道後温泉と「千と千尋」を比較!モデルになってるの?

2001年に発表されたスタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」。

あらすじは、引っ越しの際に迷いこんだトンネルの向こうの不思議な世界で過ごすことになった千尋。

この世界の店の食べ物を勝手に食べて豚にされた両親を助けるため、支配者である魔女「湯婆婆」と契約し、「千」という名前で八百万の神が集う温泉旅館「油屋」で働くことになった。「名のある川の主」や「カオナシ」のエピソードが有名。

千と千尋の神隠しの舞台モデルについて

日本や世界には、千と千尋の神隠しの舞台とされる場所がいくつかあります。

道後温泉も、千と千尋の神隠しに出てくる建物のモデルになっています。

これは、ジブリの美術監督さんが、X経由で事実であると認めています。

千と千尋の神隠しの世界観は、シーンごとに日本の特徴的な温泉地や歓楽街の雰囲気を織り交ぜて創作された「神々の住む世界」であることがうかがい知れます。

油屋の正面と道後温泉本館

油屋は橋の上正面から見ると、5階以上ある建物に見えます。壁面は赤、屋根は緑で塗られています。建物は、一点を中心にそびえ立っています。作中では、地下にもフロアが3階ほどあることが見て取れます。

一方、道後温泉本館は平屋のような作りになっている箇所もあれば、3階建てのようになっている部分もあります。裾野や奥行きがあり、階数ごとにフロアの面積が異なる仕様です。

よく見ると、油屋にも上層部に塔のような場所があります。

これは、道後温泉のてっぺんの「白鷺」がいる塔の部分に似ていますね。

建物の階数や色は異なりますが、屋根の形は似せているように見えます。

内部で千尋が駆け回るシーン

油屋で「おくされ様」にの担当になった際、中を駆け回るシーンでも、奥に見える部屋の入口が道後温泉本館の入口に似ているところもあります。

神様の入浴シーン

「オオトリ様」のような神様が温泉に入っているシーンの内部構造は、道後温泉本館の「神の湯」や「霊の湯」にどことなく似ているのではないでしょうか。

その他「千と千尋の神隠し」のモデルと言われている温泉地・観光地

*JR下灘駅(愛媛)
道後温泉観光とセットで行きたい場所。
銭婆のところへ行く際の駅にそっくりな雰囲気。

*積善館(群馬)
ハクと千尋が橋をわたっていくシーンに似ています。

*金具屋 (長野)
上にそびえたつ建物の雰囲気が似ています。

*九ふん(人べん+分、台湾)
千尋一家が迷い込んだ食べ物屋さんがある歓楽街に雰囲気が似ています。
など

道後温泉と「千と千尋」との比較【まとめ】

道後温泉本館の内装と屋根の形は、スタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」に取り入れられています。

道後温泉には、日本神話に登場する神様の訪問があった、という伝説もあり、まさにテーマに即したモデルであるといえるでしょう。

ただし、道後温泉だけをモデルにしているわけではなく、日本や海外の温泉地や歓楽街を参考にしている部分もあります。温泉以外には愛媛県内だとJR下灘駅という場所もあります。

道後温泉本館は、2024年まで改装工事をおこなっているため、入れない部分や見学できない部分が多々ありましたが、いよいよ今年は工事が終わるため、細部にわたってくまなく見学できることでしょう。

また、作品が好きな方は今一度作品を鑑賞しなおして、どこに道後温泉のエッセンスがちりばめられているか、よく確認してみてはいかがですか。

神話に登場する神様や千と千尋の神隠しに登場する神様について調べることも面白いでしょう。

また、道後温泉以外にもアニメのシーンのモデルになっている場所がいくつもあります。

モデルになっているか不確かでも、似ているような雰囲気を味わえる場所もあります。

ぜひ、温泉旅行や海外旅行に足を運び、千と千尋の神隠し気分を味わってみることをおすすめします。

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