茨城県牛久市にある「牛久シャトー」は、明治時代に日本で初の本格的ワイン醸造場として創設され、当時最新と言われていたボルドー地方の醸造技術を用いて、葡萄の栽培からワインの醸造や瓶詰めまでを行っていました。
今現在は、創設者である神谷傳兵衛の歴史やワイン醸造の歴史を知ることができる記念館や、レストラン物販ショップなどが営業されています。
いままでの数々の功績や歴史に触れることのできる記念館は無料で入ることができ、レストランは2種類のコース料理が楽しめ、物販ショップでは数々のお酒などを購入することができます。
そんな「牛久シャトー」では、年間を通して季節などによって様々なイベントやお祭りが行われています。
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「牛久シャトー」イベントやお祭りはどんなものが行われたの?
「牛久シャトー桜祭り」
約250本の桜は牛久市内の桜の名所の一つです。
開催時期は毎年3月~4月の初めまで連日行われています。
また期間中牛久シャトーでは様々なイベントを企画しており、訪れる人を楽しませてくれる企画ばかりです。
たくさんの出店が出ていたり、桜を見ながらワインの試飲をしたりすることもできます。
コロナ前までは、お花見バーベキューもできたそうです。
2023年には、「牛久シャトー夜桜」の開催も行われました。
桜のライトアップが行われたり、レストランでは事前予約が必要でしたが期間限定の「桜メニュー」が提供されたり、BBQガーデン再オープン、そして野外での売店出品などがありました。
営業が休止になっていたバーベキューもこの期間だけ復活していました。
「うしく・鯉まつり」×「牛久シャトー日本遺産フェスタ」
毎年牛久市で5月に行われる「うしく・鯉まつり」と「牛久シャトー日本遺産フェスタ」のコラボイベントも行われました。
牛久シャトーの庭園アーチには鯉のぼりが掲揚されました。
どちらも牛久シャトー内でイベントが行われ、「うしく・鯉まつり」はバーベキューガーデンにて行われ、「牛久シャトー日本遺産フェスタ」は、サンクンガーデンで行われました。
「うしく・鯉まつり」では、お子さんの喜ぶ竹ボックリ作りや昔の遊びが体験できるコーナーや、エアー魚釣り、バルーンアートなどがありました。
「牛久シャトー日本遺産フェスタ」では、日本遺産講演会や、日本遺産関連三体による特産品販売やフードコーナー、またお子さんに人気のミニSL乗車会も行われます。
たくさんの方が訪れ、お子さんを連れた家族連れも多く見られました。
「シャトーで休日を」
このイベントは牛久シャトー主催で行われたワインイベントです。
国の重要文化財であり、日本遺産にも登録されている「牛久シャトー」を観光地としてではなく、休日に市民などがぶらりと立ち寄ることができる「特別だけど日常の場所」ということが実感できるきっかけを提案したいという主催者の想いから行われました。
訪れる人に元気だけでなく癒しもあたえてくれます。
手作りされたスタンドテントが立ち並び、まるでフランスの街中のようなゆったりとした空間になっています。
普段とは違った新たな魅力に気づくことができます。
手作りのスタンドテントには、牛久市内の飲食店さんや雑貨屋さん、お花の販売、そして牛久シャトーワイン・クラフトビールなど、コーヒーの販売などが行われます。
このイベントは3月に行われました。
今のところ毎年行われているのかは情報が出ていないのでわかりませんが、次回もし開催されるのであればぜひ訪れてみてください。
「牛久シャトーナイトツアー」
牛久シャトーでは9月~12月までに月5~6回ほど主に週末ナイトツアーを開催しています。
このツアーでは、日本最初期のワイナリーを今に残した神谷傳兵衛の、ワインへの情熱などを歴史を追って現在の牛久シャトーに至るまでをガイドしてくれます。
ワインを貯蔵していた大樽を前に試飲をし、その後レストランで茨城県産の食材を使用した料理を楽しめます。
開催当日は、16時に本館の前に集まり、非公開になっている本館の2階を見学することができます。
その後、神谷傳兵衛記念館を見学し、地下ワインセラーでのワイン試飲を行いレストランでフルコースディナーを頂いてナイトツアーは終了します。
1人6,600円で未就学児のお子様は無料で参加いただけます。
このイベントでは、9月の最初の2日間のみオープニング記念としてジャズライブ付きのディナーになっているそうです。
牛久シャトーの祭り【まとめ】
「牛久シャトー」では、再開後様々なイベントなどが行われてきました。
季節に合ったイベントや、牛久シャトー主催のイベントもあり、普段とは違った楽しみ方ができます。
お子さんにも楽しめるものから、大人の方が楽しめるものまで様々です。
ワイン好きの方にはぜひ、ナイトツアーに参加してみてほしいです。
大樽の前で違った雰囲気での試飲ができるので、ワインも雰囲気もどちらも楽しめます。
いつもとは違った楽しみ方ができるものが多いのでぜひイベント開催の際は、訪れてみてください。