薬師寺の撮影禁止エリアと絶景スポット|マナーや注意点も解説!

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奈良の名刹・薬師寺では、撮影禁止エリアがあります。

せっかくの訪問なら、思い出に残る1枚を撮りたいところ。

本記事では、薬師寺で撮影が禁止されている場所と、OKなスポット、さらには気をつけたい撮影マナーや文化財保護の観点まで、詳しくご紹介します。

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目次

薬師寺の撮影禁止エリアとOKエリア概要

薬師寺では、建物の外観は撮影OK、堂内は原則撮影NGというのが基本ルールです。

撮影禁止のエリアには、仏像や文化財が安置された堂内が該当し、金堂や大講堂、東院堂などでは内部の写真撮影は禁止されています。

一方で、堂外からの建物の撮影や、境内の風景撮影は自由に楽しむことができます

特に、東塔・西塔・金堂・回廊などは建築美そのものが見どころで、撮影にも最適です。

また、薬師寺の外から撮影できる「大池越しの三重塔」は、まさに絶景スポットとして知られています。

記事内ではこのように「撮影禁止の場所」と「おすすめの撮影スポット」に分けて詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

薬師寺の撮影禁止エリア

金堂内の釈迦三尊像

金堂は外からの撮影は可能ですが、堂内の撮影は禁止されています。

しかし、金堂の外から薬師如来や脇侍の日光菩薩や月光菩薩が窓から見えます。

金堂は中門をくぐったら金堂の全体的な撮影をおすすめします。

東塔の塔内

薬師寺のシンボルといえる三重塔ですが、塔内は撮影禁止です。

やはりこちらも外からの撮影なら可能!

塔の高さもあるので、中門をくぐったら東塔や西塔が全体的にバランスよく見えるのでまずは一枚撮影してみてはいかがでしょうか?

大講堂内の弥勒如来・仏足石

薬師寺の大講堂は弥勒如来がご本尊で、脇侍の法苑林菩薩(ほうおんりんぼさつ)と耐妙相菩薩(だいみょうそうぼさつ)の三尊像が奉安されています。

大講堂とは字のごとく学びの場であり、薬師寺では法相宗の教えである「唯識」を学ぶそうです。

また、大講堂にはお釈迦さまの足跡が彫られた石があり「仏足石」と呼ばれています。

仏足石の石碑に刻まれた文字から天平勝報宝5年(753年)に作られたことから、薬師寺の仏足石は最も古いもので、国宝に指定されました。

外からの撮影は可能で、大講堂は平成15年に再建され創建当初を思わせる美しい建物です。

東堂院内の聖観音菩薩像・四天王立像

薬師寺の聖観音菩薩像は姿が美しく、白鷗の貴公子とも称されているほどです。

また、四天王は持国天・増長天・広目天・多聞天が東西南北に配置され、四天王の台座に刻まれた文字は正応年(1289年)に作られた像で、永仁4年(1296年)に色彩が完成したことがわかっています。

それぞれ、国宝や重要文化財に指定されており院内の撮影はNGですが、外からの撮影は大丈夫なので、いろいろな角度から撮影してくださいね。

薬師寺のベストな撮影スポットは?

薬師寺の三重塔、東塔と西塔を離れた場所から撮影

薬師寺から反対側の場所になりますが、大池という池越しから撮影すると若草山などを背景に薬師寺の三十塔がバッチリと撮れる撮影スポットです。

若草山の山焼きのときは、カメラマンが大集合するほどの眺めの良い場所だとか!

車で行くと近くに駐車場がないので、レンタサイクルを利用すると便利ですよ。

ぜひベストなアングルで撮影してみてください

大池所在地:奈良市七条
遠くに写る景色:若草山・春日山

金堂

薬師寺境内にそびえたつ絢爛豪華な建物で、大きく広がる屋根と軒先が少しカーブを描いた美しさは、竜宮造りとよばれています。

正面や横斜めや、どの角度からも撮影ができます。

回廊

薬師寺にふさわしい見事な回廊です。

アングルを決めて、長―い回廊を撮影しましょう。

玄奘三蔵院伽藍

薬師寺の境内にある比較的新しい建物で、平成3年(1991年)に建立されました。

玄奘三蔵はインドで17年間修業され、日本に来た後は経典などを翻訳され、中でも皆さんよくご存じの「般若心経」も玄奘三蔵の翻訳だそうです。

また、昭和17年に、玄奘三蔵の頭部の遺骨が中国で発見され、昭和56年(1981年)遺骨が薬師寺にも分骨され玄奘三蔵院伽藍を建立し、玄奘三蔵像と遺骨が奉安されています。

とても美しい建物はどこか中国の雰囲気を漂わせます。

法隆寺の夢殿にも似ているような…


薬師寺で写真を撮るときのマナーと注意点

薬師寺は、国宝や重要文化財が数多く安置されている貴重な寺院です。

写真撮影が可能な場所であっても、他の参拝者や文化財への配慮を忘れないことが大切です。

まず、フラッシュ撮影はNGとされています。

仏像や壁画などの劣化を防ぐため、フラッシュを使用した撮影は禁止されている場合が多く、薬師寺でも控えるべき行為です。

また、三脚や自撮り棒の使用も原則禁止されています。

回廊など人通りの多い場所では、通行の妨げになるため、安全面からも使用は避けましょう。

さらに、他の参拝者の写り込みにも注意が必要です。

個人のプライバシー保護の観点から、不特定多数の人が写り込んだ写真をSNSなどに投稿するのは控えるべきです。

撮影が禁止されている場所では、「堂内撮影禁止」「No Photo」などの案内が掲示されています。そうした表示がなくても、係員が注意喚起をしていることもありますので、必ずその場の指示に従いましょう。

薬師寺は「美しい写真を撮る場所」であると同時に、「心静かに参拝する場所」でもあります。節度を持って撮影することが、より良い思い出を残す一歩になるでしょう。

薬師寺の撮影禁止場所はどこ?【まとめ】

薬師寺では、堂内に安置された貴重な仏像や文化財の多くが撮影禁止となっています。

一方で、外観や風景を活かした撮影スポットも豊富に存在します。

文化財を大切にしながら、ルールを守って写真撮影を楽しみましょう。

なかでも大池越しに撮影する三重塔の風景は、まさに奈良らしい絶景です。

静かに、そして敬意をもってカメラを構えたいですね。

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