静岡県は干物の生産量が日本一です。
そのような静岡県のなかで伊東市では毎年行われる「伊東温泉めちゃくちゃ市」のコンテンツに一つとして「ひもの開き日本一大会」が開かれるなど、干物に対する思い入れが特に強い地域でもあります。
そんな職人気質の人達が作っている干物を製造・販売だけでなく食堂を営業している店を中心にご紹介します。
Contents
伊東温泉付近で製造販売している干物店?干物食堂も営業している店3選!
干物は脂がないとパサパサなってしまいます。アジやカマスのような身のやわらかい魚は塩焼きにするには問題ない鮮度でも、干物にするには鮮度が良くないといけない。
塩加減や乾燥の技術など、作る人が長い時間かけて作り上げる伊東の干物は、全然違います。今回のおすすめは、製造販売している干物店が干物食堂も営業している「そりゃ絶対うまいでしょ」の店3店舗です。
ふじいち
伊東港の近くにあり、相模湾を一望できる「ふじいち」店頭で干物を選び、2階の食堂部で焼いて食べるシステムです。だから自分の好きな干物をえらんで食べられます(焼き代が1枚150円、ご飯セットが400円です)。
そして、ここの特徴は、干物と一緒に刺身や他の魚介類も食べられること。海鮮も食べられる干物食堂ですからテーブルにはロースターがセットされています。干物やその他の魚介類を自分で焼くスタイルで、イカの丸焼きは人気のメニューです。伊東駅から車で5分歩いても20分程度です。
公式サイト https://www.fujiich.net/
杉田商店
ここは、アジの干物もそうですが、カマス・むろアジ・サンマみりん・金目鯛などショーケースからお好みの干物を選ぶこともできます。ご飯・味噌汁・小鉢などは別料金ですが、 自分の好きな干物定食にできること路が最高です。
早朝7時30分からやっているので、宿が素泊まりの人には最適ですね。もちろん、お店では焼酎や生ビールなどもあり、干物をつまみに一杯やることもできます!!
お魚が苦手というお子様にも、名物アジピザや金目鯛のキッシュなど、魚を食べやすいメニューもありおすすめです。伊東駅から車で3分歩いても7分程度です。
公式サイト https://www.sugikuni.com/
伊豆中ばんばん食堂 伊東マリンタウン店
文頭でご紹介した「ひもの開き日本一大会」は、市内の水産加工業者を対象に、ひもの開きを得意とする8人が参加し、ひもの開きを競う。
競技はアジ・エボダイ・キンメの3種を規定数さばき、スピードのほか、開かれた魚の美しさなどを加点し順位を決めていく大会です。その大会で、毎年総合優勝者を出している店が干物問屋の「伊豆中」です。
その店の直営店が「伊東マリンタウン内」にあります。こちらの店、場所柄か海鮮丼類を食べているお客様さんが圧倒的に多いのですが、ここの店は絶対「干物定食」です。焼き加減が本当に難しい干物。こちらのお店は火の入れ具合が上手く、芳ばしくかつジューシーな干物が出されます。
公式サイト http://www.banbanshokudo.jp/
伊東温泉のおすすめ番外編(干物の製造販売はしていませんが)おふくろの干物定食
伊東市宇佐美地区の国道135号線沿いを熱海方面に向かうと「ふしみ食堂」があります。
ちなみに宇佐美エリアは、文中でも紹介したあの干物問屋の「伊豆中」本社がある場所です。「ふしみ食堂」の昭和の昔なつかしいドライブインによくあったコカ・コーラのロゴが入った看板は、この道を通ったことがある人は、一度は気になったことがあるお店だと思います。
ここは、客席12席の小さな店ですが、40年以上前から店を一人で切り盛りしている女将さんが作る、おふくろの味が人気です。素朴なおふくろの味が干物を中心に味わえます。
参考サイト(食べログ) https://tabelog.com/shizuoka/A2205/A220503/22010038/
伊東温泉の干物食堂おすすめ4選を紹介!【まとめ】
東京から新幹線利用で熱海駅まで、その後伊東線に乗り換えても、東京から約1時間程度で行ける伊東温泉。魚離れが進んでいる日本人ですが、依然として寿司は人気です。
魚が嫌いというわけではなく、焼き魚はグリルが汚れる、部屋が臭くなるなど敬遠されてしまっています。だからこそ伊東に行ったら、絶対美味しい干物を食べない選択はありません。