縁結びの神様としても有名なパワースポットである出雲大社。
その出雲大社でお守りを買う際、うさぎのお守りを見たことがありませんか?
出雲大社のお守りがうさぎの理由、それは、うさぎが出雲大社の神使(しんし)だからです。
神使とは、字の通り神様の使いとして、神様と現世をつないでくれる動物のことを言います。
例えば天満宮は牛、八幡宮は鳩、稲荷神社は狐というように、様々な動物たちが神使として選ばれています。
出雲大社では、うさぎが縁結びの神様である大国主命と私たちをつないでくれているのですね。
そのため出雲大社にはお守り以外にも、うさぎの石像などもいろんなところで見ることができるんですよ。
今回は、出雲大社のお守りがうさぎの理由やその意味、効果などについて、そして、待ち受けとはどういうことなのか詳しく説明していこうと思います。
出雲大社のうさぎのお守りって?
出雲大社のうさぎのお守りは、出雲大社の境内や神門通りのお店で購入することができる縁結びのご利益があるお守りです。
でも、なぜ出雲大社のお守りがうさぎなのか
出雲大社にうさぎのお守りがあるのは、うさぎが出雲大社の神使だからなのですが、なぜうさぎが神使となったのでしょう。
それは日本神話(古事記)に記されている「因幡の白兎」を見ていくと理由がわかります。
ここで「因幡の白兎」の簡単なご紹介。
「因幡の白兎」は、出雲大社の御祭神、大国主命と白兎との物語です。
因幡の国に、八上姫というとても美しい姫がいるという話を聞いた大国主命と兄弟たちは、八上姫に会うため因幡の国に向かうことにしました。
その道中、ある出来事からサメに皮を剝がされ痛みで泣いていた白兎に出会います。
先に出会った兄弟たちは、わざと傷がひどくなることを教え、白兎はそれを信じ、傷が悪化してしいます。
そこに大国主命が通りかかり、正しい治療法を教えると、みるみるうちに傷は治ってしまいました。
その時に白兎が、「因幡の国の八上姫は、大国主命を選び結婚するでしょう」と予言をしました。
大国主命と兄弟たちが八上姫の元に着くと、八上姫は本当に大国主命を選び、見事結婚することとなりました。
というような物語です。
このことから、うさぎが出雲大社の神使となったと言われています。
要するに白兎は、大国主命と八上姫のキューピットだったということですので、うさぎのお守りに、縁結びの効果が期待できるのも納得できますね。
うさぎのお守りの効果は?正しい持ち方や返納方法
出雲大社のうさぎのお守りの効果、ご利益はやはり「縁結び」です。
一般的に「縁結び」と聞くと、恋愛について思い浮かぶ方が多いと思いますが、恋愛以外にも家族や友人、仕事や学校などもあります。
うさぎのお守りは、出雲大社の他のお守りに比べ、恋愛についての縁結びの効果がより感じられやすいのかもしれませんね。
お守りは基本的には自分の身近に身に着けておくと良いとされています。
良く持ち歩くものや、かばん等に付けておくのも良いですね。
そして、お守りは1年に1度新しいものに変えることによって、より効果が期待できるとも言われています。
ここで注意してほしいのが、今までお世話になったお守りの取り扱いです。
捨てるのは絶対にNGです!
出雲大社には「納め所」という、お守りなどをお返しできる場所があります。
感謝の気持ちを込め、きちんと納め所へお返ししましょう。
万一、遠方で直接出雲大社に行けない場合は、郵送でも受け付けてくれるそうですので、問い合わせてみましょう。
出雲大社の待ち受け画面って?
出雲大社では、ハートを持ったうさぎの石像の写真を待ち受け画面に設定すると、縁結びのご利益が受けられると言われています。
出雲大社には50近いうさぎの石像がありますが、ハートを持ったうさぎの石像は2体しかありません。
1つ目は、参道の西側にある西神苑です。
比較的わかりやすい場所なので、見つけやすいと思います。
2つ目は、ご本殿の裏側です。
こちらは、ご本殿の裏に回らないといけないため、少し見つけにくいかもしれませんが、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
出雲大社のうさぎのお守り【まとめ】
いかがでしたでしょうか。
今回は、出雲大社のうさぎのお守りの意味や効果、待ち受け画面についてもご紹介してきました。
出雲大社にお参りに行かれた際は、うさぎのお守りと、ハートを持ったうさぎの石像の写真を手に入れてみてくださいね。
きっと、ご利益が受けられることと思います。
みなさんに、素敵なご縁が訪れますように。