鬼怒川温泉は、栃木日光市の鬼怒川上流域に位置する、古い歴史を持つ温泉郷です。雄大な渓谷美に彩られた関東有数の温泉街です。
かつては箱根・熱海と並んで「東京の奥座敷」と呼ばれ、現在でも年間200万人以上の観光客で賑わう、雄大な渓谷美に彩られた関東有数の温泉街です。
そんな、鬼怒川温泉の泉質と効能を中心に調べてみました。
鬼怒川温泉の由来
もとは滝温泉という名前で呼ばれていた鬼怒川温泉お起源は江戸自体にさかのぼります。江戸と会津若松を結ぶ宿場町として栄えました。
日光の寺社領であったことから、日光詣での大名や僧侶のみが入ることが許された湯治湯で、庶民に解放されたのは明治以降と言われています。むかしは、一般の人が入れなかった貴重な温泉でした。今の時代がありがたいですね。
鬼怒川温泉の泉質と効能
鬼怒川温泉の泉質は単純温泉で、弱アルカリ性のお肌にやさしい「美肌の湯」の温泉です。やわらかな手触りのお湯は無色透明で無味無臭です。
古くから北側の川治温泉とともに「傷は川治(川治温泉)、火傷は滝(現在の鬼怒川温泉)」と言われ親しまれてきました。皮膚病、胃腸の病気などにも効能があり、神経痛・リウマチなどの神経系への効能もあります。
その他の効能として、筋肉痛、間接痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進などがあります。お肌に優しい泉質なので、赤ちゃんからお年寄りまで安心しては入れますね。
*単純温泉とは
温泉水1㎏中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものです。このうちph8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」と呼んでいます。
アルカリ性単純温泉は肌触りが柔らかくすべすべした感じの癖のない温泉です。
すべすべと感じるのは温泉が古い角質を洗い流してくれるからで、そのうえ新陳代謝を促進してくれるからです。
女性にはうれしいことにアルカリ性単純温泉はくすみも除去してくれることからレンジング作用があると言われています。鬼怒川温泉のアルカリ性単純温泉のPh値は程度となっています。
俗にいう、「美人の湯」「美肌の湯」とは、このph値が高いものを言ったりしています。
*鬼怒川温泉の源泉
鬼怒川には32の源泉があり、毎分3.573ℓもの天然温泉を湧出しています。鬼怒川の絶えることのない豊富な湯量と、最高品質の温泉は、いまも人々を癒し続けています。
鬼怒川温泉の泉質と効能を日帰りで味わう
鬼怒川温泉の泉質と効能を日帰りで味わうなら、公共の日帰温泉施設「鬼怒川公園岩風呂
がおすすめです。
四季を感じられる鬼怒川公園内にある日帰温泉で、男女それぞれに露天風呂・内湯があり、特に石造りの露天風呂は源泉100%で湯量が豊富です。
四季の草花や鳥のさえずりを楽しみながらのんびりと入浴できます。鬼怒川公園内に4月に咲くしだれ桜も見事です。場所は鬼怒川温泉駅から一つ先の鬼怒川公園駅になります。
鬼怒川温泉の効能は?【まとめ】
鬼怒川温泉の人気の一つが、電車での首都圏からのアクセスの良さですね。他の温泉地ですと、山の中にあったりして電車を乗り換え、バスに乗り換えたりとアクセスが大変なところがほとんどです。
鬼怒川温泉は、東武鉄道の特急スペーシア・リバティで浅草・北千住・などからのアクセス抜群です。
さらに平成18年3月からは、JRと東武鉄道の特急が相互乗り入れを開始し、新宿・池袋・浦和・大宮から乗り換えなしで来ることができるようになり、東京・埼玉からの主要都市からのアクセスも強化されました。このアクセスの良さと、駅からの温泉街の近さは、首都圏でアクセスが良いとされる、熱海温泉や箱根湯本温泉以上の利便性です。気軽に仲間と恋人と家族と行ける、便利な場所にある温泉地はとっても重宝しますよね。