上野動物園の回り方|東園・西園の見どころとおすすめルートを徹底解説!

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東京都台東区にある「上野動物園」は、明治時代から続く日本最古の動物園として知られ、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

園内は「東園」と「西園」の2つのエリアに分かれており、ジャイアントパンダやゴリラ、アイアイなど約300種の動物たちが暮らしています。

しかし、その広さと見どころの多さから「どこから回ればいいの?」「時間がないけどパンダだけ見たい」といった声も多数。

本記事では、東園・西園それぞれの特徴と見どころ、目的別のおすすめルート、混雑回避のコツなどを、地図なしでもイメージできるようにわかりやすく紹介します。

限られた時間でも充実した動物園体験ができるよう、上手な回り方をチェックしておきましょう!


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目次

🦁 上野動物園の基本情報とエリア構成

上野動物園は、1882年に開園した日本で最も歴史ある動物園です。

都心にありながら自然豊かな敷地を誇り、約300種類・3,000匹以上の動物が飼育されています。

園内は「東園(ひがしえん)」と「西園(にしえん)」という2つの大きなエリアに分かれており、それぞれに異なるテーマと見どころがあります。

東園と西園の違いとは?

東園西園
起伏が多い丘の地形で、五重塔など和の景観もあり平坦で広々とした敷地に大型展示が多い
日本やアジアの動物が多く展示ジャイアントパンダ・キリン・小動物・爬虫類などが中心
正門から入場するとすぐ弁天門・池之端門からの入園が便利

どちらも見応えは十分ですが、「どの動物を優先して見たいか」によって効率的な回り方が変わります。


入場ゲートは3ヶ所!目的に応じて使い分けよう

  • 正門(東園)
    JR「上野駅」から徒歩5分とアクセス抜群。最も多くの人が利用します。

  • 弁天門(西園)
    京成線「京成上野駅」、または「御徒町駅」から徒歩圏内。パンダに最短アクセス。

  • 池之端門(西園)
    谷根千(根津・千駄木)方面からのアクセスに便利。※午前10:30開門に注意!

所要時間の目安

  • 東園だけ:1.5〜2時間
  • 西園だけ:1.5〜2時間
  • 全体じっくり:3.5〜5時間

短時間でも十分楽しめますが、ゆっくり回るなら半日〜1日がおすすめです。


🐘 上野動物園|東園の見どころと回り方のポイント

「東園」は、上野動物園の正門から入ってすぐ広がるエリアです。

園内の中でも標高が高く、起伏のある地形と巨木に囲まれた自然豊かな景観が特徴。

五重塔など歴史的な建造物があり、「和の風情」と動物観察を同時に楽しめるのが魅力です。

ゴリラとトラのすむ森

アフリカの森林や亜熱帯の林をイメージして再現されたエリア。

ニシローランドゴリラとスマトラトラが飼育されており、岩場や草木を取り入れた野生に近い環境で暮らす様子を間近で観察できます。

トラは日中、木陰でのんびりしていることも多いですが、活動的な時間帯には水に入ったり歩き回ったりする姿も。


ゾウのすむ森

2020年に新設された比較的新しいエリア。

広い放飼場と屋内の寝室があり、アジアゾウが砂浴びや水浴びをしながらのびのびと過ごしています。

ゾウの行動を観察する解説ボードも充実しており、親子連れにも人気です。


日本の動物と五重塔

日本の自然環境をテーマにした展示で、エゾシカ、カモシカ、ニホンリス、ルリカケスなどが見られます。

背景には重要文化財でもある「旧寛永寺五重塔」がそびえ立ち、季節ごとに風情のある景観を楽しめます。

ここでは動物たちだけでなく、「日本の自然文化と動物の共生」にも注目してみましょう。


クマたちの丘

ヒグマ、マレーグマ、ツキノワグマなど、寒帯〜熱帯に住むクマたちが勢揃い。

異なる生態に合わせて屋内外の環境が設けられており、冬には一部のクマが冬眠する様子も見られます。野生の生態に寄り添った展示が特徴です。


ホッキョクグマとアザラシの海

北極圏の自然を再現した寒冷地の展示エリア

ホッキョクグマが水中を泳ぐ姿や、ゴマフアザラシ・アシカなどの遊泳を水中トンネルから観察できます。

特にホッキョクグマのダイナミックな動きは、撮影スポットとしても人気です。


東園は自然との調和を意識した展示が多く、「動物を見る」だけでなく「自然とともに学ぶ」体験ができるエリアです。正門からスムーズに入れるため、初めての方にもおすすめです。


🐼 上野動物園|西園の見どころと回り方のポイント

西園は、平坦で歩きやすく、展示施設の多くが屋内型または日よけのある構造になっているため、夏の暑さ・冬の寒さ・雨天にも強いエリアです。

ジャイアントパンダをはじめ、レアな動物や小動物・爬虫類の展示が充実しており、家族連れや動物好きにはたまらない見どころが揃います。


パンダのもり

西園で最も人気のスポットが「パンダのもり」です。

ここではジャイアントパンダがゆったりと暮らす様子を観察できます。

中国・四川省の自然環境を再現した広大な敷地で、竹林や小川も設けられており、まるで本来の生息地にいるような雰囲気。

開園直後は混雑しやすいため、「朝イチで入場→すぐ並ぶ」のが鉄則です。

また、同じ敷地内にはレッサーパンダやキジ類も展示されており、パンダと同じ自然環境に暮らす動物の生態にも注目できます。


アイアイのすむ森(マダガスカルエリア)

子どもの歌で有名な「アイアイ」は、実は夜行性。

暗室に設けられた専用展示で、木の枝を飛び移るような軽快な動きが見られます。

このエリアでは、他にもワオキツネザルやフォッサなど、マダガスカル島にしか生息しない貴重な動物たちが紹介されています。


小獣館

ミーアキャットやアルマジロ、ネズミの仲間など、小さな哺乳類や夜行性の動物が集まった屋内施設。

順路は階層構造になっており、暗い環境での生態観察ができます。

意外にも見どころが多く、子どもにも大人にも人気です。


ビバリウム(両生類・爬虫類館)

ガラパゴスゾウガメ、ヤドクガエル、オオサンショウウオなど、国内外の珍しい爬虫類・両生類が展示されています。

度・湿度が適切に管理された館内で、特別展が開催されていることもあります。

生き物好きなら見逃せない展示が目白押し。


キリン・カバ・オカピの屋外エリア

西園の開放的なエリアには、キリンやカバ、オカピ、サイなど大型草食動物がゆったりと過ごせる放飼場があります。

特にオカピは、世界的にも飼育が難しい希少動物で、上野動物園で出会えるのは貴重な体験です。


不忍池と水鳥エリア

園の西端に広がる「不忍池」は、文学やアニメでも描かれてきた名所。

池にはペリカンやツルなどの鳥類が展示されており、季節ごとにハスの花やカモの姿も楽しめます。

のんびりした時間が流れるエリアで、ちょっとした休憩にも最適です。


西園は、ジャイアントパンダを筆頭に、希少動物や観察向きの展示が多く、「静かにじっくり観察したい派」や「子どもと一緒に楽しみたいファミリー」に特におすすめのエリアです。


上野動物園の回り方|目的別おすすめルート

上野動物園をより楽しむには、「何を優先して見たいか」によってルートを変えるのがコツです。

ここでは所要時間の目安ごとに、タイプ別のおすすめルートをご紹介します。


ジャイアントパンダを見たい人向け|朝イチ西園コース(所要:約90分)

弁天門 または 池之端門 → 西園 → 東園へ抜ける

  • 9:30開園と同時に「弁天門」から入場(パンダのもりに最短でアクセス)
  • パンダのもり → アイアイのすむ森 → 小獣館 → ビバリウム(爬虫類)を短時間で巡る
  • 時間があれば不忍池を少し歩いて出口へ
    ※パンダ列は混雑必至。開園前に到着しておくのが理想。

子連れファミリー向けコース|ゆったり&ふれあい重視(所要:3時間〜半日)

正門 → 東園 → 西園の順で回るとスムーズ

  • 正門 → 日本の動物 → ゾウのすむ森 → ホッキョクグマ → クマたちの丘
  • モノレール跡地を渡って西園へ
  • キリン・カバ → 小獣館 → ビバリウム → パンダのもり
  • 最後は不忍池エリアでのんびり休憩

③ 半日で全体を回りたい人向け|しっかり見学派ルート(所要:4~5時間)

正門 or 弁天門 → 東園 → 西園 の全体ルート

  • 正門入園 → 東園をじっくり(ゴリラ・ゾウ・クマなど)
  • 昼食休憩(レストラン or 持参の軽食)
  • 西園へ移動 → パンダ → アイアイ → 小獣館 → キリン・カバ → 不忍池で締め

※坂道の多い東園を先に回ることで、後半は平坦な西園で体力温存できる構成。


写真映え・珍獣めぐりコース|マニア・カメラ好き向け(所要:約2〜3時間)

池之端門 → 西園 → 東園(逆回り)もおすすめ

  • 不忍池の蓮 → オカピ・ハシビロコウ → ビバリウム → アイアイ → パンダ
  • モノレール跡地を抜けて東園へ
  • 五重塔を背景にエゾシカやニホンリスを撮影
  • ゴリラの屋外放飼場やホッキョクグマの水中姿もシャッターチャンス

見たい動物・目的・滞在時間によって柔軟にルートを調整することで、より満足度の高い上野動物園の体験ができます。


上野動物園の混雑対策と知っておきたい便利情報

上野動物園はアクセスの良さもあり、土日・祝日や長期休みには非常に混雑します。

とくにジャイアントパンダのもりは常に行列ができているほど。ここでは、快適に過ごすための混雑回避テクと便利な施設情報を紹介します。


パンダ観覧の混雑対策

  • 開園前に並ぶのがベスト!
    開園時間の9:30前にはすでに長蛇の列ができています。とくに土日祝は8:30〜8:50頃には現地着が理想。

  • 弁天門または池之端門が近い
    西園の「パンダのもり」へは正門から行くよりも、弁天門・池之端門からの方が断然早く着けます。

  • パンダだけ見たいなら朝イチ集中型で!
    1〜2時間で西園を効率よく見て回るショートルートが有効です。

雨の日や猛暑の日でも安心な施設

  • 屋内展示が充実!
    小獣館、ビバリウム、アイアイの展示施設、ゴリラやトラの屋内展示エリアは、すべて屋根付き。雨や暑さを避けながら見学できます。

  • 屋根のある通路・ベンチも多い
    各所に日よけベンチや屋根付きの休憩所があります。東園から西園への連絡通路にある「藤棚休憩所」もおすすめ。

飲食・ランチ・トイレ情報

  • 【レストラン】
     西園の「カフェカメレオン」、東園の「レストランゆうえんち」は座席数も多く、メニューも豊富。

  • 【軽食】
     ホットドッグ・ソフトクリーム・飲み物などの売店が園内各所に点在。混雑時は早めの利用が吉。

  • 【持ち込みOK】
     弁当や水筒の持ち込みは可能。天気の良い日は不忍池周辺でピクニックも◎

  • 【トイレ】
     園内に多数あり、ベビーカーでも入りやすい広いトイレや多目的トイレも完備。

ベビーカー・バリアフリー対応

  • 正門・弁天門ではベビーカーの貸し出しあり(有料)
  • 園内は段差も少なく、スロープやエレベーター完備
  • 授乳室・おむつ替え台も点在し、赤ちゃん連れにも安心設計です。

上野動物園からの観光ついでにおすすめのスポット

上野動物園は立地にも恵まれており、周辺には美術館・博物館・商店街・下町観光エリアが充実しています。

どの入場門を利用するかによって、観光の流れが変わるのもポイントです。


正門から出るなら|上野公園&文化施設を満喫!

  • 東京国立博物館/国立西洋美術館/上野の森美術館
    すべて正門のすぐ近く。動物園で歩き疲れた後も、ベンチやカフェで休憩しながら文化に触れられる贅沢ルート。

  • 上野恩賜公園(上野公園)
    不忍池や桜並木が広がり、春は花見、夏は蓮、秋は紅葉も美しい。

  • 上野東照宮・上野大仏
    歴史好きに人気のスポットで、散策ついでに立ち寄れる距離。

弁天門から出るなら|アメ横・御徒町エリアで食べ歩き!

  • アメ横(アメヤ横丁)
    上野〜御徒町に続く商店街で、海鮮丼・ケバブ・スイーツなど多国籍グルメを楽しめます。

  • 吉池・多慶屋など激安ディスカウント店
    買い物目的でも楽しめるコース。パンダグッズの掘り出し物もあるかも?

  • JR御徒町駅・日比谷線仲御徒町駅が徒歩圏
    動物園からの帰り道に便利なアクセスルート。

池之端門から出るなら|谷根千エリアの下町情緒を満喫!

  • 根津神社・谷中銀座
    徒歩15〜20分程度で、レトロな街並みと猫の多い下町エリアへ。カフェ巡りや散策にもぴったり。

  • 不忍池〜蓮見橋の風景
    池のほとりをゆっくり歩きながら抜けるルートは、都会とは思えない静けさで人気。

どの出口から出ても“ついで観光”が楽しめるのが、上野動物園の大きな魅力です。
動物園をゴールにするもよし、スタートにするもよし。観光動線のハブとして活用しましょう。


まとめ|見どころ満載の上野動物園を効率よく楽しもう

上野動物園は、約300種・3,000匹以上の動物が飼育されている日本を代表する都市型動物園です。

園内は「東園」と「西園」に分かれ、それぞれに異なるテーマや展示方法が採用されています。

  • 東園では、ゾウ・トラ・ゴリラ・日本の動物たちを、自然の地形と調和した環境で観察可能
  • 西園では、パンダ・オカピ・小動物・爬虫類などを、屋内展示中心にじっくり観察できる

どの入口から入場するか、どの動物を見たいか、どのルートを通るかで体験の内容が大きく変わるのが魅力。

「パンダだけ見たい」「子連れでゆったり」「珍獣巡りをしたい」など、目的に応じた回り方を選ぶことで、短時間でも満足度の高い訪問になります。

また、動物園の周辺には博物館・アメ横・谷根千など観光名所も豊富なので、1日かけて“上野エリアまるごと満喫”も可能です。

ぜひ本記事を参考に、あなたにぴったりの回り方で上野動物園を楽しんでください!

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