温泉好きのなら気になるだろう「千と千尋の神隠し」の油屋のモデルとなっている温泉旅館。
今回は鬼怒川温泉の「千と千尋の神隠し」のモデルはあさやじゃないかという意見を解説します。
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鬼怒川温泉は「千と千尋の神隠し」のモデルになっているの?
まずは台湾から火が付いた
赤色の幽玄な光に包まれる街の風景が、とてもよく似ているから千と「千尋の神隠し」のモデルじゃないかと噂になった、台湾でも人気観光地1位の台湾・九份です。
夜に瓦屋根に連なる赤提灯が見せる独特な雰囲気が、遠くからみても幻想的であり、さらに中に入れば、そこには「千と千尋の神隠し」の世界観があり、行ったことがある人は軽い既視感を抱いたのではないでしょうか。
ちなみに、宮崎駿監督は「海外の特定の町はモデルにしていない」と断言しています。うれしいことに、「千と千尋の神隠し」の舞台は日本のようです。
ジブリが認めた「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所
*江戸東京たてもの園
ジブリ公式のモデルが「江戸東京たてもの園」です。ジブリ公式ホームページにも「大いに参考にした場所」としてされております。
詳細については https://www.tatemonoen.jp/
*有楽町のガード下
「千と千尋の神隠し」の美術監督が参考モデルにしたと認めた「有楽町のガード下」、不思議な飲食店街の街並みは、意外にもサラリーマンの憩いの場でした。
*愛媛 道後温泉本館
その他公式では、「千と千尋の神隠し」のモデルのひとつが愛媛 道後温泉本館です。ここは、スタジオジブリの社員旅行で訪れた場所であり、スタジオジブリ社員の思い出の場所なんでしょう。
*栃木 日光東照宮
湯婆婆が暮らしている油屋最上階の場所の参考にされたようです。煌びやかな豪華絢爛な雰囲気は確かにモデルにしやすいですね。同じ日光地区の鬼怒川温泉にあさやホテルもあることから、「千と千尋の神隠し」のモデルはあさやも?となるかもしれませんね。
*その他
そのほかのインスピレーションを受けた場所として、目黒雅叙園や鹿鳴館があるようです。
既視感やイメージや憶測で「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所
*台湾 九份
最初に火がついたのがここです。地域一体のスケール館はモデルでなくとも、モデルに近い雰囲気です。
*栃木 鬼怒川温泉 あさやホテル
鬼怒川温泉「あさやホテル」は創業130年の鬼怒川温泉でもっとも歴史がある温泉宿で、現在でも、鬼怒川温泉といったら、「あさやホテル」と呼ばれるほど有名で人気があります。
豪華絢爛な館内の大きな吹き抜けは、まるで「油屋」そのものの既視感があり、圧倒されるスケールです。
*山形 銀山温泉
外国人にも人気がある温泉場です。ノスタルジーな雰囲気が東北のジブリファンから火がついたのかもしれません。
*群馬 四万温泉 積善館
四万温泉自体がバブルのころの歓楽的色彩がまったくない温泉場で、落ち着いた雰囲気、よく言えば昭和の雰囲気たっぷりの温泉場です。その中にある、積善館は大正ロマンあふれる建物と大浴場が「THE 湯屋」と言った感じです。
*長野 渋温泉 金具屋旅館
スノーモンキーで有名な温泉の渋温泉、ここの温泉街もバブル景気など関係なく、昔の温泉場がそのまま取り残された雰囲気たっぷりの場所です。その中でも、立派な佇まいの「金具屋旅館」は夜間が暖光色の光に相まって、まさに湯屋油屋そのもの。「千と千尋の神隠し」の映画前より、夜間の撮影スポットになっていたほどです。
*群馬 伊香保 河鹿橋
湯屋油屋にいく前の大きな赤い橋のモデルとなったと言われています。
伊香保は東京から近く関東でも人気のある温泉地で石段街があり、その石段街に寄り添うように、商店や旅館があることから、温泉場の雰囲気と賑やかさを味わえる場所です。
そして紅葉で有名な河鹿橋ですが、ここも紅葉の時期にライトアップしていることから、その光景がまるで、「千と千尋の神隠し」の湯屋油屋にいく前の大きな赤い橋みたいと思われたのではないでしょうか。
鬼怒川温泉の「千と千尋の神隠し」のモデルはあさや?
鬼怒川温泉「あさやホテル」は創業130年の鬼怒川温泉でもっとも歴史がある温泉宿で、現在でも、鬼怒川温泉といったら、「あさやホテル」と呼ばれるほど有名で人気があります。
豪華絢爛な館内の大きな吹き抜けは、まるで「油屋」そのものの既視感があり、圧倒されるスケールです。しかし残念ながら、公式に認められておらず、前記の既視感やイメージや憶測で「千と千尋の神隠し」のモデルとなった場所のカテゴリーになります。
鬼怒川温泉は千と千尋の神隠しのモデルになってるの?【まとめ】
日光東照宮が公式にモデルとなったとされていることから、日光エリアの宿にも注目があつまるはずです。
そのなかで、創業130年の歴史ある湯宿で、豪華絢爛な館内の大きな吹き抜けのスケールに圧倒されれば、だれもが「千と千尋の神隠し」のモデルはあさやだったのだ。と思うに違いありません。日光東照宮は公式モデルも加算され、まさに既視感やイメージや憶測で鬼怒川温泉の「千と千尋の神隠し」のモデルはあさやとなるのは容易に想像できます。
宮崎駿監督は何かを見て描くのではなく、自分の記憶の中にあるものを手繰り寄せるようにして書くそうなので、もしかしたら、公式で発表されていなくても、何かのきっかけで見ていたかもしれないので、絶対違うとは言えないような気がしますね。
ただ、一つ言えることは、「千と千尋の神隠し」の世界観をもつ風景や宿がある日本って、素晴らしいですね。