金沢城は中に入れる?入場門・見学ルート・モデルコースを徹底解説!

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金沢城って中に入れるの?と気になる方も多いはず。

加賀百万石の歴史ある城として人気ですが、広い公園のようでどこから入ればいいのか迷いますよね。

この記事では、金沢城に入れる場所やおすすめの見学ルート、モデルコース、見どころまで徹底解説します。

初めて訪れる方もこの記事を読めば迷わず楽しめますよ!


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目次

金沢城の中には入れるが天守閣はない

金沢城と聞くと「お城=天守閣」とイメージする方も多いですよね。

しかし、実は現在の金沢城には天守閣がありません。

加賀百万石を誇った金沢城には、かつて天守閣がありましたが、火災や落雷で消失してしまい、今では石垣や門、櫓、長屋などの建造物のみが復元・現存しています。

そのため、金沢城公園では天守閣に入ることはできませんが、代わりに菱櫓や五十間長屋、橋爪門続櫓といった建物の内部見学が可能で、これらから当時のお城の造りや工夫を感じることができます。

ではなぜ金沢城の天守閣はなくなったのでしょうか?

詳しくは以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。

金沢城公園について

まず、金沢城公園についてざっくり説明します。

加賀百万石前田家の居城でしたが一般に公開された歴史的建造物です。

何度も火災に見舞われほとんど焼失してしまいましたが、一部復元しています。          

前田家は明治2年14代まで居城として置かれました。

その後はH7年まで金沢大学キャンパスとして利用。H5年3月に公園化に向けた動きが始まり、H7年に金沢大学は移転しています。

H8年に国から金沢城址を取得して現在の金沢城公園が造設されました。

金沢城の中の見どころ

前述のように金沢城の中には入ることができます。

また金沢城公園も金沢城の敷地の一部ですので、公園の中に入った時点でお城に入っていると言えます。

現在見学できる部分は、1809年当時のままに復元された建物で、歴史を感じながら見学できます。

ここでは、金沢城の見どころを解説します。


金沢城の入場門は5つ

石川門

金沢城には入場門が5つありますが、まずは石川門から紹介します。

現在は表門として扱われていますが、江戸時代までは裏門として使用されていました。

河北門、橋爪門とともに三御門と呼ばれていた重要な門です。

兼六園側から歩いていくと橋があり、橋を渡るとすぐ目の前に石川門が現れます。

ここでは石川門をバックに写真を撮る方が多いですよ。


三の丸広場と復元された建物

三の丸広場

石川門をくぐると、すぐに三の丸広場があります。

広場に入ると、目の前に横に長い建物が見えてきます。


菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓

右から菱櫓(ひしやぐら)、五十間長屋(ごじゅっけんながや)橋爪門続櫓(はしづめもんつづきやぐら)が並んでおり、これらは2001年に復元されました。


菱櫓の見どころ

菱櫓には7ヶ所に配置された石落としがあります。

石落としとは、石垣をよじ登って攻めてくる兵に向かって石を落とすための出窓のような構造です。

当時のお城は戦いに備えて様々な工夫がされていて、とても興味深いですね。

また、階段も当時のまま忠実に再現されていて、かなり急なので登る際は気をつけてください。

3階に上がると、外の城内の景色を眺めることができ、とても綺麗です。


五十間長屋の特徴

五十間長屋は菱櫓と橋爪門続櫓を繋ぐ建物で、当時は武器庫として利用されていました。

長さが約五十間(100m)あるため、この名前がつけられたそうです。


橋爪門続櫓は撮影スポット

最後に橋爪門続櫓ですが、ここは当時橋爪門の見張り場所として使われていました。

格子窓にはガラスが入っていないため、外の景色を撮影するのに絶好のスポットとなっています。


その他の入場門

河北門

他にも入場門として河北門(かわきたもん)があります。

金沢城の大手から入り、河北坂を上がったところにある三の丸の正面で、金沢城の実質的な正門でした。

石川門、橋爪門とともに金沢城三御門と呼ばれ、宝暦の大火で焼失した後、安永元年に再建されました。

明治15年まで、正門として使用されていました。

鼠多門

そして、鼠多門(ねずみたもん)は明治時代に失われて以来、約140年ぶりに復元整備され、2020年7月に完成したばかりです。

古地図や古文書をもとに、当時の姿が忠実に再現されています。


金沢城観光のモデルコースと所要時間

金沢城公園はとても広く、見どころも多いので、どこから回ればいいか迷う方も多いでしょう。

ここでは、初めて訪れる方向けにおすすめのモデルコースをご紹介します。

所要時間は約40〜60分程度です。

モデルコース

石川門から入場(所要時間:5分)
兼六園側から橋を渡って石川門へ。ここで金沢城らしい写真を撮る方が多いです。

三の丸広場を散策(所要時間:5分)
石川門をくぐると三の丸広場。開けた芝生エリアで金沢城全体の景観を楽しめます。

菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を見学(所要時間:20〜30分)
金沢城の内部見学エリア。入館料が必要ですが、忠実に復元された内部構造や石落とし、武器庫跡などを間近で見られます。急な階段に注意してください。

河北門・河北門枡形(所要時間:10分)
金沢城の正門とされる河北門へ。周囲の石垣の積み方も見ごたえがあります。

鼠多門を散策(所要時間:5分)
復元されたばかりの鼠多門にも立ち寄ってみましょう。古地図に基づく歴史的復元が興味深いポイントです。

鶴の丸休憩館で休憩(所要時間:10分)
散策後は、鶴の丸休憩館内にある「豆皿茶屋」でひと休み。金沢ならではの和スイーツやお茶を楽しめます。


【効率的に回るポイント】

  • 見学時間が限られている場合は、菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓を優先すると金沢城の構造や防御の知恵がよくわかります。
  • 兼六園とセットで訪れる場合は、午前中に兼六園、午後に金沢城という順序が混雑を避けやすいです。

金沢城の施設について

入園料は無料です。

ただし、菱櫓、五十間長屋、橋爪続櫓は有料です。

料金はインフレで変わることもあるので以下の公式サイトをご確認ください。

金沢城公園の石垣や建造物のライトアップも実施中です。毎日22時まで。

状況により変更や中止になる場合もございます。

金沢城は中に入れる?どこから入る?入り方やみどころを徹底調査!【まとめ】

金沢城は石川門や河北門など複数の門から入ることができ、菱櫓や五十間長屋など歴史的建造物をじっくり見学できます。

モデルコースを参考にすれば効率よく回れますので、兼六園と合わせてぜひ訪れてみてください。

四季折々の景色や石垣の美しさを楽しみながら、加賀百万石の歴史に触れる素敵な時間を過ごしてくださいね。

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