大阪の有名観光地の1つでもある天王寺動物園で写真や動画を撮影したいと思う方は多くいらっしゃることでしょう。
趣味のカメラで動物のさまざまな表情を撮ってみることや、家族の思い出作りで写真を撮ることはぜひともやっておきたいですよね。
また、Youtubeなどの動画のロケや生配信、なかには結婚式の余興のPV撮影などをしたいという方もいらっしゃることでしょう。
今回は、天王寺動物園での撮影許可について解説します。
天王寺動物園の撮影許可とは
結論から申し上げますと、個人の趣味で撮影し、個人で楽しむ分にはどのような撮影も自由です。
ほかの来場者の迷惑にならない範囲であれば、どのようなものでも自由に撮影できます。
ただし、注意点は動物や住みかにカメラを向ける際のフラッシュ撮影は禁止です。
光で目の失明や皮膚状態などが悪化するおそれがあります。
また、SNSに投稿する際は、知らない通行人であっても、掲載される本人の撮影許可や掲載許可が必要です。
許可がない場合は、ぼかしやモザイクを入れるなど対策をとりましょう。
園内の禁止事項
天王寺動物園の利用規定によると、下記のような行為は強制退園の対象となります。
2. 建物、設備又は展示品を損傷するおそれがある者
3. 動物を携行する者
4. 他人に危害を及ぼし、若しくは他人に迷惑となる物品を携行する者
5. 管理上必要な指示に従わない者
6. その他管理上支障があると認める者
※20_利用規程.pdf (tennojizoo.jp) より第4条項目を一部抜粋
個人以外の利用の場合は別な規定があります。禁止事項に抵触しないよう、ルールを守って利用しましょう。撮影許可以前に、写真や動画を撮影する際にこれらのルールに抵触することのないよう、配慮が必要です。
個人利用の範疇を超えた作品の撮影について
天王寺動物園は、地方独立行政法人化しておりますが、もとは大阪市営の施設で、現在も出資は100%大阪市です。
大阪市公式WEBサイトの「都市公園における許可関係」大阪市:都市公園における許可関係 (…>手続き・届出>公園・緑化の手続き) (osaka.lg.jp)の記載内容に従い、審査書類提出の必要があります。
また、この申請はWEBサイト「大阪市行政オンラインシステム 」を利用することで申請が可能です。
このシステムは利用者登録が必要で、個人と事業者の2つの区分で登録が可能です。
登録にはメールアドレスがあればどなたでもアカウントを持つことは可能です。
こちらで申請する際は、個別に所定の審査が行われます。どのように何がしたいか、なるべく時間や場所を取らず、原状復帰が簡単に行える内容に吟味することをおすすめします。
また、別途使用料を徴収されます。
理由は、他の利用者の利用が制限される場合があるためです。撮影許可はこちらの利用や、動物園に直接問い合わせてみることがおすすめです。
天王寺動物園の撮影許可について【まとめ】
天王寺動物園は、個人で楽しむ範囲であれば自由に写真撮影が可能です。
肖像権や著作権のような基本的な権利を侵害しなければ、どのような撮影でも自由です。
動物の写真や家族の写真を自由に撮影し、鑑賞や編集を行うことが可能です。
ただ1つ禁止事項として、「フラッシュ撮影」はNGです。
これは、フラッシュの光で動物の失明や皮膚病などの疾病につながりやすいためです。
個人の範疇を超える写真や動画の利用は、出資元の大阪市の規定にのっとり申請を行う必要があります。
申請はWEBサイトから行うことが可能で、個人と事業者の2つの区分でできます。
利用媒体である大阪市行政オンラインシステムは、メールアドレスを利用してユーザー登録を行う仕組みになっています。
具体的な審査内容や、最終的な利用料金は、大阪市との交渉次第で決定します。
個人のユーチューバーや、余興の撮影であっても、長時間の占領や多くの人を巻き込むような手法の撮影は許可が必要となることでしょう。
また、知名度や公開対象人数が多いほど、視聴した関係各所から指摘が入る可能性があります。
トラブルを避けるためにも、多く人目に触れる機会のある写真や動画の撮影をする際は、許可関係を意識するとよいでしょう。
詳細なお問い合わせは天王寺動物園に直接メールや電話で行うと効率的に情報を入手できます。