善光寺の「戒壇巡り」は、真っ暗な回廊を手探りで進む体験で、極楽浄土に通じるご利益があるとされています。
しかし、「怖くてパニックになった」「心霊現象を感じた」という声もあり、初めて体験する人には不安もあるでしょう。
今回は、戒壇巡りの意味やご利益、実際に体験した人の声などを詳しくご紹介します。
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善光寺の戒壇巡りでパニックになる人はいる?

善光寺の御戒壇巡りは「暗闇の中を手探りで進む」という特性から、想像以上に不安を感じる方が多く、中には軽いパニック状態に陥ったという声も聞かれます。
SNSや口コミサイトを見ても、次のような体験談が見受けられます。
「想像以上に真っ暗で、一瞬どこにいるのかわからなくなって怖くなった。前にも後ろにも誰もいなかったから、ちょっと泣きそうになった…」(20代女性)
「暗闇が怖くて途中で戻ろうかと思ったけど、壁を頼りにゆっくり進んで何とか錠前に触れた。精神的にかなり試される体験だった」(30代男性)
「後ろの人が突然悲鳴を上げて驚いた…。パニックだったのかも?前の人と距離が空いてたし、真っ暗なので一人になると余計怖い」(40代女性)
このように、暗所が苦手な方や閉所恐怖症気味の方にとっては、思った以上に精神的負担を感じる場面もあるようです。
実際のSNS投稿されている声もいくつか紹介します。
善光寺の戒壇巡り(昔は胎内巡りだったような?)でパニック発症。昔大丈夫だった気がしたのがよくなかった。闇、閉所、人混み、線香の匂い、全て死を連想させてまともに立っていられない。何がよくないって家の布団にいても不安になるのがまずい。明かりがないと部屋にいられない。失敗したわ。
— 胡麻ぷりん (@gomapurinn) June 14, 2025
善光寺の戒壇巡りの話で盛り上がってるんだけど、数メートル入っただけでパニックになった閉暗所恐怖症の私の話でもする?おもいきり逆走したわ
— 🐈𝕒𝕘𝕠🐈 (@napporion) March 27, 2015
善光寺の戒壇巡りは
— ミー。 (@SuO4fZsWsres2Bz) April 28, 2025
真っ暗闇の中私は
前のHさんに何回かぶつかる😆結構長い1人なら
できない?急に右に回る
ギコギコ音がすれば鍵が近い出口に階段が急に
ある7段位かな?パニックになり、
Oさんが落ちかかる
うまく、後ろが受け止めた。
恐怖の戒壇巡り善光寺
は面白い
何名かとやるのがお勧め😆
特に、人が少ない時間帯に一人で入ると、視覚が奪われた不安感が増幅されやすくなります。
ただし、回廊の構造は安全に配慮されており、実際に事故や怪我の報告はほとんどありません。
誰かと一緒に入る、前後の人と距離を空けすぎないなどの工夫をすれば、安心して体験できるでしょう。
暗闇に不安がある方は無理せず慎重に

御戒壇巡りはあくまで自由参加の体験型参拝なので、無理をする必要はありません。
特に以下のような傾向がある方は、事前によく検討されることをおすすめします。
- 過去に暗闇に関するトラウマ体験がある方
- 閉所恐怖症やパニック障害などの既往歴がある方
- 真っ暗な場所で極度の不安・恐怖感を感じたことがある方
- 精神的に不安定な状態のとき(疲労・ストレス・睡眠不足など)
戒壇巡りの暗闇は、本当に“目を開けても何も見えないレベル”の完全な闇です。
精神的に強い刺激を受ける可能性もあるため、不安がある場合は無理をせず、誰かと一緒に入るか、別の参拝方法を選んでも十分に善光寺のご利益は得られます。
ご自身の心身の状態と相談して、無理なく体験することが一番です。
善光寺の戒壇巡りとは?筆者の体験談
善光寺の本堂は、約1400年前に建立された歴史ある建造物で、現在の建物は約400年前に再建されたものです。
本堂は国宝にも指定されており、長野の名所として全国的に知られています。
この本堂の参拝を終えたら、ぜひ体験してほしいのが「御戒壇巡り(おかいだんめぐり)」です。
戒壇巡りとは?善光寺で体験できる“暗闇の参拝”

本堂向かって右手に入口があり、地下の真っ暗な回廊を進むという特別な参拝方法です。
回廊の途中には「錠前(じょうまえ)」と呼ばれる金具が設置されており、それに触れると極楽浄土に行けるという信仰があります。
この戒壇巡りは、「胎内巡り」とも言われており、如来様の体内を模した神聖な場所とされています。
錠前のある場所は「瑠璃壇(るりだん)」と呼ばれ、如来様がいらっしゃるとされる神域です。
暗闇の中を手探りで進むスピリチュアル体験

筆者が体験したのは、早朝のお朝事(おあさじ)後の7時30分ごろ。
前に2人の参拝者がいたものの、後ろには誰もおらず、ほぼ一人の状態でした。
最初はまだ光が差し込んでおり、「思ったより暗くない」と油断していたのですが、数歩進むと一気に漆黒の世界に包まれます。
視界はまったく効かず、頼りになるのは壁だけ。
錠前は右手側にあるため、右手で壁をなぞりながら、すり足で一歩ずつ慎重に進みます。
真っ暗な中で、前方に何かあったらどうしようという不安や、出口にたどり着けないかもという恐怖に襲われながらも、「極楽に行ける」という思いが支えになりました。
床は平らでつまずく心配はなかったものの、回廊は曲がりくねっていて、壁から手を離さないことが大切だと実感しました。
錠前に触れた瞬間と出口の光

途中、前方からガチャガチャと錠前を触る音が聞こえ、ようやく人の気配を感じて少し安心。
さらに進むと、右手に冷たい金属の感触があり、ついに錠前に触れることができました。
「これが錠前か……」と思いながらしっかりと触れ、「極楽への切符を手にした」と気持ちを奮い立たせ、再び漆黒の道を歩き続けました。
やがて、遠くにぼんやりと光が見えてきたときには、自然と心が安堵に包まれました。
「出口だ、終わった」と思った瞬間、なんとも言えない達成感に満たされました。
普段の生活では味わえない“暗闇を受け入れる体験”が、御戒壇巡りのご利益につながっているのかもしれません。
善光寺の戒壇巡りは心霊現象はあるの?

御戒壇巡りについてネット上を調べてみると、「怖かった」「何かを感じた気がする」といった声が一定数見受けられます。
なかには、心霊体験のように感じたというエピソードもあります。
以下は実際に語られている声の一例です。
「誰もいないはずなのに、背後から足音がついてきている感じがした。振り返っても真っ暗だから確認できないのが余計に怖かった…」(30代女性)
「自分の後ろを誰かがついてきてるような気配がして、怖くて壁から手が離せなかった。出口が見えたときは本当に泣きそうになった」(20代男性)
「錠前を探して手を伸ばしてたら、右肩を“トン”って軽く押されたような感触があって本気で焦った。誰も後ろにいなかった」(40代男性)
こうした体験が「霊的なものかどうか」は断言できませんが、五感を奪われた空間に身を置くと、人間の感覚は敏感になります。
暗闇の中で聞こえるわずかな音や、空気の流れ、気配のようなものが「何か見えた」「感じた」といった不思議な印象につながっているのかもしれません。
とはいえ、善光寺の戒壇巡りは如来様の胎内を表現した聖なる場所。
仮に何かを“感じた”としても、それは悪いものではなく、ご加護の一端ととらえても良いのではないでしょうか。
善光寺の御戒壇巡りでパニックになる?【まとめ】
今回は善光寺の御戒壇巡りについて、どんなご利益があるのか、パニック、心霊現象があるのかなどについて調べてきました。
回廊は思った以上に暗闇だったのでパニックになりかけましたが、「極楽の御利益」と心で念じながらゆっくりと歩いてみました。
心霊現象もあるのかなと思いましたが、考えないようにしました。
暗闇でも何か浮かんできそうですごく怖かったけど、やはり「極楽の御利益」と自分を奮起させて45メートルを歩きました。
自分の時は歩いている人が少なかったので、落ち着いて歩くとも出来て自分と向き合えた時間でした。
京都の清水寺の御戒壇巡りも体験したことがあるので、またどこかの御戒壇巡りに行ってみようと思います。