安佐動物公園は、広大な敷地に多種多様な動物が暮らす、西日本最大級の動物園です。
小さな子どもを連れてのお出かけ先としても人気が高く、授乳室やベビーカーのサービスが気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際に赤ちゃん連れで来園した経験をもとに、授乳室の場所や設備、ベビーカーの持ち込み・レンタル情報、さらには夏場の暑さ対策グッズまで徹底解説します。
初めての方でも安心して楽しめるよう、ぜひ参考にしてください。
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安佐動物公園は赤ちゃん連れにやさしい?

安佐動物公園は、西日本最大級の広さを誇る自然豊かな動物園です。
そのため、移動距離は長くなりがちですが、赤ちゃんや小さな子ども連れの来園者への配慮もしっかりされています。
園内には複数の授乳室やおむつ交換スペースが整備されており、バリアフリーの観点からも安心して利用できる工夫が随所に施されています。
さらに、ベビーカーの持ち込み・レンタルにも対応しており、家族みんなで快適に過ごせる環境が整っています。
実際に訪れた家族連れからは、「ベビーカーでも問題なく回れた」「授乳室が清潔で安心だった」といったポジティブな口コミも多く見られます。
安佐動物公園は、子育て中のファミリーにとっても頼れるお出かけ先です。
安佐動物公園の授乳室とおむつ替えスペースはどこにある?

園内マップに黄色い矢印で授乳室(ベビールーム)を示した図です。
安佐動物公園では、授乳室(ベビールーム)が園内に3か所設置されています。
それぞれの施設にはお湯や電子レンジが備え付けられており、赤ちゃんの食事やミルク準備にも便利。
さらに、近くにはおむつ交換台も完備されているため、小さなお子さんと一緒でも安心して利用できます。
エントランス付近(案内所エリア)
園内入口すぐのエントランス横には、広々とした授乳室が用意されています。
- 授乳室:2室
- おむつ交換台:4台(うち授乳室内にもあり)
- 設備:ミルク用お湯、電子レンジあり
スペースにゆとりがあり、ベビーカーを押したままでもゆっくり過ごせるつくりになっています。
来園直後や帰る前のタイミングで利用しやすい場所にあるのもポイントです。
ぴーちくぱーく内(ゾーン4)
園内奥のぴーちくぱーくにも授乳室があります。
- 授乳室:2室
- トイレ:子ども用サイズの便座あり
- 車いすトイレ:おむつ交換台付き(ベビーカーで入れる)
- 設備:ミルク用お湯、電子レンジあり
子ども向けエリアに位置しているため、小さな子連れのファミリーにとって使いやすい場所です。
洋式トイレが多く設置されているほか、園内で唯一、子どもサイズの小便器も設置されています。
食堂バクバク内(ゾーン5)
食事休憩スポットとしても人気の食堂「バクバク」内にも授乳室があります。
- 授乳室:1室
- おむつ交換台:1台
- 設備:ミルク用お湯(給茶機)、電子レンジ、離乳食の販売あり
こちらの授乳室は数が少ないため、混雑時には順番待ちになることも。
ただし、赤ちゃん向けの離乳食(9か月頃~の市販パウチ)の販売があるため、うっかり忘れたときにも助かります。
安佐動物公園のトイレでオムツ替えはどこでもできる?男性トイレもOK?

安佐動物公園では、おむつ替えがしやすい環境も整備されています。
基本的に女性用トイレにはほぼすべての箇所でおむつ交換台が設置されています。
これは赤ちゃん連れの来園者にとって非常に安心できるポイントです。
一方で、男性用トイレには設置がある場所とない場所が混在しています
。パパが1人で赤ちゃんを連れて訪れる、いわゆる“ワンオペ来園”の場合には、事前におむつ交換が可能な場所を確認しておくとスムーズです。
特に便利なのが、車いす対応トイレの存在です。
園内ほとんどのトイレ横に併設されていて、おむつ交換台のほか、ベビーカーごと入れる広さがあるため、男女問わず利用できます。
さらに、おむつ専用のゴミ箱も設置されているため、使用済みおむつを持ち歩く必要がないのも嬉しいポイントです。
特に子ども用トイレがある「ぴーちくぱーく」のトイレでは、小さな子どもにぴったりのサイズの便座も備えられているので、トイレトレーニング中のお子さんにも安心です。
安佐動物公園ではベビーカーは持ち込みOK?レンタルもできる?

安佐動物公園ではベビーカーの持ち込みが可能です。
また、園内でのベビーカーレンタルも行っており、状況や用途に応じて使い分けることができます。
園内は「山ひとつ分」と言われるほどの広さがあり、坂道も多いため、赤ちゃん連れで長時間歩くのはなかなか大変です。
ベビーカーがあると、移動時の負担を大きく減らすことができます。
レンタルベビーカーの詳細情報
貸し出しはすべて正面ゲートを入ってすぐ左手の「案内所」で行っています。
予約はできませんので、早めの来園がおすすめです。
- 料金:1回 350円
- 対象年齢の目安:生後7か月~2歳ごろ
- 台数:70台
- 返却時間:閉園まで利用可能
ベビーカーは比較的簡易な作りで、背もたれを倒すことはできず、荷物かごもコンパクトです。
2歳前後で大半を歩いてくれる子には十分ですが、0~1歳児のように長時間乗る場合は、自前のベビーカーのほうが快適です。
レンタルベビーカーの実際の使い心地(口コミ反映)
口コミによれば、レンタルベビーカーは以下のような特徴があります。
- 荷物かごが小さめ:水筒2本と弁当箱でほぼいっぱいに
- 背もたれは固定式:寝かせられない構造
- 小回りが利きにくい:三輪タイプに慣れていると重たく感じる
- 段差や階段は迂回が必要:園内にはベビーカー用の迂回ルートが複数あり、遠回りになることも
- 足元に余裕がないため3歳以上はやや窮屈
こうした点から、ほとんど歩ける2歳以上のお子さんならレンタルでも十分ですが、長時間ベビーカー移動になる場合や荷物が多い場合は、自前のベビーカーを持ち込む方が快適と言えるでしょう。
暑さ対策は必須!夏のベビーカー移動の工夫

安佐動物公園は自然の地形を活かした広大な敷地にあるため、夏場に訪れるととにかく暑さとの戦いになります。
特にベビーカーに乗っている赤ちゃんは、地面の照り返しや直射日光を直接受けやすく、体感温度が大人以上に高くなることも。
熱中症を防ぐためにも、ベビーカーを利用する際はしっかりと暑さ対策を行うことが大切です。
おすすめの暑さ対策グッズ
- ミニ扇風機(クリップ式)
ベビーカーのフレームに取り付けられるタイプがおすすめ。
風量が調整できる機種だと、赤ちゃんの様子に合わせて調節できます。 - ベビーカー用クールマット
接触冷感素材やジェル入りのマットは、座面が熱くなるのを防ぎ、ひんやり快適な座り心地を保てます。夏場の必需品です。 - 保冷剤や保冷タオル
首元や背中に当てると体温の上昇を防ぎやすくなります。
保冷剤は凍らせてお弁当用と兼用するのも◎。 - 日よけカバー・パラソル
園内は日陰が少ない場所もあるため、紫外線カット用のカバーや傘型の日よけがあると便利です。
これらを上手に使いながら、赤ちゃんが快適に過ごせるよう配慮してあげましょう。
こまめな水分補給と、無理をしないスケジュールも大切です。
安佐動物公園で、赤ちゃん連れにおすすめのその他サービス

安佐動物公園では、授乳室やベビーカー以外にも、赤ちゃんやご家族が快適に過ごせるためのサポートサービスが多数用意されています。
特に園内が広いため、移動補助や荷物管理などに役立つサービスを知っておくと、当日の行動がぐっと楽になります。
車いす・シニアカーの貸し出し
バリアフリーにも配慮されており、車いすや電動シニアカーも用意されています。
- 貸出場所:正面ゲート入ってすぐ左の案内所
- 車いす(手動):無料/9台
- 車いす(電動):無料/3台
- 電動シニアカー:
・2時間500円(以後30分ごとに150円)
・台数2台
・貸出期間は主に3月春分の日~5月、9月~11月の祝日・混雑時以外
※シニアカーの貸出は混雑日やナイトサファリ開催日には行っていません。
コインロッカーで荷物を軽く
荷物が多い育児中の外出では、コインロッカーの存在も非常にありがたいもの。
園内の案内所前に設置されているロッカーは、ピクニックセットや上着などを預けておけるので、身軽に園内を回れます。
- 場所:正面ゲート左側の案内所
- 料金:
・大サイズ:200円/6台
・小サイズ:100円/20台
まとめ|赤ちゃんと一緒でも快適に過ごせる動物園
安佐動物公園は、その広大な敷地と多彩な動物展示だけでなく、赤ちゃん連れでも安心して楽しめる環境づくりがしっかりされています。
授乳室は園内に3か所あり、それぞれミルク用のお湯や電子レンジも完備。
おむつ交換台は女性トイレに常設されており、車いすトイレを使えばベビーカーごと入ることもできます。
離乳食を忘れてしまったときにも、園内で販売されている点は心強いですね。
また、ベビーカーの持ち込み・レンタルにも対応しており、用途やお子さんの年齢に応じて使い分けができます。
夏場には暑さ対策をしっかり行い、保冷グッズなども活用して快適に園内を散策しましょう。
安佐動物公園は、自然に囲まれたのびのびとした空間で、家族でゆっくりと動物とふれあえる貴重なスポットです。
赤ちゃんと一緒でも気負わずに楽しめるよう、事前に設備をチェックして、無理のない計画で訪れてみてください。