上野動物園といえば、JR上野駅からすぐの立地と、日本で唯一のパンダファミリーが見られることで大人気の都立動物園です。
「今日ふらっと立ち寄りたい」「当日券ってまだ買えるの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、上野動物園は当日券の購入が可能です。
ただし、券売機の列に並ぶ必要があるため、混雑日にはオンラインチケットの方がスムーズに入園できる場合もあります。
この記事では、上野動物園の「当日券」の購入方法を中心に、チケットの種類・料金・営業時間・お得な年間パスとの比較まで、わかりやすく解説します。
上野動物園の関連記事一覧
上野動物園でチケットの当日券は、買える?

上野動物園では、当日券の購入が可能です。
現地に設置されている券売機または係員のいる窓口で購入するスタイルで、当日ふらっと立ち寄っても入園できます。
チケットの販売時間は16時まで。
閉園時間の17時より1時間早く締め切られる点に注意が必要です。
なお、池之端門からの入場は10時から販売開始となるため、朝一で入園したい方は正門または弁天門からがおすすめです。
また、購入した当日券はその場で使わなくても後日利用できます。
ただし、券が汚れて券種(一般・中学生など)が判別できない状態になってしまうと、入園を断られる可能性があるため、保管にも気をつけましょう。
次に、実際の買い方や支払い方法などを詳しく見ていきます。
上野動物園で入場できないことはある?入場制限の可能性について

上野動物園では基本的に入場制限は行っておらず、当日券を購入すれば誰でも入園可能です。
しかし、絶対に入れると断言できるわけではなく、ごくまれに一時的な入場制限が実施されるケースもあります。
過去の実例と現在の運用
2020~2022年のコロナ禍では、人数制限を伴う完全予約制が導入されていたため、「行ったけれど入れなかった」というケースが実際に起きていました。
ただし、2025年現在はこのような制限は解除されており、通常は問題なく入園できます。
想定される入場制限のケース
上野動物園では、以下のような場合に一時的な入場制限や臨時休園の措置を取る可能性があると公式に案内されています:
- 台風や地震などの自然災害時
- 危険な高温や大雪などの極端な天候時
- 園内トラブルや安全確保の必要がある状況
- 無料開放日など、極端な混雑が予想される日
このような状況では、事前にチケットを持っていても入園までに待たされたり、最悪入園自体が中止される可能性もゼロではありません。
対策:公式サイトでの事前チェックがおすすめ
突然の入場制限を避けるには、訪問前に「東京ズーネット(上野動物園公式サイト)」で営業情報をチェックするのがベストです。
特に台風接近や猛暑日などは、念のため確認しておくと安心です。
上野動物園でチケットの当日券の買い方|券売機・窓口の場所と決済方法

上野動物園の当日券は、園内3か所の入園門(正門・弁天門・池之端門)に設置された券売機または窓口で購入することができます。
券売機と窓口の違い
- 券売機:
基本的にタッチパネル式でスピーディー。
現金や一部のキャッシュレス決済が利用可能です。 - 窓口:
係員が対応してくれるため、障害者手帳の提示、年齢確認などが必要な場合はこちらの利用がおすすめです。
なお、池之端門の券売機は10時からしか利用できません。
他の2か所(正門・弁天門)は9時30分の開園と同時に販売開始されます。
支払い方法の種類と注意点
券売機や窓口では、以下の決済方法に対応しています:
- 現金
- クレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/アメックス/ダイナース/ディスカバー)
※タッチ決済は窓口のみ - 交通系ICカード(Suica/PASMOなど相互利用可)
※チャージはできない - QRコード決済(PayPay/Alipay/WeChatPay)
※こちらも窓口のみ対応
行列ができるタイミングに注意
休日や連休などは、券売機に並ぶ列が長くなることも珍しくありません。
そのため「すぐに入園したい」という方は、前もってオンラインチケットを購入しておくのも一つの方法です(後述します)。
上野動物園のオンラインチケットとの違いと注意点

上野動物園のチケットは、当日現地で購入できるほか、オンラインでも事前購入が可能です。
ただし、この2つのチケットには大きな違いがあります。
オンラインチケットは「日時指定制」
オンラインで購入するチケットは、「日付指定制」となっています。
入園する日が決まっている方には便利ですが、日付の変更はできません。
キャンセルできるのは来園当日の午前9時29分までで、それ以降はキャンセル不可となります。
また、キャンセルは申込単位で行われ、1枚だけキャンセルといった対応はできません。
全キャンセルとなる点にも注意が必要です。
「並ばずに入れる」は過信禁物
オンラインチケットを事前に購入していても、土日祝日や開園直後などの混雑時間帯には、入園の列に並ぶ必要があることもあります。
「オンラインなら並ばずにすぐ入れる」と思っていたのに、実際は行列に…というケースもあるため、過度な期待は禁物です。
また、スマホの電波が不安定になる場合もあるため、QRコードは事前にスクリーンショットを撮るか印刷しておくと安心です。
▷オンライン決済の対応ブランド
オンライン購入時に使えるのは以下のクレジットカードです:
- Visa
- Mastercard
- JCB
※アメックスやダイナースは利用できない点にご注意ください。
上野動物園の入園料と無料開放日

上野動物園は都立施設であるため、大人でも600円と非常にリーズナブルな価格で入園できるのが特徴です。
さらに、子どもや一部の都民などは無料になるケースもあります。
基本の入園料(2025年時点)
区分 | 個人料金 | 団体(20名以上) | 年間パスポート |
---|---|---|---|
一般(高校生以上) | 600円 | 480円 | 2,400円 |
65歳以上 | 300円 | 240円 | 1,200円 |
中学生(都外) | 200円 | 160円 | ― |
中学生(都内在住・在学) | 無料 | ― | ― |
小学生以下 | 無料 | ― | ― |
障がい者と付添者1名 | 無料 | ― | ― |
※65歳以上・中学生は年齢を確認できる証明書の提示が必要です。
※障がい者手帳は「ミライロID」でも対応可能です。
無料で入園できる特別な日
上野動物園では、以下の日程ですべての人が入園無料になります。
- 開園記念日:3月20日
- みどりの日:5月4日
- 都民の日:10月1日
また、以下の条件では一部の人が無料になります。
- 5月5日(こどもの日):すべての中学生が無料(都内外問わず)
- 老人週間(9月15日~21日):60歳以上の方とその付添者(1名)が無料
これらの日程は特に混雑する傾向があるため、早めの到着や平日の訪問がおすすめです。
上野動物園の開園時間・休園日|訪問前のチェックポイント

上野動物園に行く前に、開園時間や休園日をチェックしておくことはとても重要です。
特に、当日券を購入する場合は、券売機の稼働時間や閉園時間にも注意が必要です。
開園時間と入園受付時間
- 開園時間:9時30分~17時
- 入園およびチケット販売は16時まで
- 池之端門のみ10時から開門・販売開始
また、動物の健康管理のため、16時30分ごろから寝小屋に戻る動物も多く、見られないことがあります。
閉園間際の入園は避けたほうが無難です。
休園日(2025年時点)
- 毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 年末年始(12月29日〜1月1日)
ただし、まれに月曜日でも開園している日があります。
公式サイトの月別カレンダーまたは年間カレンダーで、最新の開園スケジュールを確認するのが確実です。
まとめ|上野動物園の当日券をスムーズに手に入れるには
上野動物園では、現地の券売機や窓口で当日券を購入することが可能です。突然思い立って訪れても入園できる柔軟さがある一方で、休日や連休などは券売機の前に長い列ができることもあります。
確実にスムーズに入園したい方は、オンラインチケットを事前に購入しておくのが安心です。
ただし、オンラインでも混雑時は列に並ぶ必要があるため、「絶対に並ばずに入れる」というわけではありません。
さらに、年間で複数回訪れる予定がある方は、年間パスポートや東京動物園友の会の会員制度を活用することで、よりお得に楽しむことができます。
訪問日時・同行者・混雑状況などに合わせて、自分に合ったチケットの購入方法を選びましょう。
パンダや多彩な動物たちとの出会いが、きっと素敵な一日になるはずです。