富士急ハイランドは富士山のふもと、標高約850mという高地に位置しており、都心と比べて気温が低く、天気も変わりやすいのが特徴です。
「どんな服装で行けばいいの?」「寒すぎたり暑すぎたりしない?」と迷う方も多いはず。
本記事では、春夏秋冬の気温の傾向と、それに応じたおすすめの服装スタイルを詳しく解説します。
さらに、動きやすさやマナー面で気をつけたいポイントもあわせて紹介。
※服装に合わせて用意したい富士急ハイランドの持ち物については、以下の記事で詳しくご紹介しています。

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富士急ハイランドの気候と気温の特徴

富士急ハイランドは、標高約850mの高原地帯に位置しています。
そのため、都心よりも気温が低く、天候も変わりやすいという特徴があります。
春や秋は朝晩と日中の気温差が大きく、夏でも朝夕は肌寒さを感じることがあるほど。
また、冬は本格的な寒さが訪れ、氷点下になる日も珍しくありません。
さらに、山の天気は変わりやすく、突然の雨や強風に見舞われることもあります。
こうした気候条件を踏まえ、季節に合わせた服装や持ち物の準備がとても大切です。
富士急ハイランドの服装選びの基本ポイント

富士急ハイランドを楽しむうえで、服装は快適さと安全性の両面でとても重要です。
特に絶叫系アトラクションが多いため、動きやすく、風にあおられても安心な服装を選ぶことが大切です。
動きやすい服装を意識しよう
アトラクションに乗る場面や、園内を歩き回ることを考えると、スカートよりもパンツスタイルが安心です。
しゃがんだり荷物を取ったり、小さなお子さんと一緒に行動する場合はなおさら、ストレッチ性のあるパンツやスニーカーとの組み合わせがベストです。
気温差に対応できる重ね着スタイル
春や秋、そして夏の朝夕は、気温の変化が激しいことがあります。
そんなときは、Tシャツ+薄手のカーディガンやパーカーといった脱ぎ着できる重ね着スタイルが活躍します。
とくにパーカーは動きやすく、肌寒さや日差し対策にも使えるので便利です。
下着が透けない&見えない服装を意識
夏は汗で服が透けたり、アトラクションで風にあおられたりすることがあります。
白いTシャツは透けやすいので厚手のものを選ぶか、サロペットやベストなどで重ねて着る工夫をすると安心です。
また、露出が多すぎる服装は他の来園者の視線が気になる場合もあるため、適度なカバーがある服装を心がけましょう。
富士急ハイランドにおすすめの靴・履き物とは?

富士急ハイランドでは、園内を長時間歩き回ったり、絶叫アトラクションに乗ったりすることが多いため、履物の選び方も重要なポイントです。
見た目のおしゃれさよりも、歩きやすさ・安全性・天候対応を重視することが大切です。
スニーカーが基本!歩きやすさ・安定感が最重要
もっともおすすめなのはスニーカーです。
園内はかなり広く、移動距離が長くなることが多いため、足への負担が少なく長時間歩ける靴が最適です。
また、富士急ハイランドの名物である絶叫系アトラクションでは、足がぶら下がるタイプや激しく揺れる乗り物も多く、靴が脱げる心配があると乗車を断られることも。
その点、しっかり足にフィットしたスニーカーなら安心して楽しめます。
ヒール・サンダル・厚底は避けた方がいい理由
- ヒール靴は長時間の歩行に向かず、坂道や段差も多いため疲れやすく危険です。
- サンダルやクロックスは脱げやすく、アトラクションの乗車制限に引っかかることもあります。
- 厚底スニーカーは見た目は映えますが、重心が不安定で転びやすいため避けたほうが無難です。
「せっかくおしゃれして行ったのに、足が痛くて早く帰りたくなった…」なんてことにならないよう、実用重視の履物を選びましょう。
雨の日は滑りにくい靴+替え靴下があると安心
雨が降ると、園内の通路やアトラクションの周囲は滑りやすくなります。
そのため、靴底にグリップのあるスニーカーや、撥水加工の靴がおすすめです。
また、靴の中が濡れると一日中不快なまま過ごすことになるため、念のため替えの靴下を持っておくと安心です。
軽量な防水スニーカーや、雨の日用のシューズカバーを活用するのも良いでしょう。
季節別|富士急ハイランドの気温とおすすめ服装
富士急ハイランドは季節ごとに気温差が大きく、服装を間違えると寒さや暑さで1日が台無しになってしまうこともあります。
ここでは、春・夏・秋・冬それぞれの平均気温の目安と、具体的な服装のポイントをご紹介します。
春(3月〜5月)|朝晩は冷える!薄手アウター必須

春の富士急は、3月なら最高気温が10℃前後の日も多く、都心の冬並みに寒い日もあります。
4月〜5月にかけては気温が上がってくるものの、朝晩は冷え込みます。
おすすめの服装
- Tシャツ+ニット or セーター+薄手コートまたはパーカー
- 足元は靴下+スニーカーで防寒
- 紫外線が強いため帽子やUV対策も忘れずに
夏(6月〜8月)|都心より涼しいが油断禁物

夏は最高気温が25℃前後になる日が多く、都心よりは若干涼しいですが、日差しが強く湿度も高い日もあります。
また、午後に雷雨が降ることもあるため、天気の急変にも注意が必要です。
おすすめの服装:
- 通気性の良いTシャツやリネン素材の服
- 薄手の羽織り(朝晩や冷房対策)
- 帽子・サングラス・日焼け止めを活用
- 念のためレインコートや折りたたみ傘も携帯
秋(9月〜11月)|日中との寒暖差に注意

秋は一気に気温が下がり、10月になると朝晩はかなり肌寒くなります。
11月には冬のような冷え込みを感じる日もあるため、防寒対策が必要な時期です。
おすすめの服装
- Tシャツ+長袖シャツやニット+防風パーカー
- 気温が10℃を下回る日は厚手のアウターも検討
- 足元は温かめの靴下+スニーカーで冷え対策
冬(12月〜2月)|氷点下の日も!完全防寒スタイルで

富士急ハイランドの冬は非常に寒く、日中でも0〜5℃前後、朝晩は氷点下になる日も多いです。
冷たい風も吹くため、しっかりとした防寒対策が不可欠です。
おすすめの服装
- ダウンジャケット・ロングコート・ヒートテック系インナー
- ニット帽・マフラー・手袋などの小物で体温キープ
- カイロも貼るタイプと持ち歩き用の両方があると便利
雨の日の服装ポイント|快適に過ごすための工夫

富士急ハイランドは山の天気ゆえに、突然の雨が降ることも珍しくありません。
また、夏でもゲリラ豪雨、冬はみぞれ交じりの雨など、季節によって雨の質も異なります。
そんなときでも楽しく過ごすためには、雨を想定した服装と準備が重要です。
レインコートは折りたたみ傘より便利な場面も
園内では傘を差して歩くこともできますが、アトラクションの待機列では傘が邪魔になることも多いです。
特に風が強い日や混雑時には、レインコートの方が実用的で安全です。
- 両手が空くため身動きが取りやすい
- 急な雨でもさっと着られる
- バッグごと覆えるポンチョ型が特に便利
カップルや家族連れで訪れる場合は、おそろいのレインコートで気分を上げるのも◎
透け・はり付き防止の素材を選ぶ
夏場にありがちなのが、濡れた服が肌にぴったり張りついて透けてしまう問題。
特に白Tシャツや薄手のレギンスなどは、雨に濡れると不快感と見た目の問題の両方が起こりがちです。
- 速乾性のあるポリエステル素材やスポーツウェアを選ぶ
- サロペットやジャンパースカートで重ね着を工夫する
- 足元はレギンスよりジーンズや厚手のパンツが安心
見た目よりも機能性を重視した服選びが、雨の日には特に重要です。
雨対策グッズを服装に組み合わせる
服装だけでなく、小物の活用でも快適さが大きく変わります。
- キャップ型レインハットやつば広の帽子で顔まわりをガード
- 撥水パーカーやゴアテックス素材のアウターを羽織りに
- 靴は防水スニーカーやスプレーを使用/靴用カバーも有効
- レインコートの下は薄着+貼るカイロで体温調整
また、濡れたものを入れるビニール袋やジップロックもあると重宝します。
富士急ハイランドのシーン別の服装【家族/カップル/絶叫派】
富士急ハイランドでは、誰と行くか・どう楽しむかによって、最適な服装も少しずつ変わってきます。
ここでは、「家族連れ」「カップル」「絶叫系アトラクション重視」の3パターンに分けて、おすすめの服装スタイルを紹介します。
小さな子ども連れの家族は“汚れてもOK+機動力重視”

家族連れで特に小さなお子さんがいる場合、抱っこやしゃがんだりする動作が増えます。
動きやすさ・汚れても気にならない服装が大前提です。
- トップスはゆったりめのTシャツやパーカー
- ボトムスはストレッチの効いたジーンズやジョガーパンツ
- 替えの服・靴下をリュックに入れておくと安心
- 帽子やUVカットパーカーで紫外線対策も忘れずに
カップルなら“動きやすさ+見た目のバランス”が◎

恋人とのデートで訪れる場合、見た目も気にしたいところですが、おしゃれ優先すぎると不便な場面が多いのが富士急です。
- スカートよりもワイドパンツやワンピース+レギンスなど、風対策になるスタイルがおすすめ
- シューズは必ずスニーカーで!アトラクションに乗れないこともあります
- 色味や帽子などをおそろいにして写真映えを意識すると◎
- 寒暖差があるので、彼氏の上着を借りる前提ではなく自分の羽織りを持参しましょう
絶叫アトラクション派は“戦闘服”レベルで動きやすく

朝から晩まで絶叫系コースターを制覇したいという方は、服装も機動力と快適性に全振りがおすすめです。
- 吸汗速乾のTシャツ+ストレッチパンツ
- ウエストポーチや小型ショルダーで荷物を最小限に
- キャップ+サングラスで日差し対策
- 髪はまとめる/フードはしまう/ヒモ類は結ぶなど風対策も万全に
- スカート・ヒール・ゆるすぎる服は完全NG
着替えが面倒なほどびしょ濡れになる水系アトラクションもあるので、タオルやレインコートも準備しておくと◎
富士急ハイランドの服装に合わせて用意したい持ち物【概要のみ】
富士急ハイランドでは、服装だけでなく、それに合わせた小物やグッズを準備しておくと、より快適に園内を過ごすことができます。
ここでは、季節や天候ごとにあると便利なアイテムを簡単にご紹介します。
春・秋におすすめの持ち物例
- 薄手のカーディガンやストール
- 折りたたみ傘・レインコート
- 手袋やインナーの重ね着用
夏におすすめの持ち物例
- 帽子・サングラス・日焼け止め
- ハンディファン(携帯扇風機)
- 汗拭きタオル・Tシャツの着替え
冬におすすめの持ち物例
- 貼るカイロ・持ち歩きカイロ
- マフラー・手袋・ニット帽
- インナー用防寒アイテム(ヒートテック等)
雨の日共通
- 撥水スプレーや防水グッズ
- 替えの靴下やビニール袋
- レインハットやポンチョ型レインコート
👉 詳しくは富士急ハイランドの持ち物リストもチェック!

富士急ハイランドの服装【まとめ】
富士急ハイランドは、標高が高く天候が変わりやすいため、季節や時間帯によって体感温度が大きく変化する遊園地です。
服装を間違えると、暑さ・寒さ・濡れ・疲れなどで一日が台無しになることも。
快適に過ごすためには、
- 動きやすさと気温差への対応
- アトラクション向けの安全性
- 雨や風など天候への備え
を意識して服装を選ぶことが大切です。
また、履物や服装に合わせた持ち物も事前に用意しておくと、急な天候の変化にも対応しやすくなります。
しっかり準備して、思いっきりアトラクションや景色を楽しんでくださいね!