神社仏閣巡りが趣味なので、久しぶりに長野の善光寺に行ってきました。
じっくりと周辺は歩いたことがなかったので地蔵巡り、七福神めぐりして、仲見世通りで爆食して、長野駅のMIDORIで飲みまくって、善光寺詣りを満喫したと思いきや、善光寺だけだと「片詣り」になりご利益が少ないかも、ということがわかりました。
ちょっとショックですよね。両詣りをした方がいいんだろうか。
そこで今回は善光寺と元善光寺の違いについて、参拝の順番はあるのか、善光寺と元善光寺はどれくらいの距離離れているのかなど調べていきましょう。
善光寺と元善光寺の違いって何?
善光寺という名前を知らなくても「善光寺の御開帳」という言葉はどこかで聞いたことや、見たことはあるでしょう。善光寺は、多くの海外旅行者も訪れる日本を代表するお寺です。
善光寺には、前身となる元善光寺というお寺が存在します。なぜ「元」がつくのか、それでは簡単に善光寺の成り立ちをお話していきます。
善光寺は、522年に仏教伝来と共に日本に渡ってきた一光三尊阿弥陀如来が安置されています。
その阿弥陀如来は、インドにおり、百済、朝鮮を経て日本にやってきました。
その頃の日本は仏教を受け入れるかどうか話し合いがありましたが、「受け入れない」とする政治勢力によって阿弥陀如来は難波の池に捨てられてしまいます。
しかし、阿弥陀如来は通りがかかった信濃の本田善光という人物に自分を救うように話しかけます。そして本田善光に担がれて善光の家にたどり着きました。
本田善光の家は現在の飯田市にありました。
阿弥陀如来はきれいにされた臼に祀られ、光輝き「御座高の臼」と呼ばれていたそうです。
そして、約41年後に皇極天皇の命によって今の善光寺がある長野市の地に善光寺を建立し、阿弥陀如来もそこに安置されるようになりました。
善光寺という名前の由来は、本田善光の「善光」という名前から名付けられました。また本田は本多と明記することもあります。そして本田善光の家は「元善光寺」となりました。
善光寺と元善光寺の違いは、善光寺の元祖と新しく引っ越しをした善光寺なので出来た順番での違い、といえるかもしれません。
善光寺と元善光寺は、参拝順番ってあるの?
善光寺と元善光寺の違いが「できた順番」と考えるなら、参拝の順番は元善光寺が先のでしょうか?
善光寺の地元ガイドさんに参拝の順番を聞いてみましたが、特にどちらが先や後ということは無いそうです。
特に信仰心が無ければ、どちらを先に参拝してもよいと思われます。
善光寺と元善光寺はどれくらいの距離なの?
善光寺の最寄り駅はJR長野駅で、元善光寺の最寄り駅はJR飯田線の元善光寺駅となります。
長野駅から元善光寺駅までは、JRで乗り換えを数回して約4時間半ほどかかります。
距離は約160キロメートル程なので移動は電車か車になります。車で移動となると、約2時間ほどの移動時間をみておいた方がいいでしょう。
両詣りをした方がご利益があると考えられていますので、できるなら両詣りをしたいですよね。
善光寺の宿坊などに泊まり、ゆっくりと参拝をしてみたいですよね。それか朝早くどちらかを参拝して、移動できる距離なので、渋滞などなければ1日で参拝はできるでしょう。
善光寺のガイドさんに元善光寺も参拝したいと話したら、「あそこは遠いよ、遠いから今日は無理だよ」と教えて下さいました。やはり地元の人でも遠く感じる距離なのですね。
片詣りとなっても、どちらのお寺をしっかりと心をこめて参拝をすればきっと阿弥陀如来様も受け入れてくれるでしょう。きっとご利益があると思われます。
善光寺と元善光寺の違いとは?【まとめ】
今回は善光寺と元善光寺の違いについて、どれくらいの距離があるのか、お詣りする順番はあるのかなどについて調べてきました。
善光寺と元善光寺は約160キロメートルもの距離があるのに、昔の人は歩いて参拝していたと思うと健脚だなあと思います。
電車や車でも両参りは、自分にとっては時間が厳しいかなと思います。「片詣り」となっても、善光寺と元善光寺をどちらでもをしっかりと心をこめて参拝をしていこうと思いました。