神社仏閣に興味が無くても、善光寺というお寺の名前は聞いたことはあるのではないでしょうか。
特に数えで7年に1度の「御開帳」というイベントは全国的に有名ですよね。
昔から一生に一度は善光寺参り、といわれていて大勢の人が訪れる長野の人気スポットです。なかでも本堂にある御戒壇巡りの体験は是非ともしておきたいです。
今回は、善光寺の御戒壇巡りについて、どんなご利益があるのか、パニック、心霊現象があるのかなど調べていきましょう。
善光寺の戒壇巡りとは?
国宝である善光寺本堂は今から1400年ほど前に建立された歴史あるお寺です。
これまで11回の火災に見舞われながらも都度、復活し現在の本堂は400年前に建立されています。
日本を代表する善光寺本堂での参拝を終えたら、戒壇巡りを体験してみましょう。
戒壇巡りとは、本堂を前に右側に入り口あります。
床下の暗闇の回廊に錠前があって、錠前に触れると極楽に行けるというご利益があると信じられています。
この戒壇巡りというのは、胎内巡りともいわれています。如来様の体内を想定して錠前のところが如来様がいらっしゃる瑠璃壇となっています。
自分はお朝事が終わって7時30分位に行きました。自分の前に2人が入られて、後ろは誰もいませんでした。
人がいた方がいいのか、いない方がいいのかわかりませんが、混んでいるとゆっくり錠前に触れないような気がします。
さて、いよいよ階段を下りて回廊を進んで行きます。入り口付近はまだ明るさが差し込んでいるので、「暗闇って聞いてたけど、余裕じゃん」なんて思いましたが次第に漆黒の暗闇になります。
そうなると、暗闇と自分との戦いになっていきます。
錠前は右側にあるので壁をなぞるようにゆっくり進んでいきます。
床に凹凸あるかもしれないし、前方になにかあってぶつかるかもしれないし、このまま出口に、光のある方に出れないんじゃないか、恐怖と不安要素がいっぱいです。床はフラットでつまずくことは無かったです。
人の気配感じないけど、「前に2人いたよな、大丈夫だよな」とか思いながら、すり足で進んでいきます。
回廊は途中で蛇行したり、曲がったりします。漆黒の暗闇では、壁だけが頼りで絶対に手を離さないようにすることが重要だなと思いました。
すると、前の方から銃前をガチャガチャする音が聞こえてきて、少しほっとします。
少し進むと、自分の右手にもヒヤッとした金属製の錠前らしきものが手に触れて、「これが錠前?」かなと思いながらたくさん触れてきました。
「これで極楽浄土にいけるかも」と思うと、元気が出てきて、怖いけどまた漆黒の暗闇を進んでいきます。
少し光が見えてきて、「やった、出口だ、御戒壇巡りは終わったのかな」と思いホッとしました
普段は味わえない暗闇を辛抱することも、ご利益に繋がるのかなとも思いながら、無事戒壇巡りを終えました。
善光寺 御戒壇巡りのサイトはこちら→https://www.zenkoji.jp/meguru/
善光寺の戒壇巡りはパニックになる?心霊現象はあるの?
自分によって戒壇巡りの体験は、普段の生活で味わったことが無い暗闇でした。
回廊は45メートルほどなのですが、もっと長い距離のように感じたし、音も無かったし、不安しかなかったです。
暗闇に耐え切れずパニックになる人もいると思うし、だからと言って声を出したり走ったら他の人に迷惑になるので暗い所が苦手な人は誰かと一緒に歩くといいと思います。
戒壇巡りは怪談巡りとも言われて、暗闇で何か見えて心霊現象を体験したような気持になるかもしれません。
しかし回廊は如来様に胎内であるので、心霊もご利益のうちと思えばきっと大丈夫です。
錠前を触って極楽浄土への切符を手にしましょう。
善光寺の御戒壇巡りはパニックになる?【まとめ】
今回は善光寺の御戒壇巡りについて、どんなご利益があるのか、パニック、心霊現象があるのかなどについて調べてきました。
回廊は思った以上に暗闇だったのでパニックになりかけましたが、「極楽の御利益」と心で念じながらゆっくりと歩いてみました。
心霊現象もあるのかなと思いましたが、考えないようにしました。
暗闇でも何か浮かんできそうですごく怖かったけど、やはり「極楽の御利益」と自分を奮起させて45メートルを歩きました。
自分の時は歩いている人が少なかったので、落ち着いて歩くとも出来て自分と向き合えた時間でした。
京都の清水寺の御戒壇巡りも体験したことがあるので、またどこかの御戒壇巡りに行ってみようと思います。