霞ヶ浦は昔は泳げた?なぜ今は水質が悪くなってしまったの?

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「霞ヶ浦」は昭和30年代くらいまでは、湖水浴場があったと言われており泳ぐことができたそうです。

ですが、その後様々な理由によって水質が悪くなりいまでは泳ぐことができない程水質は悪くなってしまいました。

その理由などについて詳しくまとめていきます。

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目次

霞ヶ浦で昔は泳げたって本当?

昭和30年代頃までの「霞ヶ浦」は、水泳を楽しむことができる程とても綺麗な水質を誇っていたそうです。

夏になると多くの家族連れや友人などと泳ぎに来る人がたくさんいたそうです。

ですが、昭和40年代頃から徐々に「霞ヶ浦」周辺が工業化してきたことで、様々な生活様式の変化が起こり一気に水質が悪化してしまいました。

そして、昭和50年代に入るころには泳ぐどころかシジミや養殖コイの大量死やアオコの大量発生によって、「霞ヶ浦」周辺に悪臭を放つようになったそうです。

そして、泳ぐことができていた「霞ヶ浦」の姿はなくなってしまいました。

霞ヶ浦の水質問題とは?

工業化、そして生活様式の変化が大きく影響しており、産業の発展によって農業や工業などの産業排水量が増加しました。

また、産業の発展に伴い流域人口が増えたので、生活排水量も増加しました。

産業排水、生活排水が適切に処理されずに河川に流されてしまうことが増えていき、多量のい窒素やリンが「霞ヶ浦」に流れ込んでしまい、プランクトンが大量発生してしまったと言われています。

「霞ヶ浦」は、湖面積が広く水深は浅いです。

その為、湖水の滞留日数が200日もあり長いため水質が悪化しやすいのが特徴です。

様々な理由によって水質悪化したことに加えて、干拓事業や堤防の整備などによる複合的な要因によって、「霞ヶ浦」の特徴的な湖岸植生帯が減退してしまったため水質浄化の取り組みと共に、湖岸植生帯の保全や再生にも取り組んでいるそうです。

現在の「霞ヶ浦」の水質は?

昭和50年代頃最も水質が悪化していままでの美しい景観とは違い、酷い状態になって以降「霞ヶ浦」では水質改善のために様々な取り組みをしてきました。

水質保全計画を策定して、下水道の整備や高度処理型浄化槽の設置推進など水質浄化の取り組みが行われました。

その結果、「霞ヶ浦」の水質は最も最悪だった昭和50年代よりも改善されました。

ですが、近年では目標が達成されないまま水質の値はほぼ横ばいで推移しているそうです。

酷かった頃よりは改善されてはいるもののまだ元の綺麗な頃の水質には戻れてはいません。

今後も「霞ヶ浦」では、水質浄化のために様々な取り組みが行われます。

少しずつではありますが、元の「霞ヶ浦」に戻れるように様々な努力が今後も続いていくでしょう。

霞ヶ浦で昔は泳げたって本当?【まとめ】

「霞ヶ浦」は昔とても綺麗な湖でした。

地元民だけでなく、遠方からでも泳ぎに来る人がいる程綺麗でしたが、時代の流れと共に周辺の産業の発展に伴い工業排水や生活排水の量が激増したため一気に水質悪化してしまいました。

産業の発展は、地元にとっては嬉しいことではあると思いますが、それに伴い水質が悪化していき「霞ヶ浦」の美しい景観が失われていきました。

その後様々な取り組みが行われたことによって徐々に水質は改善されていきました。

「霞ヶ浦」の水質改善の取り組みは、今でも続いており少しずつですが昔よりは改善されてきました。

ですが、ここ近年では目標が達成されることなく横ばいで推移しているのが現状です。

まだまだ泳げていたころには戻れそうにはないですが、これから先、長い年月がかかるとは思いますがちょっとずつでも「霞ヶ浦」の水質が元に戻れるようにこれからも取り組みが行われていくでしょう。

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