町田リス園にいるリスの種類と特徴を解説!ニホンリスとの違いや冬眠事情も紹介

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町田リス園といえばリスにエサやりができるリスの放し飼い広場が有名ですよね。

この記事では、町田リス園にいるリスの種類や特徴についてまとめてみました。

リスは冬眠するイメージがありますが、冬でも町田リス園でリスのエサやりを楽しむことができるのでしょうか。

この記事ではリスの種類と特徴や冬眠をするのかについて詳しく解説します。リスのことを知るとより町田リス園を楽しめますよ。

これから町田リス園に行く人や、リスについて知りたい人はぜひ読んでみてくださいね!

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目次

町田リス園にいるリスの種類と特徴

町田リス園には、タイワンリス、アメリカアカリス、シマリス、ニホンリスの4種類がいます。

タイワンリス (クリハラリス)

体長 : 20~22cm
しっぽの長さ : 17~20cm
体重 : 300~400g
生息地 : 台湾、インド、中国

体がニホンリスと比べて一回り大きく、がっしりした体型で、ジャンプが得意なリスです。

ニホンリスと毛の色は似ていますが、顔の形は全く異なっています。

タイワンリスは顔は平べったい形をしており、耳としっぽが丸く、目は小さめで、お腹の色は赤っぽい毛が生えているのが特徴です。

鳴き声は低く、アヒルのような声で鳴きます。

広樹林を好んで生活しており、雑食性で、ひまわりの種だけでなく、野生化では植物や果物、昆虫や中には鳥の雛まで食べたという報告があるほど、たくましい種類です。

町田リス園のどこにいる?

町田リス園の放し飼い広場では約200頭のタイワンリスが飼育されており、唯一エサやりが楽しめます。

爪が鋭いため注意が必要で、特定外来生物として厳重に管理されており、二重扉や専用ネットで囲まれた構造になっています。

アメリカアカリス

体長 : 16~23cm
しっぽの長さ : 9~16cm
体重 : 140~280g
生息地 : 北アメリカ

毛の色が他のリスたちと比べて赤っぽく、わかりやすい特徴となっています。

お腹と目の周りは白っぽく、目は大きめでぱっちりしており、耳がぴょこんとしているのが特徴です。

世界一で一番騒がしいリスとして有名で、とても大きな声で鳴きます。

針樹林を好んで生活しており、雑食性で、冬になると、秋に埋めておいた松ぼっくりなどの木の実を食べて過ごします。

そのため、春と秋には日中のみ活動しますが、秋には夜まで活動するほど働き者なリスです。

よくヨーロッパアカリス(キタリス)と混同されがちですが、住んでいる場所が違うだけでなく、分類上に全く違う種類のリスです。

町田リス園のどこにいる?

アメリカアカリスは入園してすぐの、黒いケージの中にいます。
2つのケージの間が渡り廊下のようなケージで繋がっており、行き来するアカリスたちを楽しむことができます。

シマリス(シベリアシマリス)

体長 : 12~15cm
しっぽの長さ : 10~12cm
体重 : 90~130g
生息地 : ユーラシア大陸

リス、と言われたら多くの人が思い浮かべるであろう種類のリスです。

シマリスといってもシマリス属には23種類あり、そのなかのシベリアシマリスのみ、ユーラシア大陸に住んでいます。

さらにそのシマリスは研究者によっても異なりますが、4~9種類に分類されます。

エゾリスは分類されたなかの1種類になります。

小鳥のような高い鳴き声と、愛らしい頬袋が人気のリスです。

町田リス園のどこにいる?

アメリカアカリスの目の前のケージにいるのがシマリスです。
個人的にいかにも小動物!という気がしてリス園にいるリスの中では一番かわいらしい種類だと思います。

ニホンリス(ホンドリス)

体長 : 16~23cm
しっぽの長さ : 14~17cm
体重 : 250~320g
生息地 : 本州、九州、四国

ニホンリスは別名ホンドリスと呼ばれ、その名の通り、本州、九州、四国に分布して生息するリスです。

ニホンリスの特徴として、お腹が白いことがあげられます。

また、冬毛になると、耳の毛がふさふさと生えてくるのが特徴です。

夏毛は茶色や赤味を帯びた茶色の毛ですが、冬になると褐色や灰色の毛に生え変わります。夏毛と冬毛で毛の色が変わるのが面白いですね。

毛の色が変わることでより環境に溶け込みやすくなり、天敵に見つかりにくくなります。

町田リス園のどこにいる?

園内の一番奥にあり、トイレの通路の向こう側にニホンリスがいます。
巣箱の中で休んでいることもあるため、外に出ていたらよく観察してみてくださいね。午前中は特に活動的なのでよく外に出ていますよ。


町田リス園でのリスの見分け方|初心者でもわかるポイント

「町田リス園にはリスがたくさんいて見分けがつかない!」という声もよく聞きますが、実はちょっとしたポイントを押さえるだけで、種類の判別はぐっと簡単になります。

まず注目したいのは体格としっぽの長さ

タイワンリスは体も大きく、ふさふさのしっぽが長くて立派。対してシマリスは体も小さく、背中の縞模様がはっきりしています。

また、顔つきや耳の形にも違いがあります。

ニホンリスは耳がとがっていて、冬になるとふさふさの耳毛が伸びてくるのが特徴です。一方で、タイワンリスは丸みのある顔立ちで、耳の毛は短め。

体色でも見分けやすく、ニホンリスはお腹が白っぽいのに対して、タイワンリスは赤みがかっています。

アメリカアカリスは全体的に赤茶色で、目の周りが白く目立つため、じっくり見れば判別可能です。

リスたちはすばしっこく動くため、エサを持ってじっとしていると、近くに来た時にじっくり観察するチャンス。

かわいいだけじゃない、リスの個性を見つけるのも町田リス園の楽しみの一つです。


リスが活発に動く時間は?見やすい時間帯をチェック!

せっかく町田リス園に行くなら、できるだけ元気に動き回るリスたちの姿を見たいですよね。そこで気になるのが「リスが活発に動く時間帯」です。

基本的にリスは朝から昼前にかけて活動的になる傾向があります。

特に午前10時〜11時頃は、飼育員によるエサの補充や、日光浴を兼ねた行動が活発になるタイミング。

午後になると少し休憩モードに入るリスも増え、木陰で休んでいたり、巣箱に入って出てこなかったりすることもあります。気温が高い日はなおさらです。

また、冬場の冷え込みが厳しい朝は動きが鈍くなることもあるため、天気の良い日の昼前後がベストタイムといえるでしょう。

放し飼い広場のタイワンリスはエサにつられて元気に近寄ってきますが、その他のリスたちも、この時間帯ならケージ内で活発に走り回っている様子を観察できますよ。

タイワンリスとニホンリスの違いを比較してみよう!

町田リス園で見られるリスの中でも、特に見分けにくいのが「タイワンリス」と「ニホンリス」です。

どちらも体色が茶色系で一見よく似ていますが、実際にはさまざまな違いがあります。

スクロールできます
特徴タイワンリス(クリハラリス)ニホンリス(ホンドリス)
生息地台湾、中国、インドなど本州・四国・九州(日本固有)
体格大きめ(がっしり)中型(ほっそり)
お腹の色赤茶色っぽいはっきりとした白色
顔の形平べったい顔立ち立体的で耳が長め
鳴き声アヒルのような低い声キュッキュッという高い声
冬毛の特徴あまり変化なし耳にふさふさの毛が生える
活動時間昼行性で年中活発昼行性で冬でも元気に活動

ニホンリスは冬になると耳にふさふさの毛が生えてくるのが最大の特徴。タイワンリスにはそのような季節変化はあまり見られません。

また、お腹の色が白いか赤いかを見ると、遠目からでもある程度見分けられますよ。

町田リス園に訪れた際には、ぜひこのポイントを参考にして、じっくりリスたちを観察してみてくださいね!

町田リス園のリスの冬眠について

タイワンリス(クリハラリス)は冬眠する?

冬眠しません。

タイワンリスは日本に持ち込まれた外来種で、もともと温暖な地域に生息しているため、冬眠という習性がありません。町田リス園でも冬の寒さに適応し、冬でも活発に動き回っている姿が見られます。

そのため、冬でも放し飼い広場でエサやりを楽しむことができます。

ただし気温が低いときは少し活動が鈍くなることもあるので、晴れて暖かい日を狙って行くとよく観察できますよ。


アメリカアカリスは冬眠する?

冬眠しません。

アメリカアカリスは北米原産で寒冷地にも分布しており、冬を越す能力に優れています。ただし冬眠はせず、秋のうちに貯蔵した食料を食べながら冬を過ごします。

町田リス園でも冬でも姿を見ることができ、寒い中でも元気に動いている姿や木の上を跳ね回る様子が見られることも。大きな声で鳴く活発なリスなので、冬の来園でも目立つ存在です。


シマリス(シベリアシマリス)は冬眠する?

一部が冬眠します。

町田リス園にいるシマリスは、冬眠の習性を持つ種類です。

ただし完全に「ずっと眠っている」というわけではなく、3~7日間眠ったあと、1日ほど起きて貯蔵したエサを食べるというサイクルを繰り返します。

そのため、冬場でもタイミング次第では、活動している姿を見ることができることがあります。

ただし他の季節と比べると出てくる頻度は少ないので、観察できたらラッキーですね。


ニホンリス(ホンドリス)は冬眠する?

冬眠しません。

ニホンリスは日本の本州・四国・九州に分布しており、季節ごとの毛の生え変わり(冬毛)で寒さに対応しています。特に冬になると耳にふさふさの毛が生えてくるのが特徴です。

冬でも活動的で、朝の時間帯などはよく動いています。

町田リス園でも一年を通してその姿を見ることができるので、冬の観察にも向いていますよ。


町田リス園のリスの冬眠まとめ

リスの種類冬眠の有無冬の観察可否
タイワンリス× 冬眠しない◎ 放し飼いでエサやり可
アメリカアカリス× 冬眠しない◎ 活発で見つけやすい
シマリス△ 一部が冬眠◯ タイミング次第で可
ニホンリス× 冬眠しない◎ 朝の時間帯が狙い目

このように、町田リス園では冬でも多くのリスたちを観察できるので、防寒対策さえしっかりしていけば、寒い時期ならではの姿も楽しめます!

町田リス園のリスの種類【まとめ】

町田リス園にはタイワンリス、アメリカアカリス、シマリス、ニホンリスの4種類いることがわかりました。

特徴もタイワンリスとニホンリスは似ていますが、ニホンリスのお腹は白いため、すぐに見分けることができますよ!

ぜひ町田リス園に行ったらそれぞれの種類を比較して見てくださいね!

シマリス以外は冬眠しないため、一年を通して町田リス園が楽しめることがわかりました!冬に町田リス園に行く方は完全に屋外になるため暖かい格好をして行ってくださいね。

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