道の祭日や隅田川花火大会など季節行事の御朱印があります。
公式ホームページによると「決まり次第、詳細を発表します」とのことなので、行く時期ごとにこまめにチェックしてみるといいかもしれません。

神社境内にて、午前9時~午後4時半まで受付、各500円です。

浅草寺の御朱印は書き置きなの?【まとめ】

浅草寺境内には浅草寺と浅草神社があり、通常は浅草寺で2種類、浅草神社で3種類の御朱印がいただけます。特別な御朱印は巡礼の札所としてのものと、浅草寺では「ほおずき市の日」、浅草神社では「季節ごとの行事によるもの」をいただくことが可能です。

原則として御朱印は各500円、手書きでいただけますが、混雑時は書き置きである傾向があり、限定の御朱印ほぼ書き置きです。また、御朱印は参拝の証です。必ず参拝後にいただきましょう。

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