茨城県行方市・土浦市・かすみがうら市を跨ぐ日本で2番目の大きさを誇る「霞ヶ浦」では毎年観光帆引き船が操業されています。
その歴史は長く、今現在も夏から秋にかけての風物詩として愛され続けています。
帆引き船を活かした個性的で魅力あるまちづくりを進めるため、帆引き船発祥の町宣言を平成16年8月16日に第17回あゆみ祭りの開会式の中で行いました。
その後かすみがうら市水族館(歩崎公園内)前に、帆引き船発祥のまちを宣言した記念碑が設置されました。
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「霞ヶ浦帆引き船」の歴史は?
霞ヶ浦の帆引き船は明治から昭和にかけて霞ヶ浦の漁に使われていたそうです。
元々は観光用ではなく、帆引き船を使った網漁法として考案されました。
凧の原理を応用して、巨大な帆を張り風の力を受け船を横流しすることで水中の網を引く漁法です。
主に、シラウオやワカサギの漁に使われていたそうです。
漁法としては、昭和40年代前半にトロール船へと変わり昭和46年に観光帆引き船として復活しました。
今現在も観光帆引き船として操業されています。
平成30年には「霞ヶ浦の帆引き網漁の技術」が国選択無形民俗文化財に選定されたそうです。
「霞ヶ浦帆引き船」イベントの予約ってどうするの?
1年に1度だけ合同操業されます。
通常の観光帆引き船は市ごとに期間を定めそれぞれに操業されています。
ですが年に1度だけ3市の帆引き船が湖上に集結する日があります。
様々な色の帆引き船が一堂に会することもあって、毎年注目されています。
3市それぞれで参加申し込みの受付は行われていますが、受付方法などは市などによって異なります。
予約を入れる際は各市に問い合わせをしてみてください。
「霞ヶ浦帆引き船」運行情報は?
「霞ヶ浦観光帆引き船」は霞ヶ浦に面する行方市・土浦市・かすみがうら市の3市がそれぞれ操業しています。
操業の期間や出航時間、料金などは市によって異なります。
「かすみがうら市」
操業期間は7月末~11月半ばまでの毎週日曜日のみ、受付場所は畔の駅コハン(かすみがうら市交流センター)です。
運行は1日に2回、1便目は受付が12時15分~12時45分までで出航が13時です。
2便目は受付が13時半~14時までで出航が14時15分です。
11月のみ受付が15時~15時半までで出航が16時です。
料金は大人が2000円、小人が1000円、未就学児のみ無料です。
予約制のため操業日の2日前までに予約を行ってください。
「行方市」
操業期間は9月末~11月末までの毎週土・日のみ、受付場所は(麻生地区)天王崎観光交流センターコテラス内、(玉造地区)行方市観光物産館「こいこい」裏仮設受付所となっております。
運行時間は15時半からで(麻生地区)は15時~(玉造地区)は13時~受付が始まります。
料金は大人2000円、小人1000円、未就学児のみ無料です。
行方市は土曜日のみ団体予約の方のみとなっています。
「土浦市」
操業期間は7月末~10月半ばまでの毎週土・日・祝のみ、受付場所は土浦港内乗船場所「ラクスマリーナ」です。
運行時間はホワイトアイリス号13時半~です。
料金は大人1570円、小人780円、未就学児のみ無料となっております。
霞ヶ浦の帆引き船とは?【まとめ】
「霞ヶ浦」の夏の風物詩にもなっている「観光帆引き船」は、多くの方が楽しんでいます。
湖畔から見て楽しむ方もいますし、実際に乗って楽しむ方もいます。
湖畔から写真を撮っている方もいますが、実際に乗って湖上からの景色を撮る方もいます。
どちらも絶景です。
毎年夏になると霞ヶ浦には多くの観光帆引き船が操業しています。
夏の風物詩とも言われるのが納得するぐらいとても素晴らしい景色です。
真っ白な大きな帆を張り、霞ヶ浦の湖上を操業する帆引き船を遠くから見るだけでも楽しめるのでぜひ、夏になったら帆引き船を見に行ってみてください。