善光寺で7年に1度行われる「御開帳」。
2022年の開催では約636万人が訪れ、全国的にも注目を集めました。
次回の開催がいつになるのか、気になっている方も多いはず。
本記事では、善光寺の御開帳の歴史や行事内容、そして次回開催の予想時期についてわかりやすく解説します。
善光寺の関連記事一覧
- 善光寺の戒壇巡りはパニックになる?怖い体験とご利益・心霊の噂を徹底解説!
- 善光寺のひとにぎり地蔵の効果とは?割れた時や口コミも紹介!
- 善光寺の不思議体験やスピリチュアルを感じたい 口コミなど徹底調査
- 善光寺の御開帳|次回はいつ?2027年or2028年?7年に1度の真相を解説!
- 善光寺のうんちく12選!参拝前に知るともっと楽しめる歴史と豆知識
- 善光寺と元善光寺の違いとは?順番・距離・ご利益の関係も解説!
- 善光寺の錠前に触れなかったらどうなる?意味・形・歴史をわかりやすく解説!
- 善光寺の勝ち守りは買える?WBCで人気だけど再販したのか徹底検証
- 善光寺の本尊は見た人がいる?絶対秘仏の存在や割れてる噂も徹底解説
善光寺の御開帳|2022年に行われた日程

2022年に行われた御開帳は、4月3日~6月29日までの過去最長の88日間行われました。
参拝人数を分散するため、前回より約1カ月長かったそうです。
これは、本来なら2021年にご開帳される予定でしたが新型コロナウイルスの影響で1年延期され、参拝期間を通常より長くしたからだそうです。
本堂前に建てられる回向柱には光触媒をコーティングし、アルコール消毒液も設置されていました。
もちろん住職らはマスク着用で法要がされていました。
88日間の前後と、開催中の行事を振り返ってみましょう。
次回へのスケジュールが立てやすくなりますよね。
〇 3月27日 回向柱受入れ式 真田10万石の街である長野市松代町を回向柱が善光寺に向けて出発をします。
〇 4月1日 回向柱建立式 本堂の前に回向柱を昔ながらの技法で建てます。
〇 4月2日 前立本尊御遷座式 阿弥陀如来が大勧進の御宝庫から本堂に移動する儀式です。
〇 4月3日 開闢(かいびゃく)大法要 御開帳が始まるお朝事の大法要です。
〇 4月23日 中日庭儀大法要 浄土宗 御開帳の最大のイベントで大法要が行われます。
〇 5月7日 中日庭儀大法要 天台宗 御開帳の最大のイベントで大法要が行われます。
〇 6月12日 ながの祇園祭御祭礼屋台巡行 弥栄神社から参拝に来られます
〇 6月29日 結願大法要 御開帳が終わる大法要です。
〇 6月30日 前立本尊御還座式 阿弥陀如来が大勧進の御宝庫へ帰る儀式です。
などの儀式が行われています。
参道では参拝客が儀式を見物することができます。
期間が4月から6月ですが夏日になることもあるので、熱中症などに気を付ける必要があります。
注目は中日庭儀大法要で、御開帳中の一番の儀式となります。
来年の御開帳はいつなのか未定ですが是非とも近くで法要を聞いて一光三尊阿弥陀如来を拝んで感謝の気持ちを伝えてみたいなあと思います。

善光寺の御開帳|過去はどんなペースだったのか?
善光寺の御本尊は絶対秘仏なので善光寺の御開帳の年であっても誰も拝むことができません。


御開帳で拝むことができるのは分身仏である一光三尊阿弥陀如来となります。
江戸時代から現代の御開帳のようなことは行われていました。
目的は世の中の様々な苦境を打開することや、善光寺縁起を広めることなどあり、地方に出向いて行われることも昔はあったようです。
間隔は毎年だったり、5年だったり6年だったり、開催日数は6日~88日と開催年によって違っていました。
現在の数えで7年に1度の間隔で開催されるのは昭和中期からとなっています。
残念なことに2021年は新型コロナウイルスで延期となりました。
延期は過去にもあって、太平洋戦争の時も御開帳は中断されるなど世の中が落ち着いてから御開帳が再開されていたようです。
善光寺の御開帳|次回は2027それとも2028?

新型コロナウイルスで延期になる前は、丑年と未年の数えで7年に1度の間隔で行われていたので、次回は2027年か2028年と予想されます。
ただし、2027年と2028年のどちらで開催されるかは、2025年時点ではまだ正式に発表されていません。
もともと善光寺の御開帳は「数えで7年に1度」、つまり丑年と未年に合わせて開催されてきました。
前回は2021年(丑年)に予定されていたものが新型コロナの影響で2022年に延期されたため、次回を本来の周期である2027年(未年)に戻すのか、あるいは実際の開催年である2022年から数えて7年後の2028年に行うのか、判断が分かれているのです。
この点については、今後善光寺公式サイトや大勧進・大本願、長野商工会議所などの発表をチェックしておくとよいでしょう。
発表があれば多くのニュースでも報じられるはずです。

御開帳は大勧進と大本願や長野商工会議所などで開催日程などを整えて行われるそうです。
2022年は約636万人の参拝客があったようですが、昔はそんなに参拝客もいなかったそうです。
高度経済成長期や長野新幹線の開通などで長野へのアクセスが便利になったことも参拝客の増加につながったと考えられています。
御開帳は行きたいけど、人混みは避けでゆっくり参拝したいですよね。
善光寺の御開帳はいつ?【まとめ】
善光寺の御開帳は、7年に1度の特別な行事として多くの参拝者に親しまれてきました。
2022年はコロナの影響で延期となりましたが、次回は2027年または2028年の開催が予想されています。
正式な発表を待ちつつ、過去の歴史や行事の流れを知っておくと、次回の御開帳もより深く楽しめるはずです。