東京スカイツリーのライトアップ時間はいつまで?色や仕組みについて解説

東京スカイツリーは毎晩ライトアップされます。おおむね青色や紫色のやや控えめなデザインでライトアップされている傾向があります。

今回は東京スカイツリーのライトアップ時間や見られる色・仕組みについて解説します。

東京スカイツリーのライトアップ点灯時間は?

点灯時間は日没時間を目安に行われるため、冬場は長く、夏場は短い傾向があります。冬場は16時半頃、夏場は19時頃から点灯開始されます。なお、消灯は常に24時ごろです。

東京スカイツリーはどのような色に光る?

通常ライトアップと特別ライトアップの違い

スカイツリーのライトアップは2020年に3つのデザインにリニューアルされました。また、こまめに特別ライトアップ期間が設けられ、イベントテーマに応じた色彩のライトアップを堪能することが可能です。

通常ライトアップ

2020年よりリニューアルされた3つのデザインです。従来よりも光る面積や色使い、照明の動きが増加し、見ごたえのあるデザインに変更されました。

日没して点灯後1時間は出力を最大限にした白の中に虹色が光るデザインが見られます。それ以降、消灯までの時間は江戸の「粋」、美意識の「雅」、賑わいの「幟(のぼり)」をテーマにしたライトアップが日替わりで行われます。

それぞれのテーマでタワーの構造の特徴である「そり」「むくり」が美しく映える色合いやデザインを表現しています。
また、2つの各展望台上部には、リング状に点滅する、「時を刻む光」が表現されています。

・江戸の「粋」
タワーの中心部分である「心柱」を中心に隅田川の「水泡」と「力強さ」をテーマにした青色の光をメインに、動きを付けています。
・美意識の「雅」
江戸紫と金色が織りなす「時」を表現したデザインです
・賑わいの「幟」
「橘色(黄色・オレンジ系の色)」の3色のグラデーションを3本まとめたラインが特徴的なデザインです。

0時の消灯後から6時までは、頭頂部と展望台上部のリングに各月の誕生石をイメージした色の照明と、下層部中心部のの骨組みの交点に当たる「交点照明」が点灯します。

特別ライトアップ

月替わりでテーマごとの特別ライトアップがあります。季節にちなんだものや、アニメ・映画などのエンタメイベントにちなんで青・紫・オレンジ系統以外の色に照らされることもあります。

詳細は東京スカイツリー公式ホームページで日毎のライトアップ予定が発表されています。

スカイツリーライトアップの制作や仕組みについて

東京スカイツリーのライトアップデザインは照明コンサルタントの戸恒浩人(とつねひろと)氏が担当しており、機材はPanasonic製のLEDを利用しています。機材制作プロジェクトは2006年から2012年の6年間かけて行われました。

VRを利用した照明の影響のシミュレーションや建物のCG解析を利用した光の配置、「江戸紫」という特殊な色に適切なLED出力の研究など、日本を代表するLEDメーカでもあるPanasonicのさまざまなエキスパートによる研究のたまものの要素がつまった作品です。

使用している照明機材は6種類です。

(1)「粋」色LED(青系の色やその他の色を表す際に利用する。細かい電球の集合体の構造)
(2)「雅」色LED(青色LEDと蛍光体を組み合わせた集積LED。一番肝心な色のLED)
(3)「ゴールド」色LED(アンバー色と白色LEDの組み合わせ)
(4)「頭頂部の照明」
(5)「2つの展望台上部の照明」
(6)構造の「交差照明」

設計のために、Panasonic本社前でもスカイツリーに使用する照明のライトアップテストが行われていました。

東京スカイツリーのライトアップ時間はいつまで?色や仕組みについて解説【まとめ】

東京スカイツリーの照明は、開設当初は真ん中より少し上の部分が青、または紫にぼうっと照らされているだけでしたが、2020年からは全体的に時間差で、動きをつけた色とりどりの照明に生まれ変わりました。

製作過程だけ見ても、日本の照明のプロフェッショナルの仕事が詰まった作品です。しかも、日替わりでパターンを楽しむことが可能です。 東京へ行った際や、見える範囲に住んでいる人は仕事帰りに何気なく眺めてみてはいかがでしょうか。

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